恩田陸 『MAZE』 双葉社
2001年8月28日関東は蒸し暑い日が続いています。
昨日は銀座で雨に振られ、ドトールで雨宿りなんかしたりして。
同じ境遇の人が一杯いて、席が埋まってたので立っていたら、人の良さそうなご老人が対面の席を譲ってくれました。
勢い良く振る雨を眺めるのは好きです。妙にウキウキします。雨の音を聞きながら本を読むのが好きです。なんとなく落ちつきます。
仕事中でなければな。
さて、日曜日に図書館に行ってまた本を借りてきました。本日読了の『MAZE』もその一冊。
恩田陸さんと言うのも有名なのは無名なのかイマイチ良く解らない人です。作品がドラマ化されたりもしてますし、メジャーなんじゃないかと思うんですが。不思議と言うか妙に現実的で妙に幻想的な、微妙なバランスが面白い作品が多いのですが、このMAZEもご多分漏れず。
場所は明記されていませんが多分トルコ西部なのでしょう。『存在しない場所』『有り得ざる場所』と呼ばれる謎の遺跡が舞台です。その遺跡に入り込んだ人達がふっと消えてしまう。そう言う話から始まります。その謎を解いていくのが大筋のストーリーなのですが、やはり恩田節と言いましょうか。全編に渡り、夢か現か、と言う奇妙な浮遊感を感じます。ふわふわと、落ちつかないまま読み解いていくうちに、ふ、と終ってしまった。と言う感じ。
この、ふ、と言う感じが結構快感なんですよね(笑)。まだ恩田陸の小説を読んだ事が無いと言う方、この作品もそれ程長くないので手に取って見てはいかがでしょうか。まだ文庫版は出ていないですけれど。
昨日は銀座で雨に振られ、ドトールで雨宿りなんかしたりして。
同じ境遇の人が一杯いて、席が埋まってたので立っていたら、人の良さそうなご老人が対面の席を譲ってくれました。
勢い良く振る雨を眺めるのは好きです。妙にウキウキします。雨の音を聞きながら本を読むのが好きです。なんとなく落ちつきます。
仕事中でなければな。
さて、日曜日に図書館に行ってまた本を借りてきました。本日読了の『MAZE』もその一冊。
恩田陸さんと言うのも有名なのは無名なのかイマイチ良く解らない人です。作品がドラマ化されたりもしてますし、メジャーなんじゃないかと思うんですが。不思議と言うか妙に現実的で妙に幻想的な、微妙なバランスが面白い作品が多いのですが、このMAZEもご多分漏れず。
場所は明記されていませんが多分トルコ西部なのでしょう。『存在しない場所』『有り得ざる場所』と呼ばれる謎の遺跡が舞台です。その遺跡に入り込んだ人達がふっと消えてしまう。そう言う話から始まります。その謎を解いていくのが大筋のストーリーなのですが、やはり恩田節と言いましょうか。全編に渡り、夢か現か、と言う奇妙な浮遊感を感じます。ふわふわと、落ちつかないまま読み解いていくうちに、ふ、と終ってしまった。と言う感じ。
この、ふ、と言う感じが結構快感なんですよね(笑)。まだ恩田陸の小説を読んだ事が無いと言う方、この作品もそれ程長くないので手に取って見てはいかがでしょうか。まだ文庫版は出ていないですけれど。
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