サマー/タイム/トラベラー2 -
2005年8月2日 読書
ISBN:4150308039 文庫 新城 カズマ 早川書房 2005/07/21 ¥693
さて、これはどう評価すべきなのだろう。
ほぼ最後に語られる未来と、その未来へ一足先に跳んでいき、そのまま跳び続けていくのであろう少女。
この二冊の殆どを締めるローカル系の様々な事件は如何にして少女は跳んだか、その周囲を埋める為のテキストなのだろうか。
何にしろ偽装誘拐、放火犯の正体、そして語られるその後と独り飛び続けているであろう悠有。
仲間達は大人になり、青春時代の未来への漠然とした不安と絶望はそのうち自らの現実、そして過去へと流れ去っていく。
そして今も、かつての少年は今も少女の行く先へと思いをはせる。
物悲しく切なく余韻を残す終わり方だ。
大人にならねばならない少年少女達のひと夏を切なく描く青春小説として読むのか、最後だけを評してSF小説として読むのか、そんな事はどうでも良いがなんとも総体的な評価?に困る作品ではある。
久々に他の人の書評を読んでみたい小説だ。
貴方はこの本を読んで何を思いましたか?
BlogMAPのサマー/タイム/トラベラー2のページ。
http://1470.net/bm/asininfo/4150308039
無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験をくりかえすなかで、自らの能力を自覚していく悠有。いっぽう、辺里の町では不穏な出来事が進行していた──続発する放火事件と謎の脅迫状。やがてぼくらは、悠有が一度も過去へ跳ばないことに気づいてゆく。そして花火大会の夜、悠有が姿を消した──。全二巻完結。
http://www.hayakawa-online.co.jp/
さて、これはどう評価すべきなのだろう。
ほぼ最後に語られる未来と、その未来へ一足先に跳んでいき、そのまま跳び続けていくのであろう少女。
この二冊の殆どを締めるローカル系の様々な事件は如何にして少女は跳んだか、その周囲を埋める為のテキストなのだろうか。
何にしろ偽装誘拐、放火犯の正体、そして語られるその後と独り飛び続けているであろう悠有。
仲間達は大人になり、青春時代の未来への漠然とした不安と絶望はそのうち自らの現実、そして過去へと流れ去っていく。
そして今も、かつての少年は今も少女の行く先へと思いをはせる。
物悲しく切なく余韻を残す終わり方だ。
大人にならねばならない少年少女達のひと夏を切なく描く青春小説として読むのか、最後だけを評してSF小説として読むのか、そんな事はどうでも良いがなんとも総体的な評価?に困る作品ではある。
久々に他の人の書評を読んでみたい小説だ。
貴方はこの本を読んで何を思いましたか?
BlogMAPのサマー/タイム/トラベラー2のページ。
http://1470.net/bm/asininfo/4150308039