オールドパー

2005年11月24日 趣味
オールドパー
あちこち足を伸ばしているうちに一ヶ月ぶりになってしまった地元のBarに。
久しぶりに比較的空いている日に伺えた。

お隣の方がオールドボトルのカンパリを飲んでいる。最近ちょっとカンパリづいているので丁度良いとばかりにお奨めのストレートで戴いてみる。80年代のボトルだと言う。薬臭さがまったくなく丸くゆったりとした味わい。飲み口の甘さに少し引いたがさっと消えて心地よい苦味が残る。落ち着く。ファンも結構多いらしい。なるほど、と思う。

続いては新入荷のDuncan TaylorのThe Big Smoke 60。アイラのヴァッテッドのようです。これは楽しいモルトでした。香りからはあまりヨード香みたいなものを感じません。飲んでみると60度とは思えないほどスムース。パワフルでスモーキー・スパイシーと言う感想は無かったのですが飲み返しでぶわっとピーティ・スモーキーさが襲い掛かってきます。
すっと飲んでその後、むふー、とため息をつく感じ。こんな感覚は久しぶりです。面白い。

その後は迷ってこれまた新入荷のEzra Brooks Single Barrel 15Y。滑らかで飲みやすいけれども辛口。余韻も十分にあってまったりと楽しめます。バーボンは辛口が好みなのでベストマッチ。バーボンの良さを再確認できます。

最後は写真のオールドパーの雑種表示のオールドボトル。1950年代のボトルらしいです。日本酒の古酒のようなアルコール、甘み、酸味がゆっくりと香ります。枯れては居ますが可憐で繊細な完熟フルーツのような味がとても好ましい。優しげな余韻も感じられ、丁寧な酒を丁寧に飲むと言う感じ。いやーオールドなんですねぇこれが。

そんなわけでマスターと色々話しながらつい長居をして楽しんでしまいましたので感想も長めです。どうもごちそうさまでした。
鴉

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