ISBN:4044710031 文庫 十文字 青 角川書店 2005/04/28 ¥620
異界生物が跋扈する危険な地下空間に、一人たたずむ侵入者マリアローズ。突然目の前に美少女魔術士が落ちてきたことからとんでもない騒動が始まった−−誇り高き仲間たちの最初のエピソード。初出し短編も収録。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200412000313
薔薇のマリアシリーズ第三巻はクランZOOにマリアローズが入団するその馴れ初めの話。
安心して読めるRPG小説。シリーズ物の長所を生かし、しっかりと立ちつつあるキャラクターを軸に上手に纏めた良作。
前ニ作と違って変に説明臭い文章も少なくなりすっきりと素直にダンジョンでのパーティプレイの妙を楽しめます。
本編はこれからかなり重くなりそうなので良いインターミッションになったと思います。
このシリーズは好きだ。なぁ。
東急沿線某Barで。

プリンスホテル限定ブレンデット→ベリーズベスト アイラ8年(ハーフ)→ラガヴーリン ダブルマチュアード1988→ハイランドパーク バイセンテナリー1977→キール

プリンスホテルのブレンデットが飲みやすくて一杯目に最適。香りもしっかり合って良い酒。ベリーズベストのアイラは香りはボウモアっぽくヨード香は弱いけれど味はガツンとスモーキーでタフなアイラの味。ラフロイグとカリラの色が強いような印象。
ラガヴーリンのペドロヒメネス樽のダブルマチュアードは久しぶりに飲んだけれどキツさ抑え目、甘さ増量のまったり派で落ち着いたシェリー風が味わえる。ハイランドパークバイセンテナリーは香り味ともに小慣れているが飛びぬけたものが無いと言う感じ。もうちょっと余韻があれば納得なんだけれど。まあハイランドパークとしてはCP良い方かもしれず。
ここの常連さんは気の良い人が多くて良く話をしてくれたりします。落ち着いて飲むのも良いけれど、まあたまには他愛も無い話をしながら飲むのも良いものです。そこがBarの面白さ、じゃないですかね。

CROSS † CHANNEL

2005年5月3日 ゲーム
今更ながらこのCROSS†CHANNELをプレイしたのはまあNANAKA†CRUSH!!の影響も大きいんですが(笑)
http://www.geocities.jp/lledoece/nanaca-crash.html
やったのはWin版で勿論エロゲーなわけですがやり終えてみると昔やったエルフのYU-NO以来の深い余韻のあるゲーム・・・と言うより作品でした。
最近のセカイ系とかイタイ系のライトノベルは数段及びませんね。
奈須きのこ氏が「絶対に超えられない壁として君臨する作品」と絶賛したらしいですが成る程と思います。
内容は印象と違いループ物でしかも結構重いテーマがある訳ですがキャラクターの魅力がそれを凌駕し最後の切ない結末の余韻を奥深いものにしてくれています。
久しぶりにハッピーエンド以外のストーリーでやって良かったと思えるノベルゲームでした。
少し、陶然としています。

5月3日の日記

2005年5月3日 日常
ぼーっとWeb巡回していて『誰が為に鈴が鳴る』さんに到着。
http://youkanman.com/

見ていて感動したのが『物凄い追い込み』
http://youkanman.com/archives/200504/26-2018.php

末脚凄すぎ!

この他、色々動画があって楽しいサイトですね。

笠取山。

2005年5月4日 日常
ゴールデンウィークの合間に奥秩父の笠取山に登りに言ってきました。
http://www.gsj.jp/Info/100mt/kasatori/kasatori.html

