『ブラックライト　上下』

ども。今日は寒かったですね・・・。
そーゆーワケでようやくコートを下ろしました。
朝の冷え込みは伊達じゃないです。
布団からますます出にくい季節になってしまいましたが。
えーと、今日『ブラックライト』を読了しました。S・ハンターの作品としては七作目、ボブ・リー・スワガーシリーズとしては二作目にあたります。
前作『極大射程』から数年。妻を迎えて隠遁生活を送るボブの元に小説家を目指す青年が訪ねて来ます。彼の目的は自分の父とボブの父、アールを結ぶ人と事件を小説にする事。幼い頃に悲劇的な事件で父を無くした思い出を精算する為、ボブは過去の事件を追い始めるのですが、そこには40年立って明らかにされる裏が…。
さすがに『極大射程』が大事件だったせいか、今回は少し小振りな感じを受けます。が、父と子の絆や因縁を解きほぐしつつ追いつ追われつの緊張感を持続させるミステリの醍醐味的なストーリテリングはさすがと言うべきで、勿論楽しめます。
上下巻で分量はあるのですが、それを忘れさせてくれる佳作でしょうか。

BUSINは少しずつ進めているのですが、グレーターデーモンを抜く為に現在修行中です。これは暫らくかかるのかな、と。

ところで、イスラエルとパレスチナ自治区の問題。アレは結構ヤバいですよ。アメリカは自分とこの件があるものだから簡単にイスラエルに釘はさせませんし。こうなるとイスラエルを止めるモノはなにものも無く。自治政府の高官が「これは宣戦布告だ」と言ったらしいですが、シャレじゃありません。マジです。そもそもハマスの犯行なのにアラファトと自治政府を叩くのは完全に筋違いではないかと。テロで問題を起こして一番困るのは自治政府ですし、ハマスをどうこうする程、今のアラファトと自治政府が影響力を持っているとも思えません。
結局はアメリカの居ぬ間のイスラエルの暴走。でもテロで人が何十人と死んでいるのもまた事実。
改めて中東問題の根深さに溜息が出ます。
アッラーはいつまでパレスチナの人達に試練を課すのでしょうか。