逆転裁判3

2004年2月9日 ゲーム
Video Game カプコン 2004/01/23 ¥4,800

Amazon.co.jp レビュー
弁護人として法廷に立ち、誰もが有罪だろうと思う被告人を弁護してスカッと逆転無罪を勝ち取る爽快法廷バトルアドベンチャーゲームシリーズ「逆転裁判」。3作目の本作ではシナリオテンポ、新旧合わせた魅力的な登場人物、過去と現在が複雑に絡み合うストーリーと、各面でボリュームアップしている。
前作までの主人公で熱血弁護士の成歩堂龍一が、なんと被告として法廷に立つシナリオが収録されている。殺人事件の容疑者となった大学生時代の成歩堂を、「1」では彼の上司だった綾里千尋が新米弁護士として弁護する。(中略)
緻密に張られた伏線からなる練りこまれたストーリーにより、シリーズを通して人気の、緊迫しつつもコミカルな法廷劇が展開する。また、サスペンスを暗いものにしない個性的で魅力的なキャラクターたちがおもしろみを増幅させている。(江口 謙信)

と言う訳で逆転裁判3。シリーズ最終作らしいですがようやく終了しました。1,2で謎のまま残った伏線を一挙に解決。そこまでの解説風のストーリーを全部シナリオにしてしまいそれがまた面白いと言うのが流石。ただ、3からいきなり入るのは少々つらいかもしれません。これまでの登場キャラも様々な形で登場し最後の大演壇を盛り上げます。
展開は強引なところやご都合主義なところも多いですがこの作品でそこを突っ込むのはヤボ。にやにやしながら楽しんでほしい一作です。
ISBN:4840226091 文庫 成田 良悟 メディアワークス ¥610

今回の舞台は21世紀。かつて不死者を生み出した根源となった『船上での事件』。当時からの数少ない生き残りを探して旅をするマウザーと三人の不死者達。今回生存の噂を聞きつけたのは人を笑わせる事に異常な執着を見せる『笑顔中毒者(スマイルジャンキー)』エルマー・C・アルバトロス。彼を追って北欧の森深くに分け入った一行は不自然な村とある少女に出会った。戸惑うまもなく、エルマーの目指す『ハッピーエンド』の為に巻き込まれる形となった一行は・・・。

今までのバッカーノシリーズからすると時代も大きく変わり、番外編とも思わせる今回。いつもお馴染みのキャラが登場しないせいか少々パワーダウンのきらいも感じさせます。今回はキレたキャラがエルマーくらいしかいないからでしょうか。
ってそれもどうなのか(笑)
今回は今まで出て来ていない不死者が三人登場しました。
今後はこの人達のエピソードも書かれるらしく1930年代シリーズとの並行で進んでいくのでしょうか。
四月には『デュラララ!!』と言うこれまた単発の作品も控えている成田良吾。2003年は彼の年でしたが2004年もその勢いを持続出来るか、目が離せない所です。
ISBN:4840226067 文庫 橋本 紡 メディアワークス ¥510

1巻は典型的なボーイ・ミーツ・ガール&ラブコメ。
病院を舞台に長期入院中の鼻っ柱の強い女の子とごく普通の少年の出会いを描いています。ありきたりな設定、よくあるキャラクターを使いながらそれでも少年の巧みな心情描写、そして読みやすい文章で一気に読ませる佳作として2chライトノベル大賞2003下半期でも20票を獲得。12位に入りました。
今回はその続刊。雰囲気は相変わらず。主人公とヒロインの掛け合いは微笑ましくて好感が持てます。ラストの銀河鉄道の夜を引き合いに出した会話なども素敵な描写です。
ですが、今回は心なしか展開が遅く、まだるっこしい感じがします。しかも終わりが中途半端で一巻と違い露骨に話を引っぱっているのがマイナス。
多分三巻も買うかと思いますがこの調子だと、三巻の出来が問われると言う感じでした。
鴉

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