秋山完と言う作家。
2001年5月19日朝までソードワールドのチャットセッションをやってまして昼まで寝てました。
起きてネットに接続するとどうやらイチローが今日も打って23試合連続安打の自己記録タイだそうです。イチローの連続安打を確かめるのも日課になって来ています。それ程長く打ち続けているとゆーコトでまあ、七年連続パリーグ首位打者はホント伊達じゃありません。凄いモノですよね。
ところで漸く昨日再読が終わった事もあって今日はいよいよ何度か名前を出した秋山完さんの小説のご紹介を。
日本の国産SF市場は森岡浩之さんの星界シリーズの登場を持ってようやく息を吹き返した、らしいです。しかし、ハヤカワSF文庫の裏でひたすらマイナーな存在の朝日ソノラマで寡作が響いて脚光を浴びないもののしっかりとした作品を書いている方が居ます。それが秋山完さんです。
『ペリペティアの福音』は秋山さんのデビューから三作目にして上中下三冊にわたる大作です。前作『ラストリーフの伝説』『リバティランドの鐘』と同世界異時代を扱っています。
出きれば『ラストリーフの伝説』から読み進めるのが一番なのですが作品の派手さではやはり『ペリペティア』が1番です。
銀河最大の葬祭社団(葬式屋)ヨミ・クーリエ社の新米祭司補ティックは銀河のゴミ捨て場と言われるペリペティアに散灰に向かう途中で千年の昔、銀河を100年間に渡って統一したと言うフォークト大帝の墳墓を巡る争いの渦中に巻き込まれます。
ティックは何故か枢機卿からテロに妨害された大司教の代理としてフォークト大帝の葬儀の祭司を任される事に。
しかし、葬儀は銀河最大の勢力を持つ<連邦>と、暗に連邦と手を結び遺伝子とクローンを駆使する医療バイオ複合企業体ゲルプクロイツ社、そして大帝を報ずる辺境49王国の様々な思惑の中、やがて大戦へのきっかけとなりつつあったのです。
見所はやはり世界設定でしょう。なにせメインとなるのがティックの属するヨミ・クーリエ社。葬儀屋ですよ?宇宙の巨大葬祭社団(笑)。ここからして笑えます。そして黒水仙と言う特殊部隊が操るのは棺桶!と霊柩車ならぬ霊柩機で宇宙船の主兵装は電磁火葬炉とまあ徹底してます(笑)。
対する悪役のゲルプクロイツ社は銀河の高貴な遺伝子を収集しクローンを作り臓器を培養し人体移植から食用にまで使ってしまう。そしてご多分もれず不老不死を目指し救世主の遺伝子を再現すべく暗躍したりしています。
これに銀河最大勢力<連邦>からは大統領の6歳のご息女が登場。フォークト大帝と言う伝説の存在を利用して銀河を混乱に落とし入れようと画策するワケです。(あ、ネタばれ)
ストーリーも陰謀劇、スペオペ、ラブコメ、艦隊戦、そして泣きとSFのあらゆる醍醐味をおりまぜたが故に少々散漫になりつつもしかし、三冊を一気に読ませます。
私としては森岡さんとこの秋山さん。それに富士見ファンタジアで書かれている野尻抱介さんを持って国産SFのこれからを担う三人とさせて戴きます。
公認ファンサイトはここ。リンク
とにかく一度読んでみて戴きたい作家さんの一人であります。
次は私の中では最高のファンタジー小説である、『ベルガリアード・マロリオン物語』を何処かでご紹介したいですね。
んでは今日はこれにて。
起きてネットに接続するとどうやらイチローが今日も打って23試合連続安打の自己記録タイだそうです。イチローの連続安打を確かめるのも日課になって来ています。それ程長く打ち続けているとゆーコトでまあ、七年連続パリーグ首位打者はホント伊達じゃありません。凄いモノですよね。
ところで漸く昨日再読が終わった事もあって今日はいよいよ何度か名前を出した秋山完さんの小説のご紹介を。
日本の国産SF市場は森岡浩之さんの星界シリーズの登場を持ってようやく息を吹き返した、らしいです。しかし、ハヤカワSF文庫の裏でひたすらマイナーな存在の朝日ソノラマで寡作が響いて脚光を浴びないもののしっかりとした作品を書いている方が居ます。それが秋山完さんです。
『ペリペティアの福音』は秋山さんのデビューから三作目にして上中下三冊にわたる大作です。前作『ラストリーフの伝説』『リバティランドの鐘』と同世界異時代を扱っています。
出きれば『ラストリーフの伝説』から読み進めるのが一番なのですが作品の派手さではやはり『ペリペティア』が1番です。
銀河最大の葬祭社団(葬式屋)ヨミ・クーリエ社の新米祭司補ティックは銀河のゴミ捨て場と言われるペリペティアに散灰に向かう途中で千年の昔、銀河を100年間に渡って統一したと言うフォークト大帝の墳墓を巡る争いの渦中に巻き込まれます。
ティックは何故か枢機卿からテロに妨害された大司教の代理としてフォークト大帝の葬儀の祭司を任される事に。
しかし、葬儀は銀河最大の勢力を持つ<連邦>と、暗に連邦と手を結び遺伝子とクローンを駆使する医療バイオ複合企業体ゲルプクロイツ社、そして大帝を報ずる辺境49王国の様々な思惑の中、やがて大戦へのきっかけとなりつつあったのです。
見所はやはり世界設定でしょう。なにせメインとなるのがティックの属するヨミ・クーリエ社。葬儀屋ですよ?宇宙の巨大葬祭社団(笑)。ここからして笑えます。そして黒水仙と言う特殊部隊が操るのは棺桶!と霊柩車ならぬ霊柩機で宇宙船の主兵装は電磁火葬炉とまあ徹底してます(笑)。
対する悪役のゲルプクロイツ社は銀河の高貴な遺伝子を収集しクローンを作り臓器を培養し人体移植から食用にまで使ってしまう。そしてご多分もれず不老不死を目指し救世主の遺伝子を再現すべく暗躍したりしています。
これに銀河最大勢力<連邦>からは大統領の6歳のご息女が登場。フォークト大帝と言う伝説の存在を利用して銀河を混乱に落とし入れようと画策するワケです。(あ、ネタばれ)
ストーリーも陰謀劇、スペオペ、ラブコメ、艦隊戦、そして泣きとSFのあらゆる醍醐味をおりまぜたが故に少々散漫になりつつもしかし、三冊を一気に読ませます。
私としては森岡さんとこの秋山さん。それに富士見ファンタジアで書かれている野尻抱介さんを持って国産SFのこれからを担う三人とさせて戴きます。
公認ファンサイトはここ。リンク
とにかく一度読んでみて戴きたい作家さんの一人であります。
次は私の中では最高のファンタジー小説である、『ベルガリアード・マロリオン物語』を何処かでご紹介したいですね。
んでは今日はこれにて。
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