03月02日付 朝日新聞の報道「吉野家、客足遠のき売上高2割減、他店は大きく変わらず」へのコメント:

> 吉野家ディー・アンド・シーの2月の売上高(既存店ベース、速報値)は、前年同月比で2割減となった。落ち込み幅は、国内で初の牛海綿状脳症(BSE)の発生直後よりも大きかった。

 2月上旬は牛丼の「駆け込み需要」があったものの、在庫切れとなった12日以降は客足が遠のき、月間売上高は20.9%減となった。カレー丼(並盛り350円)など牛丼(同280円)より高い新商品の効果で客単価は上がったが、客数が22%減ったのが響いた。

 他の牛丼チェーンでは、松屋、すき家の2月の既存店売上高は前年同月と大きく変わらない見通しで、牛丼への依存度が高い吉野家の落ち込みが目立つ。

 ただし、「2月下旬の売り上げは戻りつつある」ともいう。3月3日には新メニューとして、豚丼(並盛り320円)を全国970店で投入し、てこ入れを図る。くさみを抑えるゴボウを入れて豚バラ肉を煮込んでおり、「代替メニューとして自信作だ」としている。

(03/02 07:49)

さて、いつも仕事で吉野家の前を通るにつけ、「人入ってないなぁ・・・」と他人事ながら心配していた吉野家だが売上二割減らしい。かなりの減な事は確かなのだがもっと減っているのかと思って良く読むと売上中止までの特需を入れてである。やっぱり。
昼はともかくとして日中結構人が入っていたのが今は完全に松屋とかに奪われてるものね。あのカレー丼、しかも350円では太刀打ちできまい・・・。
で、ようやく3/3から松屋を追走して豚丼開始。320円と言う価格帯も松屋のぶためし350円を意識しているようだ。さてこれで客足は戻るか否か。どちらにしても売上減はまぬがれない状況で果たして3月の売上はどうなるのか。たぶんに野次馬的ではあるが気になる所だ。
まあ、取合えず食べてみるか、豚丼。
ISBN:4257770279 文庫 小川 一水 朝日ソノラマ ¥629
『導きの星』『第六大陸』を書き上げて好評を博し、一躍若手SF作家として少しメジャーになって来た小川一水。
『SFが読みたい!2004年版』
http://shope.goo.ne.jp/se/sv/rt/prid/61000102_02406454/txid/00299
では秋山瑞人×冲方丁×小川一水座談会が掲載されていて中々面白かったりもしました。ご興味がある方は立ち読みででもご覧になっては如何でしょうか。

閑話休題。

今回の『ハイウイング・ストロール』は飛行機モノ。
作者の公式ページ『小川遊水池』でのあらすじはこんな感じ。
http://homepage1.nifty.com/issui/
トリンピア島に住む15歳の不良少年リオのもとを、ある日突然、年上の女ジェンカが訪れる。
「ケンカを売る元気があるんだったら、狩りをしてみない?」
連れて行かれたのはさまざまなプロペラ戦闘機の並ぶ飛行場。右も左もわからないままリオは戦闘機の後席に乗せられ、ジェンカとともに空へ舞い上がる。
そこで彼が見たのは、美しく凶暴な「浮獣」たちと、それを狩る勇猛果敢な「翔窩(ショーカ)」たちだった。
重素の海に島々の浮かぶアルタウス多島界を舞台に、リオとジェンカの大冒険が始まった!
作者曰く『航空狩猟SF』のこの小説。
仕組みは作者がネットゲームに感化されたと語るように、ゲーム感覚。乗る機体のパーツを改良して性能をあげ、より危険な狩場を目指す。危険な狩場の「浮獣」ほど高く売れ、また機体を改良する資金を貯めると言うパターン。
この世界観と空戦シーンだけでも中々読めますが、そこにリオとジェンカの関係から読んで行くと疑問に思うであろう『この世界の仕組みの果て』の仕掛けまできっちり詰め込んでどうだとばかりの一作にしたてあがっています。
小川一水の欠点としてどうしても話が設定よりでキャラクターが書ききれていないとか、頑ななハッピーエンド志向とか色々言われます。まあ確かにそのきらいはあるのですが、それを差し引いても尚、一気に読めて爽快感を感じられる作品に仕上がったと言えるのではないでしょうか。
鴉

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