GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で
2004年11月8日 読書
ISBN:4829162732 文庫 桜庭 一樹 富士見書房 2004/10 ¥588
そしてその中でもまがりなりともミステリ、を名乗れる作品がこちら『GOSICK』シリーズ。
一冊一冊がきちんと出来ているだけでなく、自然に敷かれるヴィクトリカの謎の伏線。そしてヒロイン、ヴィクトリカ自身がなんというか、巻を追うごとに可愛くなっていくんですな、これが。
今回も謎解きは単純なものでそれ自体では面白くもなんとも無いところをうまーくキャラクターを使って料理している。これが上手いですね。風邪引きヴィクトリカが妙に可愛かったり、ヴィクトリカの兄のブロワ警部の意外な一面が明かされたりして本筋以外の所でも飽きません。
頑張っているなと応援したいシリーズです。
険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。その広大な敷地の奥の奥に、迷路庭園をくぐりぬけた者だけがたどりつく小さな家がある。その童話の世界のような場所で囚われの妖精―少女・ヴィクトリカは寂しく、想いをめぐらしていた。まだ見ぬ書物について。世界の混沌について。そして、とある少年のことについて。日本からの留学生・九城一弥は、風邪をひいたヴィクトリカをおいて、ソヴュール王国の首都ソヴレムを訪れる。姉、アヴリル、セシルのお使い―という宝石を手にいれるために。巨大な高級デパートで買い物をする彼は、闇の奥に光る人形の瞳を目撃する。動き出すマネキン。消える人々。そして、闇の中に蠢く謎。ヴィクトリカの知恵の泉の手助けなしに独り一弥は謎に挑むが…。絶好調ゴシック・ミステリー第三弾!書店でもかなり取り扱いが減り、入手自体が困難になりつつある富士見ミステリ文庫ですが、その分、最近の作品は結構粒ぞろいになっているような気がします。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200407000284
そしてその中でもまがりなりともミステリ、を名乗れる作品がこちら『GOSICK』シリーズ。
一冊一冊がきちんと出来ているだけでなく、自然に敷かれるヴィクトリカの謎の伏線。そしてヒロイン、ヴィクトリカ自身がなんというか、巻を追うごとに可愛くなっていくんですな、これが。
今回も謎解きは単純なものでそれ自体では面白くもなんとも無いところをうまーくキャラクターを使って料理している。これが上手いですね。風邪引きヴィクトリカが妙に可愛かったり、ヴィクトリカの兄のブロワ警部の意外な一面が明かされたりして本筋以外の所でも飽きません。
頑張っているなと応援したいシリーズです。
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