新年明けました。
2001年4月から続くこの日記もいよいよ今年で満五年を迎えようと言う所。中断した期間もありましたがこれからも宜しくお願いいたします。

お酒の話題もコピーしてきました。昨年良かったボトルなどもちと纏めて見ようとは思ってます。
とか言ってみましたが。
発売日とか解かりませんので2005年に飲んだボトルの中で、記憶に残るボトルを選んでみようかと思います。

1.GLENFARCLAS 1971-2000 Original Bottling for Germany "THE CHRISTMAS SINGLE HIGHLAND MALT" 53.1%
2.BOWMORE 1993-2005 BBR"Berry’s Own Selection" 56.8%
3.BOWMORE 1966 35y Kingsbury "Celtic" 43.7%
4.GLENDULLAN 1965-1988 23y 52.5% Mizuhashi
5.STRATHISLA 37y 48.2% kingsbury handwriting

取り合えず印象に残ったベスト5と言うことで。と言っても1位以外は別に差があるとも思えませんが。1位は自分的にはダントツですね。
その他、印象的だったボトル達。

GLENLIVET 1968-1994 26y 51.2% Signatory Vintage
ARDBEG 1974 26y Kingsbury "Celtic" 50.0%
BOWMORE 1966-2002 36y Duncan Taylor for Whiskyfreunde Essenheim-Germany 42.3%
ARDBEG 1974-1983 SAMAROLI-Italy 59%
CAOL ILA 1968-1982 SAMAROLI-Italy 57%
LOCHSIDE 1979-2000 21y Douglas Laing "OMC" 50%
CLYNELISH 1972-2005 32y Bottled for THREE RIVERS 52.3%
CLYNELISH 1972-2005 32y The Single Malt of Scotland 49.9%
LONGMORN 1971-1999 Scots Selection 58.6%
NORTHPORT 1966 35y Douglas Laing "OMC" 50%
Macallan 1976 28y Kingsbury 47.9%
Old par 雑種表記 43%
竹鶴 35y 2005
THE CASK of YAMAZAKI HOGSHEAD 1993 55%
SMWS 116.5 yoichi 1986 18y 50.5%
SMWS 33.56 ARDBEG 1998-2005 6y 59.6%
SMWS 94.1 FETTERCAIRN 1969-1991 54.1%
SMWS 1.81 Greenfarclas 27y 1970-1998 55.6%

うは、いっぱいうありすぎ。
ライトノベルに関しては恒例2chライトノベル板大賞2005下半期が行われる予定ですのでそちらで。ちなみに上半期については表日記7/17参照です。

2005年に目立った漫画、順不同。

今年新刊が出版された中で特に面白かったシリーズ

ブラックラグーン 1-4 広江礼威 サンデーGXKC
ヴィンランドサガ 1-2 幸村誠 少年マガジンKC
みなみけ 1-2 桜庭コハル ヤングマガジンKC
仮面のメイドガイ 1-2 赤衣 丸歩郎 カドカワコミックスドラゴンJr
おおきく振りかぶって 1-5 ひぐちアサ アフタヌーンKC
バーテンダー 1-3 城アラキ/長友 健篩 ジャンプコミックスデラックス
もやしもん 1-2 石川 雅之 イブニングKC
皇国の守護者 1-2 佐藤大輔/伊藤悠 ヤングジャンプKC
ナポレオン獅子の時代 1-4 長谷川哲也 KC
バーバーハーバー 1-7(完) 小池田マヤ モーニングワイドKC
へうげもの 1 山田芳裕 モーニングKC
よつばと! 1-4 あずまきよひこ 電撃コミックス
エマ 1-6 森薫 Beam comix

以下は次点。

鋼の錬金術師
しおんの王
すずめすずなり
すもももももも
僕と君の間に
げんしけん
しゃにむにGO
ARIA
スクールランブル
足洗邸の住人達
さよなら絶望先生
ハヤテのごとく!
あいこら

