ISBN:406334889X コミック 岩永 亮太郎 講談社 2004/07/16 ￥550

立ちはだかる障壁、悉（ことごと)く斬り刻まん！！！
蔓延(はびこ）る“人為戦災”を駆逐せよ！重量級アクション＆ドラマ――第2巻！！
じゃあ、キミは誰なんだ！？ランデル・オーランド伍長――
『901ATT』――。それが戦時中の所属部隊の名称だと、彼は言った。だが、停戦年度の兵科・部隊全書をはじめ、あらゆる公式文書にその名は一文字も登場しない。そもそも、帝国において“9”は忌数であり、縁起を重んじる軍隊にあっては部隊番号に用いられるはずのない数字だ。公式には存在しない部隊――。しかし、現に彼らは存在していた。それも数個の部隊が……。故に、それを知る少数の者達は、その“帝国の犯した禁じ手”をこう呼ぶ。『不可視の9番』と。晴れて陸情3課の隊員となった彼、ランデル・オーランド伍長。彼もまた、存在してはならない人間なのか？同僚となって日も浅い“仲間”達の間で、薄靄のような疑念と恐怖とが、静かに揺れ始める……
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読んでみてなんとなく何かに雰囲気が似ている・・・と思って考えたら、鋼の錬金術師に似てるんだな。絵の感じとかストーリーの雰囲気とか。正直絵自体はまだまだ。ストーリーもこなれていない感じはしますが、2巻にして次第にキャラが立ってきていて、これからだなと言う期待が持てます。
戦車相手に13mm対戦車拳銃Doorknockerを片手に迫るランデルは中々熱い。後はプロパガンダ部隊として創設され軍内では期待されていない、厄介者扱いの3課をどう生かすか、ハンクス課長のクセ物さをもう少しみたい所。公安9課荒巻課長（攻殻機動隊）並みのキャラになってくれる事を期待したいです。