7時過ぎに出発し、渋滞も無く現地に9時45分頃に到着。作場平口の駐車場に車を止めて山登りとなります。
標高は高いながら登り道はそれ程急ではなく、ヒッチハイクには丁度良い行程ではないでしょうか。
それでも日頃の運動不足がたたってひぃひぃ言いながら登っていましたが、快晴の中、見晴らしの良い笠取小屋での食事は良いものでした。山頂まで行くつもりだったのですが時間の都合で途中の分水嶺にて帰路に。
帰り道はさすがに渋滞し、14時過ぎに帰路についたものの、途中の寄り道なども含めて帰り着いたのは21時の事でした。
疲れましたが中々良い旅行となりました。
ISBN:4198506620 新書 小川一水/森福都/横山信義/羅門祐人 徳間書店 2005/04/16 ¥940
地球を襲った末曾有の災害「大転倒」。地球の地軸が九〇度近く「転倒」するという事態によりあらゆる災害が地球上を襲い、人類社会は壊滅状態に陥った。しかし、月面都市へ移住していた二〇万人の人類は、難を逃れた。彼らは自らを人類文明の継承者と定め、「汎人類世界政府」を設立、地表に七つの都市を建設する。そして七都市に対する自らの圧倒的支配力を揺るぎない者とするため、「オリンポス・システム」という、地上五〇〇メートル以上を飛行する物体を迎撃するシステムを構築し、各都市から航空・航宙手段を奪った。かくして月面都市による地上の絶対的な支配体制が確立されたかに思えたが、その終焉は意外に早かった。未知のウイルスによる疫病により、今度は月面都市の人類が、死滅する。「オリンポス・システム」の寿命は最短でも後二〇〇年、七都市の住民たちは空を奪われた状態のもとで、限られた人類社会の覇権を巡って、互いに抗争を繰り広げることとなった……。
http://www.tokuma.jp/CGI/book/base/books.cgi?proc=4&;isbn=4-19-850662-0

田中芳樹の同名小説の世界感を基に四人の作家の物語を集めた中編集。七都市物語が出版されたのは1990年3月。続編を熱望されながら15年間放置された物語だけに感慨もひとしおのものがあります。
小川一水はニュー・キャメロットとタデメッカの両市の一時的な協力の下、隆起し地峡となったジブラルタルに運河を通そうとする人々の物語でプロジェクトX系の作品の多い小川一水らしい作品。
森福都はオリンポス・システムを無効化する技術をアクロイニアに売り込むある少数民族の男と、その技術を巡るサンダラーとアクロイニアの策謀の物語。
横山信義は仮想戦記作家らしく、ブレノス・ゾンデ攻防戦時の潜水艦による通商破壊とそれを掃討せんとするサンダラーのハンターキラーグループの海上護衛戦の物語。
羅門祐人はプリンスハラルドで食い詰めた軍事研究者達があるきっかけで海面飛翔体開発プロジェクトに立ち上がる物語。
4人の作家さんそれぞれが自分の特徴を生かした作品を仕上げていて、七都市物語世界と言う事だけでなく楽しめる一冊に仕上がっています。
個人的にも大満足なのですが一点残念なのは、羅門氏の作品に出てきたユーリ・クルガンが全く別人だった事。
これにはかなり違和感を覚えました。
それと田中芳樹特有のキャラクターの名台詞、と言うのが今回は無かったのですが、これはまあ原作のメインキャラの登場シーンがそもそも少ないのでしょうがないでしょう。
このまま色々続けて欲しいものですが、このクオリティで次を出すのは大変そうな気がします。森岡浩之氏や野尻抱介氏、冲方丁氏、秋山完氏などの若手が集結したら・・・うわ、凄い面白そう。(無理だろうけど)

オフ会でした。

2005年5月7日 日常
数年来のWebのお知り合いの方々と久しぶりにオフで会合。
横浜駅西口にて集合したのは9名。久々の顔有り、お初の顔有り。Web上で出会った場も既に無いと言うのに会うと何故かほっとするメンバー。
前日にメッセで連絡があり、一番地理に詳しいだろう自分が案内をする羽目になる。9名だと昼食からして入れる場所が難しい。
以前某Barのマスターに教えられてランチを食べた事のあるレストランをあてにして移動するのだが、無事入ってメニューを見て気づく。土日はランチやってないのね!(´・ω・`)ショボーン
おかげで少々財布に痛いランチになってしまうがまあクオリティはそんなに悪くなかった・・・と思う。多分。
その後、これまた久々にカラオケを、しかも4時間と言う長時間に渡って。何気に疲れる。まあしっかり歌いましたが。まあ多寡はあれ、歌わない人は居なかったので宜しかったのでは。
夕食まで少々時間が早かったので途中でゲーセンを覗きながら移動。しかし、当初予定していた居酒屋は客一杯で入れず。何気に人気なう○や一丁。仕方ないので引き返し、途中のコロワイド(甘太郎)系の地酒・そば・京風おでんの店、三間堂へ。
いきあたりばったりで入りましたが店の雰囲気は結構良かったような気がします。料理も悪くなかったしね。
座はまったりしていましたが後半は酒も入った上に某たかみや氏のテクニック(?)で盛り上がり楽しい雰囲気で終了となりました。