とりあえずこんなもんでしょうか。
ヴィンランドサガ・もやしもん・メイドガイ・おおふり、あたりが昨年の収穫だった。
いつも参考にさせて戴いてます、ごーさんやReiさんに感謝。
EVAビバップ。
ビバップのOP曲久しぶりに聞いたけどやっぱ良いわ。
http://blog.livedoor.jp/parumo_zaeega/archives/50132809.html

新春。

2006年1月3日 日常
珍しく家族総出で初詣。運転手は僕だ。

ってここぞとばかりあちこち用事にひっぱり回さないで下さい。

時事。

楽天でなにやら祭りが行われているらしい。
http://blog.livedoor.jp/rakuten2006mondai/
結末や如何に。

2005年の韓国ニュース総括
http://adon-k.seesaa.net/article/11185432.html
今年も斜め上を行く日本ストーカーぶりに期待。

紅 ◎

2006年1月5日 読書
ISBN:4086302721 文庫 片山 憲太郎 集英社 2005/12 ¥650
紅真九郎、世界屈指の大財閥・日本の表御三家に挑む!
新人の揉め事処理屋である真九郎のもとに、少女を匿い守れという依頼がきた。大財閥である九鳳院の娘・紫との奇妙な共同生活慣れたころ、紫を狙う人物が二人を襲う。彼女を救えば自分の命はない、しかし真九郎が選んだ行動は……! 『電波』の世界観を引き継ぐ待望の新シリーズ!
電波的な彼女シリーズで評価を得た片山憲太郎がクロスワールドで描く新シリーズ。某HPでボーイ・ミーツ・幼女小説とか書かれてて大笑いしました。良く特徴を現しているかと(笑)
ヒロイン紫を始め、銀子、夕乃と言ったサブヒロインも魅力的。特に紫は7歳の少女なりの奔放さと素直さが少しあざといながらもしっかりと書かれていて宜しい。
電波的〜では黒な部分も多いが、今回の紅ではそのあたりも控えめ。きっちりハッピーエンドの爽快な終わり方でその点でも好感が持てる。またイラストも抜群に作品を引き立てていて一冊の本としての出来も良い。完成度の高い良作と言えると思う。
お奨めです。
最近の滅びのマヤウェルと共にSD文庫の顔となるべく頑張ってほしい。
ISBN:408859553X コミック 長友 健篩 集英社 2006/01/05 ¥530
「神のグラス」と賞される至高の一杯を作り出すバーテンダー・佐々倉溜。彼の前に客が座る度に、酒と人間を巡る優しきドラマが生まれる…。「ソムリエ」の城アラキと気鋭の漫画家・長友健篩が贈る、スタイリッシュ・BARストーリー!!
http://sj.shueisha.co.jp/contents/superlibrary/bartendar/index.html
Barを舞台にして毎晩のドラマが語られるバーテンダーも既に4巻目。3巻では少しパワーダウンしたかなとも思いましたが4巻は非常に楽しく読めました。
主人公溜のお節介さや青臭さが鼻についていた所でフォローのように『旅人の一杯』エピソードで昔の溜のエピソードを出したりしてくる所がニクイ。慌てん坊の女性の合コンサポートのエピソード『偶然のサービス』は読んでいて微笑ましいし、それ以降のエピソードでは再び溜のお茶目な所を覗かせていて、全体としてバランスの取れた構成になっている。
作り方によって変わるカイピリーニャ、B&Bでのステアの妙等、カクテルに関わる技術的な薀蓄も、普段カクテルを何気なく飲んでいる人には新鮮だろう。(自分も勿論その1人だが)
何よりBarの雰囲気を活き活きと感じられるのが楽しい。まあこんなBarばかりでは無いのだけれど、ふとBarに脚を向けたくなる人が増えれば良いななどとも思ったりする、そんな漫画。
『カレーパンのうた』『コアラッコの歌』『ぷっぷくちゃん』『くわがたツマミ』等、数々の傑作アニメーションを生み出しているウェブテント@ラレコさんのこの冬の新作がLivedoorにて公開された。

