ISBN:4044708029 文庫 シギサワカヤ 角川書店 2005/03/31 ¥560
未来から流刑としてやってきた朝槻憐にとって、この時代は監獄だった。その運命に囚われた絶望的な状況に反発を続けていた憐だったが、玲人の協力を得て少しずつこの時代になじんでいった。だが今を楽しむほどに憐は死んだ仲間を思い出す「私だけ、幸せでいいのか―」思い悩む憐の前に、さらなる絶望が訪れる! 憐を利用して未来を変えるべく“彼”が現れたのだ。はたして“彼”の正体とは。運命のピュア・ストーリー第2弾登場!
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200408000062
良い。前巻も良かったが今回はもっと良い。何が良いってやはり憐が可愛い(笑)。
巻頭のコミックで掴んで中盤まで続く穏やかな学園生活とそれに戸惑いつつも受け入れていく憐。良くある学園物の黄金パターン的なストーリーなのだがその中で葛藤しつつも幸せを噛締めて行く過程は見事なものだ。悩みすぎる主人公には時に鬱陶しさを感じるものだが、憐の心情描写が丁寧なのでそこも気にならずに読み進めて行ける。そして玲人とのつかづ離れずの絶妙な距離。この距離もこの作品を面白くしている部分だと思う。正直後半の物語の設定の核心部分が要らなく思える程、もっと普通の憐を見ていたいと思わせる。憐かわいいよ憐。
いやただの萌え小説では断じてないのだがもう書く事がそれしか(笑)。また続きが気になるシリーズが出来てしまったなぁ。
ISBN:4086005689 文庫 ひびき 玲音 集英社 2005/04/01 ¥460
行け行け、GO! GO!で妹(スール)オーディション開催!?
江利子が決めた妹選びの期限が迫り、焦る由乃が妹を公開オーディションで決めると言い出した。さすがに祐巳もそれには反対、かわりに祐巳も含め、二年生と一年生で茶話会をすることになるが…。

そう言う訳でマリみての最新刊です。
結局祐巳の妹争奪戦は可南子脱落までと言う事で決まらず、相変わらずひっぱるなぁと言う感じ。まあ由乃の方がなんとか纏まりそうなのでひさしぶりに進展があったと言う事では良かったのでしょうし、逆に蔦子、真美のサブキャラ連に春が来たりしてますます祐巳の孤立感が深まるんですがどうなんですか。
次巻はさすがに引っ張らないだろうなと思いつつ、嫌な予感がぬぐい切れないこの週末でした。
初めて高名な自由が丘のBarに伺いました。
5000円の予算で何か〜とお願いした所、ハーフで色々とセレクションしてくれました。丁度、というか珍しく金曜日なのにお店が空いていた事もあってゆっくりと最近のものからレアなものまで楽しむ事が出来ました。

クライネリシュ1972-2002 Dundiel→カリラ1991 13y→ラフロイグ16y DL OMC→キャパドニック16y ケイデンヘッド→トーモア1966 サマローリ→ストラスアイラ1965 ジェイムスマッカーサー(キングスバリーの1967を少々サービスで平行)

カリラとラフロイグはドイツのウィスキーフェアの記念ボトルですね。素性の良さで気軽に飲めるカリラとリフィルバット熟成でピートが聞いたちょっと毛色の違うラフロイグでした。でもボトル単価としては高すぎだよなぁと思ったのは一番最初に飲んだクライネリッシュが凄かったから。クリーミーでコクがあるクライネリシュは注いだ瞬間からあまやかな香りが立ち余韻と飲み返しが抜群。素晴らしいモルトでした。これのせいで後が霞んでしまった感があります(笑)。キャパドニックもトーモアもまったりと濃いダークシェリーのモルトでしたがやはり一番はクライネリッシュだったかなぁ等と思いながら、色々なボトルを並べて貰いました。
グレンモーレンジのアーティザンはあるとして、三回樽を変えたと言うフィニッシュ物を見せて貰いましたが名前を失念してしまった。60年代はやはり美味しいですねと言う話で先週飲んだキングスバリーのストラスアイラ37yの話をするとそれでは是非今度はこれを。と言って出されたのがストラスアイラ1965(JM)。
ハーフで戴きましたが、うは、馬鹿ウマ・・・。
37yが派手で陽気で隣にいるとついつい微笑んでしまう楽しげな貴婦人とするとこちらは落ち着いた美貌の微笑みに飲み込まれそうになる貴婦人と言った風。香りもさながらその余韻。何時までも余韻が消えないんですよ、これが。うは。
いや、良いモノを飲ませていただきました。また行きたいですねぇ。まあお値段もハーフ6杯で\6,500ですのでなかなかの出費にはなりましたが(;´Д`)
鴉

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