時をかける少女

2006年8月13日 映画
時をかける少女
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

ネットで絶賛されているこの映画。
わざわざ気合を入れて新宿まで出張ってみてきたのだが。
正直言って、素晴らしい。
とてつもなく極上の青春ムービーだ。
主人公の真琴が画面一杯に躍動する。
笑う、驚く、呆れる、困る、そして、泣く。
その一つ一つの表情が非常に印象的だ。
そしてタイムリープ。SF的なこの設定が全く違和感無く、ストーリーに受け入れられている。そして繰り返されるリープを真琴と共に、最初は楽しく、そして途中から戸惑いながら、最後にはハラハラしながら体験していく事になる。
主人公、真琴と言うおおらかな、愛すべきキャラクターとテンポの良いストーリー演出は二時間近くの時を、あっというまに過ごさせてくれる。これもまたタイムリープ。
締め付けられるような感動。そして切ないラスト。余韻と共に訪れるEDテーマさえもが作品との一体感に溢れており、エンドロールが終わるまで席を立つ人は居ない。
こうして繰り返された夏の一日は終わるのだ。

また、この映画にはかつて「時をかけた少女」であった芳山和子(原作の主人公)が「魔女おばさん」として登場する。彼女が今、時をかけていく真琴をどうした思いで見、そして相談に乗るのか。それもまた今作の醍醐味だろう。

とにもかくにも見所たっぷりの二時間弱。
評判に偽り無し。なのは確かだった。
鴉

お気に入り日記の更新

日記内を検索