ウェブテント
http://www.geocities.jp/jugongordie/
livedoor インターネットアニメーション
http://anime.livedoor.com/theater/2.html

相変わらず突飛で可愛いキャラクターに注目。
川崎の駅ビル、川崎BEの地下に12/26に昨今流行のラーメン店を集めたプチテーマパークのようなものが出来ました。
その名も『ラーメンSymphony』
http://www.kawasaki-be.ne.jp/symphony/

本丸亭が未だ出展してませんでしたが他のお店はフル稼働。
なんつッ亭は品川の『麺達七人衆 品達』の支店の味が酷かったので今回は遠慮し、大山の掻揚げ塩ラーメンを食べてきました。掻揚げは桜海老のみの大きなものですが後で別個に出てきます。塩ラーメンは中太麺で、塩スープはコクがあって美味しい。掻揚げを入れると一層塩の味と海老の味が引き立つのですが無くても良いかなと言う印象。ノーマルで十分美味しい塩ラーメンでした。久々に納得。
ただ店員さんは未だ狎れていないようで店内の切り回しで店長さんは大変そうでした。
他のお店も機会があれば訪れてみたいものです。
仕事が遅かったので目黒詣を諦めて帰ったのだが、何気に雰囲気で横浜からぷらぷらと岡野方面に歩いてみた。

そう言えばこの方面にもBarが幾つかあるのだよなと思いつき、まずはバー・イゲタへ。
ビルの奥まった場所にあり、カウンターのみ10席も無い、隠れ家のようなお店。一番奥には大きな液晶ディスプレイにオールドムービーが流れている。ちなみに昨日はマルタの鷹だった。
最初入る時にガリガリガリガリ音がしていてお客が居ない。
え、改装中?かと思ったら単にジューサーの音だった(笑)
以前ふと覗いたときにはお客さん一杯だったのに、今日は自分ひとり。
取り合えずハンフリーボガードを横目にまずはネグローニを注文。ヒゲのマスターは初見ちょっと怖そうだったが話してみるととても愛想の良い人だった。カクテルはきっちりと丁寧に作ってくれる。客層とか時間帯とか置いているお酒とか何気に話つつ、二杯目はフレッシュフルーツのお奨めカクテルと言う事でアルゴンキン。CCとノイリープラット、パイナップルジュースをシェイク。何気に強めのカクテルが続く。フレッシュなパイナップルの味が爽やか。奥では途中で入ってきた渋いオジサマがコートも脱がずにリベットのロック片手に本を読んでいる。
ウィスキーもスタンダードなものを30種位だろうか。バックバーの面積からしても限界ぽい。やはり中々ボトルは増やせないらしい。フェイマスグラウス12年を頼む。グレーンの甘味にまったりしていると隣のオジサマはドライマティーニ。渋いネ。
本当に隠れ家と言う感じで落ち着いてぼーっと飲めるお店。

エンジンがかかってもう一件と岡野の交差点を渡ってanalog barへ。店前の看板にはラムの品揃えがアピールされている。
入るとL字型のカウンター9席位と奥にテーブル一つ。
若くて爽やか系の格好良いマスターが1人で切り盛りしている。お客さんも多め。
取り合えずスプモーニを注文して店内を見回す。カウンターにはラム専門のメニューもあり、20種くらいが書いてある。マスター曰くラムは趣味でそんなに多く出るものでも無いらしい。最近はモルトを飲む人が多くて・・・と言う話も。へぇ。やっぱり地味に流行っているのだろうか。奥の2人連れもタリスカーが美味い美味いと言うてはる。
そんな中、せっかくなので落ち着いて楽しめるダークラムを。とお願いしてみると出てきたのはドーリーズXO。オロロソシェリー樽熟成のダークラム。シェリーの良い香りがする。
バルバドス産らしいがバルバドスって何処?と言う感じ。カリブ海なのだろうが・・・。

