Mew mew!―Crazy cat’s night
2004年7月22日 読書
ISBN:4840227306 文庫 成田 良悟 メディアワークス 2004/07 ¥641
いつもの如く騙し騙されのゴタゴタの後、最後にストンと纏めるのはまさに職人芸ですね。今回は目立っているキャラが少なく悪役も少々パワーダウンの感はありますが、主人公のチェーンソー娘なんてのは二重人格気味な所なんかはまさにライトノベルキャラの典型なんですが、その動機と、その動機の為の決意のあたりなんかで上手く独特のキャラクター付けをしている訳で、このあたりも流石の妙と言う所です。
まあ単純に勢いに乗って読めますよと言う事で。最後の決着の付き方とか、好きだなぁ。
この島物もシリーズ化の勢いで次は『がるぐる!』に続きます。
戌井他、バウワウ!キャラも帰ってきそうですし、次回はバトルロイヤルか?
逃げる鼠を、猫は追う──。バウワウ!の続編的な一作。バウワウ!を読まなくても大丈夫なように、とは後書きに書いてありましたが読んだ方が良いですね。バウワウ!を読んでいないと島の存在が唐突過ぎるような気がしてイマイチノれないかも知れません。
九龍城さながらの無法都市と化した人工島。
その島に捨てられた子供たちは“鼠”だった。地下に棲み、暗い路地を走り、あらゆる物を喰い荒らし──そして、この島から逃げたがっていた。まるで、レミングのように──。
その島で育った少女は“猫”だった。可愛らしく、しなやかで、全てを切り裂く“爪”を持っていて──そして、この島を護り続けていた。まるで、ハウスキャットのように──。
彼らはいずれ巡り会う、何しろ“猫と鼠”なのだから……。
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/sinkan.php#8
いつもの如く騙し騙されのゴタゴタの後、最後にストンと纏めるのはまさに職人芸ですね。今回は目立っているキャラが少なく悪役も少々パワーダウンの感はありますが、主人公のチェーンソー娘なんてのは二重人格気味な所なんかはまさにライトノベルキャラの典型なんですが、その動機と、その動機の為の決意のあたりなんかで上手く独特のキャラクター付けをしている訳で、このあたりも流石の妙と言う所です。
まあ単純に勢いに乗って読めますよと言う事で。最後の決着の付き方とか、好きだなぁ。
この島物もシリーズ化の勢いで次は『がるぐる!』に続きます。
戌井他、バウワウ!キャラも帰ってきそうですし、次回はバトルロイヤルか?
コメント