参加の方々へ一言。
ねげろんくん:幸せ真っ最中のラテン系。これからもまとめよろ。
霧封君:ねげ君の横でクールに楽しんでました。何気に気さく。
みつきさん:相変わらず細い。もっと話をきかせれ。(いろいろ)
りんのさん:お初ですが楽しんで戴いたようで良かった。話好き?
ふじうさん:まったり。りんのさんとほんと良いコンビですね(笑)
せらとさん:がんばれ、ちょおがんばれな最年少。サクラ咲け。
あげさん:がんばれ、ちょおがんばれそのニ。でも明るく元気。
高宮さん:相変わらず渋い漢。いつも有り難うございます(´▽`)

皆さんお疲れ様でした。とても良いオフでした。今後とも宜しくお願いします。
オフの帰り道で地元の某Barに寄る。

クウウンロイヤル(1970年オールド)→ポッター14y(ケイデンヘッド)→グレンモーレンジ18yモルトマンリザーブ→ストラスアイラ1967 37y

最初以外は全部ハーフですが。
カナディアンウィスキーのオールドボトル、クラウンロイヤルは最初はアルコール臭が残りますが暫くすると華やかで優しげな香りが立ち、飲み口はカナディアンらしくあっさりと。一杯目には良いウィスキーです。同じくカナディアンでもポッターはケイデンヘッドのオークカスク。加水しても驚く程香りが立たないのですが飲んでみるとカナディアンにあるまじき中々のボディを持っていて面白いボトルです。
グレンモーレンジは陶器製のボトルに入った18年のスペシャルリザーブ。シェリー風のフルーティで余韻もそこそこの及第点の程よいモーレンジ。これを飲んでいてもっと余韻が欲しくてストラスアイラへ。たっぷりリンゴのような香りと長い余韻を楽しんで、満足して帰りました。ごちそうさまです。
ISBN:4757722524 文庫 佐々原史緒/瑚澄遊智 エンターブレイン 2005/04/20 ¥672
 『この顔に、ピンときたら保安所へ』。すっかりテロリストとして大陸中に指名手配されてしまったトパァズ。
 千年賢者のアダマスちゃんと使い魔の琥珀とともに、師匠ルキウスの魔導力を奪い取った弟セサルの足どりを追って、厳寒のリベルダードを脱出した一行は、髪を染め、偽名を使い、火祭りで賑わう師匠の故郷ファティスの町に潜入する。
 エドモンドさんの助けをかりて、さっそく捜索を開始するトパァズたちだが、唐突に現れた謎の美少女、フランカとお付きの紳士、ヴィットーレに振り回されてなんだか大変!? 
 そして13年間封印されていた師匠の生家で明かされたルキウスの秘めたる過去とは!? 
 好評シリーズ第3巻登場!
http://www.enterbrain.co.jp/fb/newbook/061/03/index.html
どたばたコメディかとおもいきや後半にはシリアス展開になると言う芸風はバトル・オブ・CAの時から変わらない佐々原史緒氏。今回も手堅くまとめてきたと言う印象です。
登場人物などは前巻を把握していないと戸惑うかも。相変わらず役に立たない大賢者アダマスちゃんとの凸凹旅かと思いきや中盤から師匠ルキウスや敵セサルの過去、続くテロの犯人、トパァズの隠された秘密とてんこもりの急展開を迎えます。起承転まできて次巻ではてさて結となるのやらテンポの良いファンタジーシリーズ。
注文としてはもう少し世界観を感じさせてほしいかも。
ISBN:4840230455 文庫 高野 和 メディアワークス 2005/05 ¥620
 草萌える春、二人の姫は向き合う。一人は七宮カセンの空澄姫、一人は三宮ナツメの常磐姫。望もうと望むまいと、かつて琥珀色の姫が舞った桜の下を目指し、歩み始める二人の姫。幼き姫は世界のかたちを探って、武門の姫は祖国を護るために。
 それは、櫻帰る春。風に舞う花弁のように、それぞれの姫装束が揺れ動く、新たなる日々。空姫の物語が、七姫の物語へと紡ぎ合わされる道のり。
 第9回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作、待望の第3弾!
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/sinkan.php#9
相変わらず独特の和風ファンタジー世界を繊細かつ優美に描くその情景描写の巧みさに唸らされる七姫物語の第三巻。
淡い色合いのイラストと可憐な筆致がまた見事に融和しています。
今回は作者が後書きでも書いている通り、今までの七宮空澄姫単独の視点ではなく、その他の姫達にまで視野を広げて書かれています。ストーリーも七宮カセンの快進撃が一段落と言う所でインターミッションとも言える巻になっています。
七宮空澄姫に対する三宮常磐姫も丁寧に書き込まれ、これからの二姫の共闘なるかと思うとこれも楽しみになってきます。
