ISBN:4840110700 文庫 高殿 円 メディアファクトリー 2004/04 ¥609

かつて人間はその愚かさゆえに神の怒りにふれ、魔法の力を奪われた。しかし人々は、魔法を弾丸の形に封じ込め、銃器で使うことを思いついた。かくして再び戦乱の時代が訪れた。そのさなか、14歳の主人公・セドリックは、二人の少女と共に「あるもの」を探す旅に出る。果たして、その「あるもの」とは一体何か? 本格ファンタジーシリーズ、今ここに開幕!
http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/bunkoj_detail.cgi?id=1576
バッカーノの挿絵でお馴染みエナミカツミの表紙が目をひくこの『銃姫』。マイナーレーベルながら時々ヒットを飛ばす集英社スーパーダッシュ文庫とMF文庫Jのうち後者からのリリースです。
二人の少女の個性が強くて主人公が影が薄い所は、作品の雰囲気とあいまって冴木忍を思わせます。魔法銃のギミックはさして珍しいモノではなく、それがストーリーに影響を与えているかと言うとこれまたさほどでもなく。世界のバランスを崩す力を追う点や、主人公達がやりきれないような世界の暗部を見ながら進んでいく様も前述、冴木忍の卵王子カイルロッドシリーズを思い出させて、この作品が好きだった自分のツボをついてくれます。
一応一巻のラストはハッピーエンド?で結んであるので安心。
一巻目から頻出の伏線を含めて主人公達がどう成長しながら旅を続けていくのか、続刊が楽しみな所です。

久々の中華街

2004年5月6日 日常
仕事で久しぶりに石川町に出る事になり、中華街まで足を伸ばしてランチを食べる事にした。
みなとみらい線の元町中華街駅が出来て人出も増えたらしいがさすがに平日昼前はそれ程混んでいるように見えない・・・と思ったら12時近くなってきておばちゃん団体がどさっと増えてこれまたさすが、と感心。
入った店は中山路の中ほどにある四川料理の『新錦江』
ランチは四種類程で一品料理にご飯、スープ、漬物、杏仁豆腐がついて700円+消費税。で、今日注文したのは牛肉のオイスターソース炒め。四川料理と言う事で普通に辛い料理をイメージしていたら、出てきた料理は中華特有の化学調味料が抑え目なのか意外とさっぱり系。牛肉の量が多くてやわらかい。たけのこ・ヤマイモ、ピーマンなど野菜もシャキシャキしてて良い感じ。
スープもトマトベースのあっさりとしたイタリアン風のものでこれにも少し驚きましたが、一品料理と一緒だとこれもさっぱりしていてGood。これで700円は安いなぁと。
ただ客がそれ程多いわけでもないのに店員さんがせわしない。客の皿が空くと間をおかず下げに来るし、どたどた走るのでその度床が揺れるのは勘弁でした。
中華街のランチは一度極めてみたいものですが、そう何回も行けるものでもないのが残念。

今日の獲得品。
角川スニーカー文庫
・高瀬彼方 『ディバイデッド・フロント II .僕らが戦う、その理由』
・都築由浩 『Dr.アンダーソンの休日 出張はラビリンス』

『Dr.アンダーソンの休日』の挿絵はまたもやエナミカツミさんです。バッカーノ・銃姫に続きなので期待。

・津田雅美 『彼氏彼女の事情18』
・日経エンタテイメント(雑誌)
鴉

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