ISBN:4829117168 文庫 貴子 潤一郎 富士見書房 2005/05/20 ¥651
"両親を亡くし教会にひきとられ育った少年・薫。ある日彼が学校から帰ると、神父に義兄の真澄とともにある老人のもとへ連れて行かれる。そして長剣を渡され、告げられた。「今日からお前はエスクードとなるのだ」と。"
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200502000250
『12月のベロニカ』『眠り姫』と落ち着いた文体で泣きポイントをくすぐる作品を送り出す貴子潤一郎の三冊目。
結論。主人公存在感無さ杉。後半は盛り上がったものの中盤までがかり厳しい。主人公のお株を奪うレイニーやアルフェイムのキャラの立ち方に比べてヒロインの筈のレディキィとか主人公とかなんか居なくてもよいし!なんで居るのって感じだし。
結局最後には色々伏線が解かれて、成る程、さすが貴子さんと頷けるのだけれど、途中で何度かもう読むのやめようと思いましたが。
しかもこの人、ストーリー作りの人でアクション書くのあまり上手くない気がするのでこーいうアクション系小説はキッツいのではないでしょうか。個人的には眠り姫の時の探偵さんの続編とか希望なんですが。
まあ次巻に期待を持たすかな。

コメント

鴉

お気に入り日記の更新

日記内を検索