ISBN:4840229104 文庫 水瀬 葉月 メディアワークス 2005/01 ¥620
過去の悪夢を祓うため、絵馬は全てを懸けて戦いに挑む!
 かつて優しい父がいた。愛に溢れた母がいた。そして彼らの間で幸せな日々を送る幼い少年がいた。だが、全ては失われてしまった。逃がし屋・絵馬が担った仕事における、最悪の失敗。取り返しのつかない過ち……。
 そしていま、また一つの幸せな家族が引き裂かれそうになっていた。絵馬は結界師としての全ての力を使い、家族の幸せを分かつ者──5人の妖狐の長が治める里へ戦いを挑む! 倫太郎の家族を救えなかった、あの過去の悪夢を蘇らせないためにも……。
結界師シリーズもはや3巻。今回はストーリー的には予定調和に収まってしまってややパワーダウンの印象を受けました。ストーリー展開が読めてしまって最後もあっさりとハッピーエンドになってしまうのでもう少し一族間の確執とか恩讐みたいなのを感じさせてもらえないとあっさりとしすぎですね。
読みやすいのは○なんですが。絵馬もイマイチ活躍しなかったしねぇ。地雷ではないんですが。そこそこ読めて面白いんですが。もう一つパンチを効かせてくれないかなというのが素直な感想でした。

コメント

鴉

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