何気に酔ってきたのでこの夜はここで締め。帰りに近くの吉村家でラーメンを食べて帰宅は0時を回ってました。
寒い中良くまあ歩き回ったものです。お疲れさま。
ISBN:4840114722 文庫 著者:月見草平 イラスト:銀八 メディアファクトリ- 2005/12/22 ¥609
法の鍵も扱える特殊職業、魔法鍵師。鍵師試験をパスしたカルナは、師匠のミラの店で本格的に仕事の手伝いを始めていた。一方ミラは、旧友ブレイトンが残したランキンの「究極のマスターキー」に関する資料に没頭する毎日。ランキンの魂を受け入れた親友・エクセラの魂を救い出すためだ。そんなある日、店にひとりの女性がやってくる。ミラを見るなり「お姉様!」と飛びついた女性にカルナは驚くが、彼女はミラの後輩・ヴェルナだった。ヴェルナはミラに、「鍵開けの技術を教えてください」と頼みこむ。どうしても返してもらえないものがあるので、取り返したいというのだが……それって泥棒!? 鍵開けファンタジー、第3弾!
http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/bunkoj_detail.cgi?id=6380
魔法鍵師カルナシリーズも早くも三巻。派手さは無いのですが地味に面白いこのシリーズ。今回は鍵師から一転泥棒にと言うイベントで目先を変えてくれます。
エクセラとミラとの関係、そしてミラと後輩ヴェルナとの関係。ラストの展開もある程度読めてしまいますが王道のパターンでそれはそれで良し。欲を言えば手堅く纏めすぎの感はあります。
それも含めてこのシリーズのカラーなのでしょうが。
ISBN:4044710058 文庫 十文字 青 角川書店 2005/12/28 ¥650
"エルデンの突如現れた謎の人物ルイ。自称“ベストセラー小説家”のその男が、8億ダラーの伝説の賞金首「蜥蜴四兄弟」の討伐企画を発表。マリアたちZOOも賞金目当てに参加することにするが、そこで待ち受けていたものとは!?一方、街は異界生物があふれ出てくるという異常事態に。「世界がおかしい」―人々がその異変に気付き始めた瞬間、それは大いなる意思による、大いなる実験のはじまりだった!異常事態に恋の花咲く新展開!!"
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200508000128
薔薇マリ四巻は新展開。いよいよキンググッダーを始めこの世界そのものの謎に話が踏み入り始めます。主人公マリアローズのいぢけっぷりが過剰で鬱陶しいのですが、それもしょうがないと思えるサブキャラ達の出鱈目な強さっぷりで上手にバランスをとっているのかなと。
前巻まで圧倒的な存在感を持っていたトマトクンが今回は出番無しなのもマリアローズの葛藤と脱皮をより前面に出すと共にサブキャラがトマトクンの前で霞んでしまわないようにと言う意図なのでしょうか(笑
マリアを巡る三角関係、ユリカに恋の予感?カタリ大活躍、やっぱり強いミスターピンパー等、小ネタを含めて飽きさせないWizadry風ファンタジーはますます今後が楽しみです。
ISBN:4840232164 文庫 雨宮 諒 メディアワークス 2005/11/10 ¥578
僕はどこかへ行きたかった。 僕はどこへも行けなかった。
修一は、夢久島という長閑な島に暮らす高校2年生。
学校生活にどこか馴染めない自分を自覚しつつ “能面” を被って、友達とも “普通” に過ごしていた。
夏休みに入った日、修一は、港で海を見ながら泣いている一人の女性と出会う。
夢久島には、「海で “呪文” を唱えると本当の自分の居場所に連れて行ってくれる」 という噂がある。
その話を確かめるために彼女はこの島に来たというのだが……。
彼女との出逢いにより、修一の “能面” の日常に変化が訪れる。
はたしてその “呪文” とは――?
島に伝わる噂をめぐり、心に傷を抱えた人々が織り成す、心ビタミン短編連作ストーリー。
http://shop.mediaworks.co.jp/ds_item.php?cd=A0512440
11月に買ってそのままにしておいた積本を漸く発掘。
読み始めは重苦しいストーリーなのかと思いきやさにあらず。普通のボーイ・ミーツ・ウーマンな物語を皮切りに『夏月の海に囁く呪文』に纏わる連作短編集になっています。
誰にでもある、自分の居場所は本当にここで良いのか、と言う漠然とした不安。自分と言う人間に対する不信、自身の無さ。
自分が自分で居られる本当の自分の居場所とは何処なのか。
その回答のヒントが得られるかも。
読みやすく、胸を突き、不思議な余韻に駆られる。
そんなつかみ所の無い物語。
いよいよ2chライトノベル板大賞が始まりました。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1137160796/

