銀狼の花嫁 魔術師ベルガラス ◎
2005年7月19日 読書
ISBN:415020392X 文庫 宇佐川 晶子 早川書房 2005/07 ¥882
今回の話はマロリオン物語のエピローグの後、ガリオンやダーニクにせがまれたベルガラスが(嫌々ながら)自分の過去を語ると言う形式になっていて完全なベルガラス一人称で書かれています。
つまりベルガリアード・マロリオン物語を読んでいないと意味不明の箇所があり、単独で読むのはどうかと思われます。そもそも原作はマロリオン物語が出てから期間をおかずに出ておりしっかり続き物なのですが、日本では結局マロリオン完結かせ10年以上の時間がたっており新装版も漸くベルガリアードが完結した所と、ちぐはぐ感はありますね。
ですが待っていたファンにとっては所々で出てくるベルガラスの呼びかけやベル・マロにかかわるエピソードへの言及など非常に楽しめる一作になっています。
これまで語られなかったベルガラスの失われた兄弟弟子達の物語や、それぞれの神がまだ地上に居た時のエピソード、そしてチェレクと三人の息子たちのキャラクター。
預言書でしか知られなかった過去が赤裸々に語られるというこの楽しみが今作の醍醐味ですね。
続刊、そしてポルガラの物語、今からとても楽しみです。
光と闇、ふたつの“予言”が織りなした運命のゲーム―“ベルガリアード物語”で語られた壮大な叙事詩の陰には、歴史をみつめ、動かしてきた魔術師ベルガラスの姿があった。ついにキタコレ。物語の前史にあたる魔術師ベルガラスの物語。待ちに待ったエディングス氏の新刊がハリポタ人気にあやかってついに出版です!
そして戦いを終えた今、愛すべき老魔術師は、七千年におよぶみずからの人生を振り返る。
その生い立ちから神の弟子となるまで、かけがえのない者たちとの出会いと別れなど、数々の秘密が明かされる待望の“ベルガリアード物語”前史、ついに開幕。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9979701153
今回の話はマロリオン物語のエピローグの後、ガリオンやダーニクにせがまれたベルガラスが(嫌々ながら)自分の過去を語ると言う形式になっていて完全なベルガラス一人称で書かれています。
つまりベルガリアード・マロリオン物語を読んでいないと意味不明の箇所があり、単独で読むのはどうかと思われます。そもそも原作はマロリオン物語が出てから期間をおかずに出ておりしっかり続き物なのですが、日本では結局マロリオン完結かせ10年以上の時間がたっており新装版も漸くベルガリアードが完結した所と、ちぐはぐ感はありますね。
ですが待っていたファンにとっては所々で出てくるベルガラスの呼びかけやベル・マロにかかわるエピソードへの言及など非常に楽しめる一作になっています。
これまで語られなかったベルガラスの失われた兄弟弟子達の物語や、それぞれの神がまだ地上に居た時のエピソード、そしてチェレクと三人の息子たちのキャラクター。
預言書でしか知られなかった過去が赤裸々に語られるというこの楽しみが今作の醍醐味ですね。
続刊、そしてポルガラの物語、今からとても楽しみです。
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