『猫の地球儀』 秋山端人 電撃文庫
2001年5月28日『なら聞くがな!ぬしのロケットは夢やロマンを噴射して飛ぶのか!?』
『夢はかくも手前勝手なものだ』
−それは「いい」でも「悪い」でもない、「悲しいこと」なのだと思う。−
〜『猫の地球儀その2』幽の章〜
この日記の下にカウンターがあった!
と今更気付いた鴉です。こんばんわ。
一昨日引っ張った『猫の地球儀』読了しました。
まず内容のご紹介。
地球の衛星軌道上に浮かぶコロニーに残され孤立してしまった猫達はロボットをパートナーにしてその厳しい環境の中で生きてきました。
その中で今や魂の帰る場所として神聖視される地球に生きながら帰還する事を夢見て研究を重ねる猫がいました。彼等はスカイウォーカーと呼ばれましたがその夢は異端として体制から弾圧され、彼等は次々と追われては処刑されていきました。
しかし、その研究は猫から猫へと密かに受け継がれて行きます。
そして37番目のスカイウォーカーとして夢を引継いだ黒猫「幽」。
そして常に自分よりも強い者を探しそれに挑む事に命をかけて来たスパイラルダイバー「焔」。
二匹の猫の運命の邂逅はスパイラルダイバーの頂点を極めた「焔」に「幽」が挑戦する所から始まります。その決闘で十ニ秒にして破れた「焔」。「焔」は再戦を求めて「幽」を追い、そして「焔」を慕う「楽」と言う仔猫の存在を媒介として二匹の関係はもつれあっていきます。
果たして、「幽」の夢は。そして「焔」の矜持は…。
こんな感じでしょうか。始め、この小説を紹介して貰った時に「泣ける」本と言う事を聞きました。
確かに一番最後でほろり、とさせるのですが、それよりも私が強く印象を受けたのが上に引用した台詞です。
私としてはこの台詞に辿りつく為に是非この本を読んでみて欲しいと思います。
あまり感想を書くのはネタバレになる恐れ(今のままでもかなりネタバレですが)があるのでホンのちょっとにしました。
ちなみに泣きの本で思い出しましたが、今まで一番泣けた「小説」は皆さん何でしょう?。私は記憶にある中では浅田次郎氏の「日輪の遺産(講談社文庫)」が1番泣けました。浅田次郎氏は「蒼穹の昴」も結構泣きでしたが、とにかくこの一冊には参りました。電車の中で読んでしまって涙が止まらずに良い恥を書いたのが多分かなり印象的なんでしょうね(笑)
閑話休題。
本日お仕事の合間に立ち寄った古本屋と本屋で購入したのは、
・青田竜幸 「<天空>に散れ慟哭の星々」 富士見ファンタジア文庫
・秋田禎信 「閉鎖のシステム」 富士見ミステリー文庫
・青木基行 「クルスク大戦車戦」 学研M文庫
・浅田次郎 「地下鉄に乗って」 講談社文庫
・鄭大均 「日本(イルボン)のイメージ−韓国人の日本観−」 中公新書
最後の「日本のイメージ」から読み始めています。最近、教科書問題等で自分の中でまた印象が悪くなりつつある韓国。近くて遠い国についてまた少し読みたくなって購入しました。さて、どんな感じなのでしょうかね。
それでは今日はここまでに。
追記:昨日結構カウンタが回ったみたいです…あの文章ホントに皆さん読んだんでしょうか(^^;。
なんか歴史の知識の深い方からお叱りをいただかないか心配なのですが(笑
『夢はかくも手前勝手なものだ』
−それは「いい」でも「悪い」でもない、「悲しいこと」なのだと思う。−
〜『猫の地球儀その2』幽の章〜
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と今更気付いた鴉です。こんばんわ。
一昨日引っ張った『猫の地球儀』読了しました。
まず内容のご紹介。
地球の衛星軌道上に浮かぶコロニーに残され孤立してしまった猫達はロボットをパートナーにしてその厳しい環境の中で生きてきました。
その中で今や魂の帰る場所として神聖視される地球に生きながら帰還する事を夢見て研究を重ねる猫がいました。彼等はスカイウォーカーと呼ばれましたがその夢は異端として体制から弾圧され、彼等は次々と追われては処刑されていきました。
しかし、その研究は猫から猫へと密かに受け継がれて行きます。
そして37番目のスカイウォーカーとして夢を引継いだ黒猫「幽」。
そして常に自分よりも強い者を探しそれに挑む事に命をかけて来たスパイラルダイバー「焔」。
二匹の猫の運命の邂逅はスパイラルダイバーの頂点を極めた「焔」に「幽」が挑戦する所から始まります。その決闘で十ニ秒にして破れた「焔」。「焔」は再戦を求めて「幽」を追い、そして「焔」を慕う「楽」と言う仔猫の存在を媒介として二匹の関係はもつれあっていきます。
果たして、「幽」の夢は。そして「焔」の矜持は…。
こんな感じでしょうか。始め、この小説を紹介して貰った時に「泣ける」本と言う事を聞きました。
確かに一番最後でほろり、とさせるのですが、それよりも私が強く印象を受けたのが上に引用した台詞です。
私としてはこの台詞に辿りつく為に是非この本を読んでみて欲しいと思います。
あまり感想を書くのはネタバレになる恐れ(今のままでもかなりネタバレですが)があるのでホンのちょっとにしました。
ちなみに泣きの本で思い出しましたが、今まで一番泣けた「小説」は皆さん何でしょう?。私は記憶にある中では浅田次郎氏の「日輪の遺産(講談社文庫)」が1番泣けました。浅田次郎氏は「蒼穹の昴」も結構泣きでしたが、とにかくこの一冊には参りました。電車の中で読んでしまって涙が止まらずに良い恥を書いたのが多分かなり印象的なんでしょうね(笑)
閑話休題。
本日お仕事の合間に立ち寄った古本屋と本屋で購入したのは、
・青田竜幸 「<天空>に散れ慟哭の星々」 富士見ファンタジア文庫
・秋田禎信 「閉鎖のシステム」 富士見ミステリー文庫
・青木基行 「クルスク大戦車戦」 学研M文庫
・浅田次郎 「地下鉄に乗って」 講談社文庫
・鄭大均 「日本(イルボン)のイメージ−韓国人の日本観−」 中公新書
最後の「日本のイメージ」から読み始めています。最近、教科書問題等で自分の中でまた印象が悪くなりつつある韓国。近くて遠い国についてまた少し読みたくなって購入しました。さて、どんな感じなのでしょうかね。
それでは今日はここまでに。
追記:昨日結構カウンタが回ったみたいです…あの文章ホントに皆さん読んだんでしょうか(^^;。
なんか歴史の知識の深い方からお叱りをいただかないか心配なのですが(笑
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