今週の読了日記。

2002年2月1日
購入品。

ミステリ・アンソロジー II  殺人鬼の放課後/著:恩田 陸:小林 泰三:新津 きよみ:乙 一/角川スニーカーミステリ倶楽部
水の牢獄/著:咲田 哲宏/角川スニーカーミステリ倶楽部
牙王城の殺劇/著:霞 流一/富士見ミステリ文庫
海の覇者トマス・キッド 風雲の出帆/著:ジュリアン・ストックウィン/ハヤカワ文庫
大密室/著:有栖川有栖:恩田陸:北森鴻:倉知淳:西澤保彦:貫井徳郎:法月倫太郎:山口雅也/新潮文庫

アンソロジーは恩田陸の短編が秀逸。残り三篇はミステリと言うよりはホラー色が高く、ホラーが苦手な私には少し。乙一の小説を初めて読みましたが、確かに筆致はなかなかかと。他の作品も読んでみようかとは思いますが。
『水の牢獄』は『竜が飛ばない日曜日』でデビューした著者の第二作。唐突な死とその前で諦めずに戦う主人公達と言うシチュエーションは前作の雰囲気を踏襲しています。
最初のほのぼのイメージのままで読み続けるとがくっと来ますが。淡々とストーリーが進むのは良いのですが、もう少し盛り上げ所があっても良いかな、と。ラストもイマイチ盛り上りませんでしたし。悪くはないんですが。
『牙王城の殺劇』・・・大バカミスです。以上。

ボライソーシリーズ以来久しぶりの18世紀イギリスの海洋モノであるトマス・キッドシリーズの第一巻はこれまでの主人公が士官だったのに対して水兵からの出発。新鮮な視線を期待したいと思います。
大密室はハードカバーよりの文庫化ながら西澤保彦さんの読み切りがついてお徳。このラインナップは買わないとでしょう。

さて、心置きなく読むコトにします。

コメント

鴉

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