読んで感心、続きも気になるまさに良作と言えるシリーズでしょう。
ISBN:4840230374 文庫 時雨沢 恵一 メディアワークス 2005/05 ¥536
 リリアは、幼なじみであるトレイズと夏休みを利用して旅に出る。たまたま乗った遊覧水上飛行で、二人は湖に不時着している飛行機を発見し、助けるために近づく。しかし、相手のパイロットから発砲されてリリア達が乗っている飛行機のパイロットが死んでしまう。理由もわからないまま、数機の飛行機に追われるリリアとトレイズ。彼らが知らずに巻き込まれた事件とは――!?
 時雨沢恵一&黒星紅白コンビによる新シリーズ! “そして二人は旅行に行った”完結編、早くも登場!
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/sinkan.php#9
アリソンの続編であるリリアとトレイズの第一エピソード完結編。あくまでも明るいリリアやカルロといったキャラとは逆にストーリーの背後にはこれまた時雨沢氏らしく暗く厳しい現実が横たわっている訳で。あのヴィルがこんな事に関わるようになってしまったのだな・・・と思うとやりきれなさまで感じてしまいます。
そんな中で巻末の二つの短編が荒んだ気持ちを暖めなおしてくれると言うか。
それにしてもどうしてもキャラとしてはアリソンやトラヴィスが目立ちすぎていてリリアとトレイズは主人公としては影が薄いような気がします。次巻では主人公としてもっと頑張ってほしいものです。特にトレイズ、もっと頑張れ、あまり良いトコないぞ(笑)
ISBN:4829163011 文庫 師走 トオル 富士見書房 2005/05 ¥567
ハッタリとこじつけで、黒いモノでも白くしちゃうどこぞの無謀弁護士より、実はもっとあぶない女子中学生・皐月ちゃんが再び大活躍! 今回の短編集には、山鹿善行法律事務所のやる気あふれるルーキー、司法修習生の一尺八寸東鬼(メガネ仕様)が参戦。山鹿&皐月の不条理コンビを相手に、情熱と常識でぶつかります!! 玉砕します!? 皐月&一尺八寸が、学級裁判で、法廷で、はたまた事務所で、「はじめてのさいばん」体験しちゃいます(ハートマーク)
http://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/search.php?new=1&;;pcd=200502000004
やさぐれ逆転裁判ことタクティカルジャッジメントの番外編第二弾。新キャラのメガネドジっ子新人も登場してなーにも考えずに楽しめるバカ裁判短編集となっています。
疲れたときに読むと癒されるバカミスと言えるかも知れません。
まあこれについてはもうなんやかんや言うよりは読んで脱力してくださいと言う事でネタがそろそろ厳しいんだろうけど本編もお待ちしております。
ISBN:4840230404 文庫 御影 瑛路 メディアワークス 2005/05 ¥578
鎖の音がする。高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。
──がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。
 その音から逃げ出したくて、俺は──。
 電撃が贈る衝撃の問題作、登場。
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/sinkan.php#11
新人さんですね。某2ch電撃文庫スレではさんざん感想が書き込まれ殆ど同意なので書くことがないのですが敢えて書くと、どこが衝撃で問題作なのかさっぱり解らないけれど、普通に面白い。と言う事。
入りの突飛さで引き付けて最後は穏便に終わったので構成も悪くない。解りやすい悪役も居るし、ありがちな思春期の不安定さなんてのもありがちに書けてるしちょいミステリ風味の解りやすい青春小説(電波風味)って感じですね。
某所ではファウスト系とか言われたりもしてます。確かに西尾維新・佐藤友哉・舞城王太郎あたりと比すと新しくもなんともないわけで。ライトノベル系だと電波的彼女http://dash.shueisha.co.jp/-denpa/なんかの系統だと思います。
変な煽り文さえなければそこそこ有望な新人として普通に評価されてると思うんですがね。
まあマーケティング的には役に立ってる予感がしますので、ただ単に看板に偽りあり、でも買って損はしないって事で。
のだめカンタービレ12巻購入。
ついにカップル化したのにほぼスルー気味で話が進む点、確かに千秋には同情の余地あり。

