ゼロの使い魔 (6) ○
2005年11月29日 読書
ISBN:4840114498 文庫 ヤマグチ ノボル メディアファクトリー 2005/11 ¥609
まあツンデレツンデレはしてても背景自体はしっかりしてて展開がドラマチックだったりするし、なんとなくハリポタ感も漂うし作りやすいのかも知れませんが。
まあそれはともかく六巻。前半は身分違いの彼女の実家へと言うシチュ。シェスタとの三角関係含めてツンデレラブコメパートから後半は一転、アルビオンへの逆侵攻でいやがおうにも迫ってくる戦争と言う現実を描くシリアスパートとバランスの良い構成。このあたりの明暗のバランスが人気の一因でしょうか。帆船時代を模した戦列艦同士の決戦などはライトノベルじゃまず見られませんしね!
そう言えば作者のヤマグチノボル氏は某18禁ゲーのシナリオライターだった方なのですが、最近ライトノベルにその手の方の進出が著しい件が『読丸電視行』さんの「このラノ2006分析」と言うトピックで取り上げられていてこちらも興味深いところです。もし宜しければ一読を。
http://d.hatena.ne.jp/yomimaru/
才人はある日突然異世界ハルケギニアに『召還』されてしまった高校生。元の世界に戻る方法を探しつつ、美少女魔法使い(メイジ)・ルイズのもとで使い魔として暮らしている。ルイズの通うトリステイン魔法学院は夏休みが終わり、下町でアルバイトしていた才人たちも学校に戻った。だが、アルビオンとの戦いが本格化するのにそなえて、生徒たちは故郷に帰省することになる。ルイズは才人をつれて帰郷するが、使い魔とはいえ人間の男の子をともなって家に帰ることにどきどきしてしまい……。ルイズと才人は、そしてトリステインの明日はどうなる!? 大人気の異世界ドラマティックラブコメ、いよいよ新展開!http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/bunkoj_detail.cgi?id=6358MF文庫Jきってのツンデレ小説。ゼロの使い魔もすでに六巻。しかしこれもアニメ化ってなぁ・・・。
まあツンデレツンデレはしてても背景自体はしっかりしてて展開がドラマチックだったりするし、なんとなくハリポタ感も漂うし作りやすいのかも知れませんが。
まあそれはともかく六巻。前半は身分違いの彼女の実家へと言うシチュ。シェスタとの三角関係含めてツンデレラブコメパートから後半は一転、アルビオンへの逆侵攻でいやがおうにも迫ってくる戦争と言う現実を描くシリアスパートとバランスの良い構成。このあたりの明暗のバランスが人気の一因でしょうか。帆船時代を模した戦列艦同士の決戦などはライトノベルじゃまず見られませんしね!
そう言えば作者のヤマグチノボル氏は某18禁ゲーのシナリオライターだった方なのですが、最近ライトノベルにその手の方の進出が著しい件が『読丸電視行』さんの「このラノ2006分析」と言うトピックで取り上げられていてこちらも興味深いところです。もし宜しければ一読を。
http://d.hatena.ne.jp/yomimaru/
銀盤カレイドスコープ vol.6 ◎
2005年11月29日 読書
ISBN:4086302675 文庫 海原 零 集英社 2005/11 ¥660
様々な視点から群像劇としてオリンピックを描く事。そして客観視線から見るタズサの成長、そしてキャラクターの発見。
ずっとタズサ視点から描いていたのではこの魅力的なシリーズは生まれなかったでしょう。さすがですね。
演技については主要キャラ六人のショートとフリー、12演技を全て構成して書き連ねると言う一見書き手にも読み手にも無謀な事までやっていますが、その緻密さゆえに門外漢でも圧倒的な臨場感と説得力を感じてしまいます。
これで前哨戦。本番のオリンピックは一帯どうなってしまうのか。また女王リア視線の物語はやはり描かれるのか。
読み終えたそばから次巻が気になる一線級のアイスフィギュア小説。ライトノベルにしとくのが惜しくなってきますね。
ニューヨークに世界のビッグネーム総結集。銀盤第六巻は至藤響子とドミニク・ミラーの視線をメインに、オリンピック前哨戦の世界選手権での激闘を描きます。しかし六巻にして桜野タズサ視点から脱却してきた作者の成功をしみじみと感じます。
オリンピック――その輝かしい舞台に人一倍強い思いを抱く2人のアイシーセレブ、至藤響子とドミニク・ミラー。かたや生来の強制により、かたや幸運な出会いにより、氷の住人となった2人の友情と宿命、そして彼女たちに立ち塞がるライバル、桜野タズサの影……。
http://dash.shueisha.co.jp/whatnew/-ginban/index.html
様々な視点から群像劇としてオリンピックを描く事。そして客観視線から見るタズサの成長、そしてキャラクターの発見。
ずっとタズサ視点から描いていたのではこの魅力的なシリーズは生まれなかったでしょう。さすがですね。
演技については主要キャラ六人のショートとフリー、12演技を全て構成して書き連ねると言う一見書き手にも読み手にも無謀な事までやっていますが、その緻密さゆえに門外漢でも圧倒的な臨場感と説得力を感じてしまいます。
これで前哨戦。本番のオリンピックは一帯どうなってしまうのか。また女王リア視線の物語はやはり描かれるのか。
読み終えたそばから次巻が気になる一線級のアイスフィギュア小説。ライトノベルにしとくのが惜しくなってきますね。