横浜某Bar。ご無沙汰してました。

水曜日は静かな夜。

スキャパ14y(lボトル) →アードベグTEN(lボトル)→ブローラ20y(UDレアモルト)

マスターお奨めはアードベッグTENの現行のリッターボトル。
これは美味いですョと戴いてみると香りも味もなんというか思っていたTENよりも円やかなのだな。余韻も長め。
で、しっかり700mlボトルとの飲み比べさせてくれたりする。
やはり700の方がピーティで硬く感じる。味わいもリッターボトルに比べると重く湿った風だ。これが良いという人も居そうだが、同じ現行ボトルで明らかに違うこの差。
やっぱりリッターボトルは違うョねとマスター。
ラフロイグもリッターボトルの方が美味いのは知っていたがやはり通説なのだろうか。面白いものだね。

でUDレアモルトブローラ。シェリー樽熟成の特徴はしっかり感じられるが塩っぽさも強く両者が混ざり合って複雑な味わいだ。飲み口は度数にしてはスムース。キレは良い。
最近のシェリー樽ブローラはへたれが多いのできっちりと塩気を強調している所は好ましい。余韻は短め。加水すると香り、味わい共に奥からフルーティさが見えてくる。

CP良く貧乏リーマンとしては大満足の夜。
ISBN:4829117575 文庫 貴子 潤一郎 富士見書房 2005/09/17 ¥609
"(自分は畑仕事の方が向いているのだろうか…)切り株に腰掛け、自分が耕したばかりの畑を見ながら、深津薫はその日十三回目のため息をついた。フィンランドのとある小さな村。この村に魔族と伝説の魔導書『外道祈祷書』が隠れているという情報を得た薫は、直ちに潜入捜査を開始する。だが、アイリスという可愛いけれどちょっと変わった少女に気に入られてしまった薫は、いつの間にか野良仕事を手伝わされる羽目になり、まったく捜査が進まない。のどかな田舎の風景に転職の考えが頭をよぎる薫。だがそんな彼を暗く危険な視線が闇の向こうから見つめていた…。待望のシリーズ第2弾登場!"
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200506000025
良いんじゃないですか貴子さん。
前巻は主人公が吹っ切れずにドロドロしたストーリー展開が鼻につきましたが今回は良い感じで纏まりました。
辺境の小さな田舎町への潜入捜査と意外な結末。読んでいるうちに昔、TRPGでやった幾多のシナリオやリプレイを思い出しました。
定番なだけに飛びぬけた所はありませんが落ち着いて楽しめたという意味で◎という感想。
別のシリーズキャラも短編で今後フォローされるみたいですし、この調子で頑張って頂きたいものです。
鴉

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