ハイウイング・ストロール
2004年3月2日 読書
ISBN:4257770279 文庫 小川 一水 朝日ソノラマ ¥629
『導きの星』『第六大陸』を書き上げて好評を博し、一躍若手SF作家として少しメジャーになって来た小川一水。
『SFが読みたい!2004年版』
http://shope.goo.ne.jp/se/sv/rt/prid/61000102_02406454/txid/00299
では秋山瑞人×冲方丁×小川一水座談会が掲載されていて中々面白かったりもしました。ご興味がある方は立ち読みででもご覧になっては如何でしょうか。
閑話休題。
今回の『ハイウイング・ストロール』は飛行機モノ。
作者の公式ページ『小川遊水池』でのあらすじはこんな感じ。
http://homepage1.nifty.com/issui/
仕組みは作者がネットゲームに感化されたと語るように、ゲーム感覚。乗る機体のパーツを改良して性能をあげ、より危険な狩場を目指す。危険な狩場の「浮獣」ほど高く売れ、また機体を改良する資金を貯めると言うパターン。
この世界観と空戦シーンだけでも中々読めますが、そこにリオとジェンカの関係から読んで行くと疑問に思うであろう『この世界の仕組みの果て』の仕掛けまできっちり詰め込んでどうだとばかりの一作にしたてあがっています。
小川一水の欠点としてどうしても話が設定よりでキャラクターが書ききれていないとか、頑ななハッピーエンド志向とか色々言われます。まあ確かにそのきらいはあるのですが、それを差し引いても尚、一気に読めて爽快感を感じられる作品に仕上がったと言えるのではないでしょうか。
『導きの星』『第六大陸』を書き上げて好評を博し、一躍若手SF作家として少しメジャーになって来た小川一水。
『SFが読みたい!2004年版』
http://shope.goo.ne.jp/se/sv/rt/prid/61000102_02406454/txid/00299
では秋山瑞人×冲方丁×小川一水座談会が掲載されていて中々面白かったりもしました。ご興味がある方は立ち読みででもご覧になっては如何でしょうか。
閑話休題。
今回の『ハイウイング・ストロール』は飛行機モノ。
作者の公式ページ『小川遊水池』でのあらすじはこんな感じ。
http://homepage1.nifty.com/issui/
トリンピア島に住む15歳の不良少年リオのもとを、ある日突然、年上の女ジェンカが訪れる。作者曰く『航空狩猟SF』のこの小説。
「ケンカを売る元気があるんだったら、狩りをしてみない?」
連れて行かれたのはさまざまなプロペラ戦闘機の並ぶ飛行場。右も左もわからないままリオは戦闘機の後席に乗せられ、ジェンカとともに空へ舞い上がる。
そこで彼が見たのは、美しく凶暴な「浮獣」たちと、それを狩る勇猛果敢な「翔窩(ショーカ)」たちだった。
重素の海に島々の浮かぶアルタウス多島界を舞台に、リオとジェンカの大冒険が始まった!
仕組みは作者がネットゲームに感化されたと語るように、ゲーム感覚。乗る機体のパーツを改良して性能をあげ、より危険な狩場を目指す。危険な狩場の「浮獣」ほど高く売れ、また機体を改良する資金を貯めると言うパターン。
この世界観と空戦シーンだけでも中々読めますが、そこにリオとジェンカの関係から読んで行くと疑問に思うであろう『この世界の仕組みの果て』の仕掛けまできっちり詰め込んでどうだとばかりの一作にしたてあがっています。
小川一水の欠点としてどうしても話が設定よりでキャラクターが書ききれていないとか、頑ななハッピーエンド志向とか色々言われます。まあ確かにそのきらいはあるのですが、それを差し引いても尚、一気に読めて爽快感を感じられる作品に仕上がったと言えるのではないでしょうか。
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