コメント機能実装

2005年10月23日 日常
11月実装とか。ついに来ますがどうなるんでしょうか。一応希望していたので歓迎です。
と言うかトラックバックがどうも完璧には機能してないんでその手直しもお願いしたい所です。

何はともあれ長く無料で使わせていただいている身としては感謝しつつ、実装を待ちたいと思います。

椿山課長の七日間

2005年10月25日 読書
ISBN:4022643528 文庫 浅田 次郎 朝日新聞社 2005/09/15 ¥630
働き盛りの46歳で突然死した椿山和昭は、家族に別れを告げるために、美女の肉体を借りて七日間だけ“現世”に舞い戻った!そこで初めて知らされる家族の秘密、親子の絆、捧げ尽くす無償の愛、人と人との不思議な縁とは?「死後の世界」を涙と笑いに包んで描き上げて、朝日新聞夕刊連載中から大反響を呼び、「死ぬのが怖くなくなりました」というファンレターが殺到した感動の長編小説、いよいよ待望の文庫化!
http://opendoors.asahi.com/data/detail/6916.shtml
相変わらずハズレ無しと言いますか、浅田次郎。文句なく面白いです。読み始めたら止まらない。笑って泣いて一気に読めるお得な文庫。取りあえずさくっと読んで、後書きでうむぅと納得してください。
地元某Barにて。

The Arran Malt Limited Edition 1995-2002
samaroli COILLTEAN 1965

7年とは思えない熟成感のあるシェリー樽熟成のアラン。香りも味もフルーティだがどこか落ち着いていてバランスが良い。
濃い目だがスムース。最後に少しドライ。
サマローリのコールテンブランド1965は40年長期熟成のブレンデッドとの事。これもシェリー樽のキャラクター。香りは最初フルーティな果実の香りだが奥底からバニラっぽい香りも漂ってきてかなり複雑だがそれゆえに楽しめる。スムースでシルクのような滑らかさ。長さは上の下と言う所だが穏やかで温かみのある余韻が楽しめる。いくらでも飲めてしまいそうな危険なブレンデッド。美味しい。

帰りには小雨も止んで、しっとりとした週も中日。
ISBN:4334761038 文庫 伊藤 和子 光文社 1998/08 ¥680
─時は紀元70年のローマ。皇帝ウェスパシアヌスが基盤を固めつつあるころ、銀の産地ブリタニアではインゴットの横領が頻発していた。ならず者の手から娘を助けたおれ(ファルコ)は元老院議員の依頼を受け、鉱山奴隷に身をやつして、そのからくりを暴くことになった。そしてかの地では、最愛のヘレナと巡り合う……。
─E・ピーターズ亡きあとの歴史ミステリーを牽引する待望のシリーズ第一作ついに登場!
http://www.aga-search.com/838-1marcusdidiusfalco.html
夜霧のネオンサインさんのとこでずっと紹介やってて気になっていた密偵ファルコシリーズですが横浜ジョイナスの栄松堂書店でシリーズ揃っているのを発見して早速一巻を買ってみました。
舞台になる時代がフラウィウス朝の始まりで、丁度塩野七生さんの『ローマ人の物語』の文庫版最新刊である21〜23『危機と克服』http://shinchosha.co.jp/cgi-bin/shinkan.cgi?ISBN=118172-1の時代とオーバーラップする所も購入の決め手でした。
この予習効果も相まって非常に楽しく読めました。
何故に舞台がブリタニア・・・と思わないでもないですが作家さんがイギリスの人だからなんでしょうね(笑)
ファルコのキャラクターは非常に好きな部類です。少し頼りなげで捻くれてもいるけれど、基本的には優秀で筋を通すと言うキャラクター。舞台は全く違いますけど以前に読んだマーティン・スコットの『魔術探偵スラサクス』とかこう言う雰囲気大好きです。
ヒロインのヘレナも今風に言うとツンデレ系ですし!締まり屋だが騎士階級からの成り上がりで気さくでユーモア好きでもあったと伝えられるウェスパシアヌス、その有能な息子ティトゥス、ティトゥスとはうって変わった放蕩息子的なドミティアヌスと、この親子の後の運命も合わせてみると楽しさ倍増。
シリーズ全部買ってみるつもりですけど、またお金かかっちゃうなぁ。
ISBN:4840231826 文庫 古橋 秀之 メディアワークス 2005/10 ¥578
ある日、都心に投下された50ギガトンの “新型爆弾”。
それは、なぜか昔好きだった女の子に似ていて、胸にはタイマーがコチコチと音を立てていて……。
ひょんなことから “美少女型爆弾” とデートすることになった少年の姿を描く表題作をはじめ、
「くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病」、「毎夜たずねてくる死んだガールフレンド」、「図書館に住む小さな神様」、「肉体のないクラスメイト」 など、書き下ろしを含む、7つの物語を収録。
古橋秀之が贈る、温かくて、おかしくて、ちょっとフシギな、“ボーイ・ミーツ・ガール” の物語。
遅ればせながら読んでみました。古橋さんの短編集。これはボーイ・ミーツ・ガール物が好きな人には堪えられない良い本ですよ。七話のうち五話はほぼハッピーエンドです。短編を通して貫かれたテーマは時間交差。設定自体はかなりトンデモですがそれを物語として上手く消化しています。SF好きもそうでない人も楽しめますね。
短編だからと言って読みやすいだけではなく、各話ともしっかりとした余韻を残してくれます。
久しぶりに上質のライトノベルに出会ったと言う感じです。オススメ。

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鴉

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