深夜アニメとか最近は時間の早いハチミツとクローバーhttp://www.fujitv.co.jp/b_hp/hachikuro/だけマメに見ているわけですが、なんか同じ少女漫画出身だからだろうか、カレカノとか思い出しますね。丁寧なつくりで非常によろしい。まあ原作読んでないのでストーリーは原作に忠実なんだか解りませんが。キャラがみな良い味を出してくれていてとても気に入っています。このままのクオリティで行ってほしいものですが。

極上生徒会http://www.gokujo.konami.jp/pc/index.htmlを今週久しぶりに見たらなにか面白かったというか。最初見たときはなんだそりゃと思った謎人形にようやくツッコミが入ったからかも知れず。nyで拾ってみるかな。などと言いつつ一応取り貯めているフタコイオルタナティブとか見る余裕も気力もないし。

ずっと見続けていたケロロ軍曹は第二期に入って急につまらなくなったのはお子様が見る時間帯に移動になったからでしょうか。そもそもあの最低なOPだけで見る気がなくなると言う話しも。近来まれに見る酷いOPだと思いますが如何。うーむ。

ROのハンタが97歳に。発光までコンスタントにいくと八週間らしいのですが。ソロ疲れたorz
今回は横浜のBarです。

まったり飲みたかったのでブレンデットを所望すると、マスターが奥から三本引き出してきてくれました。

デュワーズホワイトラベル→ティチャーズハイランドクリーム→
アボットチョイス

一見普通のブレンデッドですが全部イタリア向けにボトリングされた80年代のボトル。
デュワーズは落ち着いたスペイサイド風濃厚。ティーチャーズは最初は甘く、暫くするとスムースでちとドライになってくる面白さが。アボットチョイスは紹興酒みたいな香りが面白い。キーモルトはリンクウッドなんでしょうか?なんとなくしょっぱい感じがありましたが気のせい?。

まったり一時間ほど。どれも結構個性的でブレンデッドを飲んでいるという気があまりしませんでしたが(笑)
メロンパンと言う食品にある種の憧れや幻想を抱いていてもいざ食べるとあのモサモサ感や飽きる甘さに辟易する。そんな人は居ないだろうか。

私だ。

しかし、表題の製品はこの二つの点を見事に克服している!

