◎ ミナミノミナミノ
2005年1月13日 読書
ISBN:4840229147 文庫 秋山 瑞人 メディアワークス 2005/01 ¥557
しかしそれにしても今回はまだ殆ど導入部分なのにも関わらず自然と引き込まれて止まらずに読めてしまう所が凄い。南の離島と言う環境で主人公の日常と非日常が織り交ざった生活をすらりと描く所はまさにイリヤで発揮された業が活きています。少し斜に構えた主人公とツンツン系のヒロインももうお約束とばかりのカップリング。まあとにかくボーイ・ミーツ・ガールモノが好きな人は迷わず買っとけと言うわけです。
全部作者に後書きで言われていてなんだかなぁなんですが、こんな所で終わらせられたので続刊は是非早めにお願い致します。といっても出るのは四月以降のようですが・・・。
夏がもういちど来ます。人生にたった一回の特別な夏が……。『猫の地球儀』で名前が浸透、『イリヤ』でブレイクした秋山瑞人の新刊は、本人も後書きで語るように『イリヤ』アニメ化記念もういっちょ同じボーイミーツガールもので販促やってみようと言う素直に商業的な理由で書かれたらしいのですが、だからと言って作品の質が落ちていると言う訳でもないので宜しいのではないでしょうか。夏がもういちど来ます。人生にたった一回の特別な夏が……。なんてまさにイリヤファンくすぐりまくりじゃないですか。上手いねえ。
「ものすごく環境のいいところだから勉強をするにはもってこいだ」
そんな誘い文句に騙されて夏休みをとある小さな島で過ごすことになった武田正時。
ところが来て早々、どうもこの島はとてつもなく“奇妙”なところがある、と気づかされることになり、一方、「友達になってくれないか」と頼まれた相手は不思議な感じの、だがとてもかわいい子で──。
超人気シリーズ『イリヤの空、UFOの夏』の秋山瑞人&駒都えーじのコンビが贈るボーイ・ミーツ・ガールストーリー。今度の夏もただでは終わらない……。
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/index.php
しかしそれにしても今回はまだ殆ど導入部分なのにも関わらず自然と引き込まれて止まらずに読めてしまう所が凄い。南の離島と言う環境で主人公の日常と非日常が織り交ざった生活をすらりと描く所はまさにイリヤで発揮された業が活きています。少し斜に構えた主人公とツンツン系のヒロインももうお約束とばかりのカップリング。まあとにかくボーイ・ミーツ・ガールモノが好きな人は迷わず買っとけと言うわけです。
全部作者に後書きで言われていてなんだかなぁなんですが、こんな所で終わらせられたので続刊は是非早めにお願い致します。といっても出るのは四月以降のようですが・・・。