アリソン 3 下

2004年5月12日 読書
ISBN:4840226814 文庫 時雨沢 恵一 メディアワークス 2004/05 ¥536
巨大な大陸が一つだけある世界。その大陸は、中央にある山脈と大河で、二つの連邦に分けられている。その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは、二人とも17歳。長く続いていた戦争は表面上終わり、二つの連邦をつなぐ大陸横断鉄道が開通する事になった。友人で西側軍人ベネディクトにチケットを貰い、豪華大陸横断列車に乗り込んだヴィルとアリソン。乗客は名のある人達ばかりで、ストーク少佐という軍人とも知り合いとなる。しかし、次々と列車の乗務員が殺されてしまう事件が起きて、楽しいはずの旅行が一変してしまう。犯人がわからないまま、引き返す事になり、さらに二人は事件に巻き込まれる事に……!
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/
アリソン完結です。感想ネタバレ含みます。下巻と言うコトで全編が解決編的な構成になっており、分冊したのが残念です。やっぱり通して読まないとですね。
オチとしては結構予想されていたオチで驚きはありませんでしたが綺麗に終らせたと言う感じです。でもラストはちょっとなぁ。結局ヴィルは自分の仕事を優先させちゃったって事で、アリソンとリリアが少し可愛そうな気も。まあ両方とも性格から言ってさっぱり割り切れるんでしょうけど、それでもね。最後まで朴念仁だったとこと言いヴィル君、ちょっと情が無いんじゃない?
あとがきでもありましたが娘編があるかもしれないとの事でかなり期待してはいます。
鴉

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