クライネリッシュ1972
仕事をさっさと切り上げて多分今年はラストの目黒詣で。

飲んだボトルは五種類。

1.GLENGOYNE 1982-2005/22yo Original Limited Bottling "RONNIE’S CHOICE" 53.6%
最初はプラムのようなフルーツ香。次第にバーボン樽由来のバニラ香。飲むとパワフル且つウッディ。余韻は中程度。力強いが特徴的ではない。

2.FISKAVAIG 1977 27yo
長熟のタリスカー。オイリーでコクがあるが独特のピリピリ感も十分あり、飲み応えのあるタリスカーらしいタリスカー。
余韻は中程度。

3.LAPHROAIG 1974-2005/31yo Original Limited Bottling for France 49.7%
最初はシェリーが強い。葡萄たっぷりの香りは硬い。飲むとやはりシェリーの甘み。すっきりとして直線的な余韻。暫く置くとシェリー香が華開きふくよかで楽しく。飲むと丁寧なシェリーの厚みからぶわっとラフロイグらしいピートとスモーキーさが出てくる。かなり変わるボトル。余韻は思ったよりも短い。

4.LAPHROAIG 1993-2005/12yo The Single Malt of Scotland 55.2%
甘み少な目のバランスのとれた"普通にとても美味い"ラフロイグ。度数を感じさせず気兼ねなく幾らでも飲めそうな気安さが逆に素晴らしい。

5.CLYNELISH 1972-2005/32yo The Single Malt of Scotland 49.9%
1972年のクライネリッシュは今年何本か飲んだが何れも外れのない素晴らしいボトルだった。このボトルは今年最後を締めくくるに相応しいビックなクライネリッシュ。
先日飲んだスリーリバーズのクライネリッシュが只管に華やかなボトルだったとするとこちらはどっしりと落ち着いていて軽くスパイシー。但し香りは非常に華やかでフルーティ。なにより特筆すべきは余韻の長さ。ゆっくりと穏やかに身体を満たしていく余韻は素晴らしいの一言。CPも良くつい、お代わりを頼んでしまった。感動。

始まりから〆への流れも良くてマスターに感謝。結局二時間近く居座ってしまった。

今年はこれでラストでしょうが、来年も宜しくお願いいたします。
鴉

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