なんと今回は毎回ライトノベル板大賞なのにいつも忘れ去られていた『板』の字がスレッドにも復活!(余談)

思えば後の世にぶらり厨vs瑞っ子の大決戦として記憶に残らしめた2001年下半期に初めて投票をして以来、これで9回目。
半年に一回のこの大賞は総括としても祭りとしてもウキウキするものです。

1/14〜1/28の2週間の投票期間に昨年7月〜12月発売の作品から5作品までに投票する事が出来ます。
詳しいルールはスレッド参照の事。

いよいよ総括ですね。週末じっくり纏める事にしましょう。

過去の大賞の記録についてはまとめサイトもありますのでご興味がある方はどうぞ。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/3018/lnprz.html

また歴代の上位10位までの抜粋もあります。
http://onigiri.s3.xrea.com:8080/laten/index.php?%5B%5B%A5%E9%A5%A4%A5%C8%A5%CE%A5%D9%A5%EB%C2%E7%BE%DE%A5%EA%A5%B9%A5%C8%5D%5D

1月18日の日記

2006年1月15日 趣味
土曜日は休日出勤。早めに終えて開店直後の自由が丘のBarへ新年初訪問。冬の雨は温く、強く。仕事帰りの気怠い雰囲気が強まります。

でも一歩店に入るとリラックスモード。店員さんと四方山話をしながらまずはホットバタードラムカウでまったり。
シェリーが好きな店員さん。ベネンシアの話とか聞いているとたまには飲みたくなってくる。
とは言え、新しいボトルも続々と入っているようで結局はモルトと言う事に。
・BALMENACH 1971 15y 46% Moncreiffe Single Malt Collection
・GLENCAWDOR 1976 57% SAMAROLI(SPRINGBANK)
・GLENFARCLAS 1970-1996 53.2% OB
・STRATHISLA 1965-2002 51.7% JamesMacArthur

バルメニックは実は飲むのは初めて。オールド感がありながらウッディなバニラの飲み返しを持つゆっくり楽しめるモルト。
グレンカウダーはパワフルできわめてブリニー。カリラ、塩気の強いブローラを思い起こさせる。
ファークラスはベタ甘だがこれも力強く、ファークラスらしいコシのあるボトル。
ストラスアイラは長熟感はあるが少しヒネが気になった。

GLENCAWDORの57%がかなりキツく感じられ明らかに体調が整っていないのを感じたのだが突っ走ってしまった。こう言うときにシェリー系のモルトは辛い。せっかくのボトルを勿体無い事をした。

帰りに豚そば家大大にて味噌玉二刀麺を食す。
濃厚でとろりとした豚骨ベースのスパイシーなスープと細麺、太麺の二種類の麺と、まさにここでしか食べられないような個性的な味わい。美味しいです。

繁忙期。

2006年1月18日 日常
仕事が忙しい忙しい。

川崎の客先の途中でラーメンSymphonyに寄れたのでいまむらのラーメンを食す。
http://www.kawasaki-be.ne.jp/symphony/

コクのある魚系スープとぽくぽくした極太麺がマッチして美味しい。しかし、こってりにすると油が多すぎて胃にもたれる。次回はつけ麺食べてみようか。

Webネタ。
世界史上の人物をコーエー数値化するスレまとめ
http://www.h7.dion.ne.jp/~sankon/2ch/history/
列伝を読んでいるだけで楽しい。クオリティが非常に高い。
軍事板と世界史板は偶に覗きますが特に世界史板はたまに興味のあるスレッドを熟読すると楽しいです。