1.中が中空になっており比較的平べったいのでもさもさ感が軽減。
2.中に入っているバニラビーンズクリームが異なった甘みを演出しており一個食べ終わるまで飽きない。

(゜Д゜)ウマー
ISBN:4101182310 文庫 古処 誠二 新潮社 2005/04 ¥580
あれは事故死なんかじゃない。親友の死に同級生・相良優は不審を抱く。城戸ら不良グループが関与しているはずだ、と。葬儀当日―担任教師の車で、相良・城戸を含む同級生6名が式場へ向う途中、大地震が発生!一行は崩落した地下駐車場に閉じこめられてしまう。密室化した暗闇、やがて見つかる城戸の死体…。極限状況下の高校生たちに何が起きたのか。
丁度同じような傾向のライトノベルが続いていたので本屋でふと手にしたミステリ。
とは言っても古処誠二さんは既知の作家さんでありましてこの方もメフィスト賞でデビューした方です。自衛隊を舞台にしたデビュー作『UNKNOWN』とその続編『未完成』は既読なのですが第二作目として講談社ノベルスから発刊された旧題『少年達の密室』こと、このフラグメントは未読でした。
地味ですが心情描写が丁寧で読み応えのあるミステリを書いている方です。
偶発的な密室での殺人。テーマはイジメと学校問題。こう聞くとずーんと重くて読みづらく感じます。自分でも多分この説明だと買わないと思います。
が、冒頭を少し立ち読みしてもらえればわかると思いますが、極めて読みやすくすっと物語に入っていけます。テーマは重いですが青春小説の態も取っており、構成を変えればライトノベルにも出来るのかも知れません。
最後はしっかりと予想外の結末と問題提起も用意されており非常に纏まった読み応えのある一冊になっていると思います。中盤からは怒涛のように読んでしまいました。
最近メフィスト賞世代の作家さんの作品がどんどん文庫化されているので懐かしいと共にこんな読み逃していた作品にも出会えて嬉しいですね。
ISBN:4088594541 コミック 城アラキ/長友 健篩 集英社 2004/12/03 ¥530
新しくオープンするBARのため、バーテンダーを探していたホテル社員・美和。かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜と出会い、半信半疑で採用面接の場に送り込むが…!?
本屋で最新刊の二巻が平積みになっているのを見て初めて知ったこの『バーテンダー』。経験浅いとはいえバーに通う人間としては放って置けず購入するとこれが面白かった。
『神のグラス』を供じる天才バーテンダー佐々倉溜が一応主人公なのですが、ストーリーはどちらかと言うとバーにやってくる様々な人達と酒とのエピソードが主であり、バーに通ったことがない人もある人も十二分に楽しめる内容になっています。私自体はウィスキーがメインでカクテルは殆ど飲まないし知っているのも代表的なカクテルだけなのですがこういう作品を読むともっと洒脱にいろいろなお酒を楽しんでも良いんだよなぁと経験の浅さを痛感します。
とにかく読んだだけでバーの雰囲気に酔える作品ですので是非読んでみて貰いたいですね。

調べてみたらこの原作の城アラキさん、ドラマ化もされた『ソムリエ』の原作の人なんですね。さすがと言いましょうか納得しました。
昨晩0時過ぎに帰宅してから4時半起きで出張に出た帰りにふと夜のBarスタイルのプロントに立ち寄る。

ニッカ派の私はサントリーのウィスキーはあまり評価していないけれど響17年は別。スタンダードの17年も良いけれど50.5は華やかかつバランスがとれた素晴らしいブレンデッドウィスキーだ。
響17年は本当にサントリーらしい。香りも味も派手で鮮やか、自己主張の塊だ。竹鶴の地味で穏やかなキャラクターとは明らかに好対照なのだがそれが面白い。
プロントは一人で飲むには騒がしいきらいはあるが響17年が680円で飲めるという一点で価値がある。逆に響17年を1000円オーバーで飲むのにも抵抗がある。
結論、プロントで680円という価格で飲めるからこそ響17年はCPに優れた美味い酒である、と言える。

疲れてるな。
ISBN:4757722893 文庫 桜庭 一樹 エンターブレイン 2005/05 ¥672
女性に自堕落な恋愛作家を父に持つ、接触恐怖症の多感な12歳の少女、荒野。その成長と恋を描く三部作の第一部。

富士見ミステリの『GOSICK』シリーズで評価を得、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』で鬱展開のGOSICKとは全く雰囲気の異なる作品でさらに評価を高めた女流ライトノベル作家桜庭一樹の新作は、淡々とした叙情的な展開の中にも男と女を強く意識させる淡くそして濃い恋の物語。

良い出来でした。少女小説のような恋愛小説のようなライトノベルのような。不思議な作品ですが読む価値は絶対あると思います。
上期の大賞候補に久々に推したい小説かも。

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鴉

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