ISBN:4840230005 文庫 成田 良悟 メディアワークス 2005/03 ¥662
彼女の愛は軋んでいて、そして全てを切り裂いた。成田良悟が描く話題騒然の人気シリーズ、第二弾!
人を愛することが不器用な人間が集う街、東京・池袋。自分の立ち位置を悩む少女、セクハラ疑惑の教師、池袋を取材する三流雑誌記者、黄色いバンダナを巻いた黄巾賊、池袋最強のチンピラ、様々な裏情報を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る“首なし(デュラハン)ライダー”。そんな彼らが連続通り魔事件に巻き込まれ、池袋が壊れ始めていく──。
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/
成田良悟は少し落ち着いてきたのかな?と言う感じのデュラララの第2巻。相変わらず様々なキャラ視点をザッピングしながら話が進みラストでその裏側の繋がりを開陳すると言う如何にもPBM的構造になっています。章前のチャットや文中の会話に実在のライトノベルや漫画の話題を潜り込ませるなど茶目っ気たっぷりな所もありますが、キャラの特徴や特殊能力はさすがにネタが尽きてきたのか今回はパワーダウンの印象があります。
それでもストーリーのテンポは良いですし、ラストのエピローグ&ネクストプロローグでしっかり唸らせてくれて及第点。
ちょっと辛口になるのはさすがに飽きてきたからなのかな(笑)
この人の小説はいつも思うんですがテーブルトークRPGのシナリオでやってみたいなと思います。意外とやっている人、居るんじゃないかな?

コメント

鴉

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