趣味系
富士見ミステリ文庫『覚醒少年』読了。レビューは後ほど。
The Whisky World 4号、歴史群像2月号購入。
講談社ノベルス『Q.E.D』新刊も購入。
コミックスはのだめ14巻、ハヤテ5巻位。

1/22は目黒某Barのイベントに参加予定。楽しみです。

積本減らし。

2006年1月26日 日常
積本を気合で減らした週。

新保祐一『誘拐の果実』は秀逸。
誘拐モノとしても人間ドラマとしても上級のエンタテイメント。

ライトノベルでは

・9S<ないんえす?>SS 【電撃】
・覚醒少年 エクスプローラー 【富士見ミス】
・楓の剣! 【富士見ミス】
・A君(17)の戦争9 われらがすばらしいとき 【富士見フ】
・フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース 【富士見フ】
・ファイナルバード シーカー レスキューウィングス 【MF文庫J】

このあたりを読了。ハズレ無しでクオリティ高い。

漫画は

・しおんの王 3
・BAMBOO BLADE 2

を購入。しおんの王は勿論だがバンブーブレイドも中々面白い。
順次感想を書ければ・・・。

誘拐の果実 (上)

2006年1月27日 読書
ISBN:4087478793 文庫 真保 裕一 集英社 2005/11/18 ¥680
病院長の孫娘が誘拐された。身代金は捜査の手を逃れて緊急入院した実業家の命。陰謀か、挑戦か。同時期にもう一つの誘拐が! 逆転に次ぐ逆転、戸惑う家族と捜査陣。前代未聞の誘拐事件を描く長編。
17歳の病院長の孫が誘拐され、その事件と重なるように19歳の本屋の跡継息子が誘拐された。
奇妙な要求、翻弄される捜査陣、事件を機に変わろうとする家族。しかしその二つの誘拐の根底には・・・。

真保裕一の作品の中でも抜群の出来だと思います。上巻では誘拐事件の成り行きでぐっとひき付け、下巻ではその真相が二転三転して語られる。まさに息もつかせぬドラマが繰り広げられます。
最後の真相については綺麗に纏めすぎとの感もありますが、作品の完成度を損なうものではないし、素直に読めば非常に感動します。

後書きにもありますが著名なミステリ作家の誘拐モノと言うのはありふれたテーマであるだけに生半可では書けない=名作多しの図式があるのでしょうか。この誘拐の果実も真保作品の中でも圧倒的な存在感のある作品だと思います。

ミステリどうのこうのと言うよりも一つのドラマとして楽しめる傑作。というか主人公の19歳と17歳の男女をイラスト変換すればライトノベル派にもイケる本だと思うのですがどうでしょう(笑
ISBN:4063144038 コミック かとり まさる 講談社 2006/01/23 ¥570
意外とシリアス路線を突っ走る女流棋士にスポットを当てた漫画。
ちなみに女流棋士は決してプロ棋士ではない。プロ棋士とは新進棋士奨励会(奨励会)で経験を積み4段に上がり日本将棋連盟の正会員者になった者の事を言う。
女流棋士は奨励会ではなく女流育成会と言う独自の組織を持ち、そこでの成績優秀を持って任ぜられる。
勿論『ヒカルの碁』の名瀬のように女性が奨励会に入りプロ棋士を目指す事は可能だけれど史上、4段となりプロ棋士になった女性は存在しない。また女流棋士が奨励会と掛け持ちする事も現在禁止されている。
かように女流棋士はプロ棋士とは格段の実力差があるとされている訳だが1990年代から公式のタイトル戦に女流棋士の参加枠が開放され、女流の活躍の場も広がってはいる。

