空ノ鐘の響く惑星で〈2〉
2004年2月20日 読書
ISBN:4840226032 文庫 渡瀬 草一郎 メディアワークス ¥570
先日の一巻に続いて二巻を読了。
王と皇太子が『訪問者』に殺害された事によってアルセイフ王国内は一気に王位継承権をめぐる内乱の気配に満たされる。
文官を中心とした皇太孫派と武官を中心とした第二王子派が睨み合いを続ける中で第四王子フェリオは両者の調停を図り外敵の介入を防がんとする外務卿と意を通じ合う。
しかし、いざ調停に乗り出さんとしたその時に起こった暗殺とクーデターにより王国は内乱への道を余儀なくされるのだった。
政治・官僚・軍部を巻き込んだ派閥争いの描写を、あくまでマニアックにならずに平易に、納得出来るように書く手並みはお見事。
主人公の行動も嫌味にならず共感を持てる書き方でベスト。
ストーリー立てもキャラ描写も特筆すべきものはないのですが、上手くまとめているな、と言う感じで好印象。面白いです、このシリーズ。地味に読み進めて行きたい佳作。
先日の一巻に続いて二巻を読了。
王と皇太子が『訪問者』に殺害された事によってアルセイフ王国内は一気に王位継承権をめぐる内乱の気配に満たされる。
文官を中心とした皇太孫派と武官を中心とした第二王子派が睨み合いを続ける中で第四王子フェリオは両者の調停を図り外敵の介入を防がんとする外務卿と意を通じ合う。
しかし、いざ調停に乗り出さんとしたその時に起こった暗殺とクーデターにより王国は内乱への道を余儀なくされるのだった。
政治・官僚・軍部を巻き込んだ派閥争いの描写を、あくまでマニアックにならずに平易に、納得出来るように書く手並みはお見事。
主人公の行動も嫌味にならず共感を持てる書き方でベスト。
ストーリー立てもキャラ描写も特筆すべきものはないのですが、上手くまとめているな、と言う感じで好印象。面白いです、このシリーズ。地味に読み進めて行きたい佳作。