ISBN:4086302721 文庫 片山 憲太郎 集英社 2005/12 ¥650
ヒロイン紫を始め、銀子、夕乃と言ったサブヒロインも魅力的。特に紫は7歳の少女なりの奔放さと素直さが少しあざといながらもしっかりと書かれていて宜しい。
電波的〜では黒な部分も多いが、今回の紅ではそのあたりも控えめ。きっちりハッピーエンドの爽快な終わり方でその点でも好感が持てる。またイラストも抜群に作品を引き立てていて一冊の本としての出来も良い。完成度の高い良作と言えると思う。
お奨めです。
最近の滅びのマヤウェルと共にSD文庫の顔となるべく頑張ってほしい。
紅真九郎、世界屈指の大財閥・日本の表御三家に挑む!電波的な彼女シリーズで評価を得た片山憲太郎がクロスワールドで描く新シリーズ。某HPでボーイ・ミーツ・幼女小説とか書かれてて大笑いしました。良く特徴を現しているかと(笑)
新人の揉め事処理屋である真九郎のもとに、少女を匿い守れという依頼がきた。大財閥である九鳳院の娘・紫との奇妙な共同生活慣れたころ、紫を狙う人物が二人を襲う。彼女を救えば自分の命はない、しかし真九郎が選んだ行動は……! 『電波』の世界観を引き継ぐ待望の新シリーズ!
ヒロイン紫を始め、銀子、夕乃と言ったサブヒロインも魅力的。特に紫は7歳の少女なりの奔放さと素直さが少しあざといながらもしっかりと書かれていて宜しい。
電波的〜では黒な部分も多いが、今回の紅ではそのあたりも控えめ。きっちりハッピーエンドの爽快な終わり方でその点でも好感が持てる。またイラストも抜群に作品を引き立てていて一冊の本としての出来も良い。完成度の高い良作と言えると思う。
お奨めです。
最近の滅びのマヤウェルと共にSD文庫の顔となるべく頑張ってほしい。
ISBN:408859553X コミック 長友 健篩 集英社 2006/01/05 ¥530
主人公溜のお節介さや青臭さが鼻についていた所でフォローのように『旅人の一杯』エピソードで昔の溜のエピソードを出したりしてくる所がニクイ。慌てん坊の女性の合コンサポートのエピソード『偶然のサービス』は読んでいて微笑ましいし、それ以降のエピソードでは再び溜のお茶目な所を覗かせていて、全体としてバランスの取れた構成になっている。
作り方によって変わるカイピリーニャ、B&Bでのステアの妙等、カクテルに関わる技術的な薀蓄も、普段カクテルを何気なく飲んでいる人には新鮮だろう。(自分も勿論その1人だが)
何よりBarの雰囲気を活き活きと感じられるのが楽しい。まあこんなBarばかりでは無いのだけれど、ふとBarに脚を向けたくなる人が増えれば良いななどとも思ったりする、そんな漫画。
「神のグラス」と賞される至高の一杯を作り出すバーテンダー・佐々倉溜。彼の前に客が座る度に、酒と人間を巡る優しきドラマが生まれる…。「ソムリエ」の城アラキと気鋭の漫画家・長友健篩が贈る、スタイリッシュ・BARストーリー!!Barを舞台にして毎晩のドラマが語られるバーテンダーも既に4巻目。3巻では少しパワーダウンしたかなとも思いましたが4巻は非常に楽しく読めました。
http://sj.shueisha.co.jp/contents/superlibrary/bartendar/index.html
主人公溜のお節介さや青臭さが鼻についていた所でフォローのように『旅人の一杯』エピソードで昔の溜のエピソードを出したりしてくる所がニクイ。慌てん坊の女性の合コンサポートのエピソード『偶然のサービス』は読んでいて微笑ましいし、それ以降のエピソードでは再び溜のお茶目な所を覗かせていて、全体としてバランスの取れた構成になっている。
作り方によって変わるカイピリーニャ、B&Bでのステアの妙等、カクテルに関わる技術的な薀蓄も、普段カクテルを何気なく飲んでいる人には新鮮だろう。(自分も勿論その1人だが)
何よりBarの雰囲気を活き活きと感じられるのが楽しい。まあこんなBarばかりでは無いのだけれど、ふとBarに脚を向けたくなる人が増えれば良いななどとも思ったりする、そんな漫画。