三巻ではメインキャラとなる女流棋士3人(1人は・・・だが)の台頭と、その活躍の場としてプロ棋士・女流棋士・アマ棋士の垣根を取り払ったオープントーナメントが開催された。
プロ棋士の師匠と女流棋士の弟子、そして新勢力として小学生アマ棋士などバトルロイヤルの様相を呈して、作品はいよいよ盛り上がる。昨今中々注目の漫画なのである。
さて、ライトノベル板大賞が締め切ったので自分的な総括を少し。
この下半期の期間でこの日記で◎をつけた作品は以下。
紅 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】
ニライカナイをさがして 【著:葉山透/絵:山都エンジ/レ:富士見ミステリー文庫】
空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (9) 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】
私立!三十三間堂学院 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】
銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキープログラム 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】
プリンセスの義勇海賊 【著:秋山完/絵:結賀さとる/レ:ソノラマノベルス】
滅びのマヤウェル―その仮面をはずして 【著:岡崎裕信/絵:西E田/レ:スーパーダッシュ文庫】
ある日、爆弾がおちてきて 【著:古橋秀之/絵:緋賀ゆかり/レ:電撃文庫】
かくて背信の旅はおわる トワイライト・トパァズ4 【著:佐々原史緒/絵:瑚澄遊智/レ:ファミ通文庫】
煉獄のエスクード(2) The Song Remains The Same 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】
ブルースカイ 【著:桜庭一樹/絵:----/レ:早川文庫JA】
魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険 (2) 【著:月見草平/絵:銀八/レ:MF文庫J】
薔薇のマリア(3) 荒ぶる者どもに吹き荒れろ嵐 【著:十文字青/絵:BUNBUN/レ:スニーカー文庫】
老ヴォールの惑星 【著:小川一水/絵:撫荒武吉/レ:早川文庫JA】
聖者の異端書 【著:内田響子/絵:岩崎美奈子/レ:C・NOVELS FANTASIA】
憐 Ren ~routine~ 【著:水口敬文/絵:シギサワカヤ/レ;スニーカー文庫】
電波的な彼女 ~幸福ゲーム 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】
クドリャフカの順番―「十文字」事件 【著:米澤穂信/絵:−/レ:角川書店】
犬はどこだ 【著:米澤穂信/絵:−/レ:東京創元社】
米澤穂信はミステリ畑のハードカバー出版であるけれどもクドリャフカは古典部シリーズの正当な続編であるし、クオリティの高さでは他を圧していた。ライトノベル板大賞から外したのはミステリとして評価しているからに過ぎない。
片山憲太郎は電波的な彼女から一転、『紅』で明るめの作品で新たな可能性を示して見せた。
薔薇マリ、空鐘、銀盤カレイドスコープ、半分の月がのぼる空、タクティカルジャッジメント、ゼロの使い魔、GOSICK、など鉄板のシリーズが好調な裏で、惜しまれながらも完結したシリーズも多い。
トワイライト・トパァズ、平井骸惚此中ニ有リ、憐、そして私はあまり評価していないが西尾維新の戯言シリーズ。がそんな所だろう。
小川一水、成田良吾は安定した作品を出しているがインパクト的にはイマイチではあった。また新井輝のRoomシリーズも段々と尻すぼみになっているきらいが感じられる。
短編のまとめとは言え星界シリーズの新刊、断章が発売されたのは嬉しいニュースであったが、久しぶりと言えば秋山完の新刊、プリンセスの義勇海賊も嬉しいニュースであった。小川一水に負けずに国産SFの旗手として頑張ってほしいのだが。

そんな中、二重丸はつけなかったものの、
神様ゲーム カミハダレニイノルベキ 【著:宮崎柊羽/絵:七草/レ:スニーカー文庫】
疾走!千マイル急行 【著:小川一水/絵:長澤真/レ:ソノラマ文庫】
円環少女 (1) バベル再臨 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:スニーカー文庫】
わたしたちの田村くん2 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】
このあたりは印象深かった。

しかし年々売れる本はシリーズ化していくこの業界で読み切りで読ませると言う事が段々貴重になってきたように感じる。
そう言う意味でニライカナイ、ある日爆弾が〜、聖者の異端書、ブルースカイ等が新鮮に見え、結果として今回の投票行動に反映されたと言える。

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鴉

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