本日はココリンクのオフ会に行ってまいりました。ほろ酔いなのでちょっとしたレポは明日にでも書こうか書くまいか。

上記、上下巻読了。ただ涙するのみ。
内容については先日書き記したし、まともに感想を書くには酔っているのでただ引用のみにて。

−(文中略)これほどおのれの宿命に屈せず、苦悩に抗い続ける侍が他にあろうか。神に挑み続ける人間が、他にあろうものか。
妻子を養うために主家を捨てる。しかし、恩と矜りとは決して忘れぬ。
守銭奴と罵られ嘲られても、飢えた者に一握りの飯を施す。
一見して矛盾だらけのようでありながら、奴はどう考えても、能うかぎりの完全な侍じゃった。−
−それはわしが後にも先にもこの世で初めて見た、まことの侍の姿じゃった。たったひとりの、いや、ひとりぼっちの義士の姿じゃった。
矢も盾もたまらずに、わしは土手を駆け登った。おのれも義士になりたかったからではない。ただ、あの男を殺してはならぬと思った。
誰が死んでもよい。侍など死に絶えてもかまわぬ。だが、この日本一国と引き替えてでも、この男だけは殺してはならぬと思うた。−
(文中 斎藤一の言葉)

混沌の幕末を生き、そして死んで行った、生き残った者達の見た最後の侍の物語です。

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鴉

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