昼直前に起きて家の用事を済ますともう時間が無い。
外は近年珍しく雪に覆われ、気温は0℃に近く、外に出歩く気も失せた。
無駄についているTVは昨日からの踊る大捜査線が延々と流れる中、年末恒例となった紅白FLASH合戦の作品をぽつぽつと見る。

第三回となった紅白FLASH合戦http://flash.chbox.com/rw04/page.php/indexは本質的に何か変わってしまった。
10日に及ぶ日程と投下される膨大な作品は率直に言うとかなりうんざりさせられるもので、見るのに苦痛を感じる程だ。よっぽどのヒマ人でなければ全体は把握出来ないし、参加していると言う感覚も無くなる。
職人が渾身を込めた作品も余程レベルが高くなければ玉石混交の中で瞬時に忘れ去られる存在だ。
まあ第三回を迎えて岐路に立たされたと言う事だろう。
消費するだけの受け手が偉そうな事を言うのもなんだが正直な感想とさせて戴こう。

そんな中で自分が特筆すべきと感じた数作品だけ上げておこうと思う。
『クリスマス中止撤回』
http://www.geocities.jp/wanokoucha/xmas.html
24日に投下された作品。2ch系の作品では公開されたタイミングと言い、音楽とアニメーションのコラボレーションと言い、素直に楽しめる作品だった。
『必殺!!チュウシングラ』
http://web1.nazca.co.jp/hp/ssworx/04.html
2ch系。本編も良いのだがオマケが笑えた。年末年始を見事に彩る快作。
『はやくも2005年をあきらめたヒト』
『毒男たちのクリスマス』
http://www.geocities.jp/youhigh_22/kouhaku2.html
http://freett.com/FZEROGX/dokuxmas.html
・・・世の毒男達よ、来年も つωT`)ヾ (゜Д゜ )…イキロ

2ch系以外の作品も今年は多く、比率で言うと7割は非2ch系の作品ではなかっただろうか。但し、正直長編アニメ系やPV系で特筆すべき作品は少なかった。いやレベルは確かに高かったのかも知れないがそれらに引き付けられるような魅力をどうしても感じられなかった。
技術的には一年前に公開されて居れば神と言われるだろうような作品も幾つかあったがそれだけFLASH作品自体が多くなり見る方の目が肥えてきたと言う事、だけではなく見る人を楽しませてくれるような何かが少々足りないのではないかなぁと漠然と感じた。
その中でこの二作だけはさすがとしか言いようの無いクオリティを発揮していた。

『ハクシャクノテンシ』
http://www.geocities.jp/n_kouhaku/html/haku_nae_n-gravity.html
ストーリー、アニメーション、音楽、どれを取ってもハイセンスなちょっとした物語。特に言いたいのは長さ・テンポが素晴らしいと言う事。アニメFLASHはここが肝心。さすがと言える。この方の作品は是非他のも見てみて貰いたい。
http://studio-n.hp.infoseek.co.jp/main.html[N-GRAVITY]
『ウシガエル』
http://www.geocities.jp/iyasakado/usigael.htm
これまた貫禄とも言える弥栄堂さんの所の作品。メカの独特の動きは流石だが、今回はねずみとイヌを主人公に添えて一般にも楽しめる娯楽作に仕上がっている。
http://iyasakado.com/[弥栄堂]

まだ最終投票もある事で、とにかくここで書かないまでも楽しませて貰った作品もあった。なんであれ、無償で渾身の作品を作り続け、名も知らぬ観客を楽しませようとするそのスピリットと、それを育んでいる土壌たる場には敬意と謝意を表したい。
お疲れ様です。来年も楽しみにしています。
仕事おさめの昨日、表参道にあるニッカのブレンダーズバーに行ってきました。
http://www.nikka.com/drink/blendersbar/
狙いはただ一つ。27日〜29日までボトルで買うと安売り店でも\45,000はする2004年版の竹鶴35年がショット\2,000で飲めると言う年末サービスがあったから。

で、試してまいりましたよ。早速。

フェイマスグラウス1989ヴィンテージ→竹鶴35y→余市シングルカスク15y→余市シングルカスク1991(ハーフ)→竹鶴35y(ハーフ)

取り合えず竹鶴との比較にブレンデットスコッチをと思い、ハイランドパークとマッカランがメインモルトと言うフェイマスグラウスのヴィンテージを。これもなかなか華やかでスコッチらしい貴品のある一杯だったんですが・・・竹鶴を飲んですっかり印象が吹っ飛んでしまいました。
注いでもらうと早速甘くて優しげな香りが立ちます。鼻先に持っていくと甘い、だけでなくピート香もしっかりと感じる心地よい香りが。口に含むと最初はスムース。後から余市の持つ骨太さを芯に柔らかでフルーティな華やかな飲み返し。そして余韻が長い!
三分くらいずーっと余韻が残り、最後には身体全体がじわじわと余韻に包まれていきます。ここまで余韻が凄いウィスキーは本当に久しぶり。いやマジでこれは美味い。
ここのバーテンダーさんはサービスでショット40ml位注いでくれてますので結局一杯で30分位ぼーっとしてました。
で、良いウィスキーは必ずなんですが飲み干した後のグラスの余香が長く残ります。その少しずつ消えていく香りがまた面白いんですが、この竹鶴は余香が一時間くらい残ってました。
それを意識してかバーテンダーさんも飲み終わったグラスを片付けずにずっと並べて置いておいてくれるんですね。うん、楽しい〜。
で、ついでにシェリーコテコテの15年とアイラ風の1991(どちらもメニューには載ってません)のカスクを戴きまして、最後にとどめとばかりに竹鶴をもう一度ハーフで。
いや、カスクを飲んだ後にまた飲むと、飲みやすさ、甘さ、香り、格段に違うんですな。いやさすが竹鶴の最高級品。恐れ入りました。さすがにボトルは買えないけど、是非また飲んでみたいですなー。
ちなみに支払いは\8,360(チャージ無しサービス料10%)。贅沢贅沢。

帰り。渋谷の亜寿加で排骨坦々を食べて帰る。
http://www.mendo.jp/shisyoku/asuka/
亜寿加で排骨坦々麺を食べる時は麺硬めで頼むのがポイントだ。
自分は食べるのがそんなに早くないので排骨を食べているとせっかくの特徴であるもちもちした細麺が食べ終わりころにのびてしまう。ここはあえて麺硬めでゆっくり楽しむのが吉なのだなぁ。
行ったことある方はお試しあれ。
ごーさんに恋風買ってないねと突っ込まれる。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~go-as/main.htm

なんと言いますか恋風については冷めたと言いますか、アニメ化した事でどうもやる気を失ったと言うかですね。いやアニメ見てませんけど。そのうちふつふつと読みたくなってきたら買おうと思ってます。

どうも最近の漫画原作を安易にドラマ化なりアニメ化なりする風潮に違和感を覚えています。
原作にかなり忠実に、しかも原作の範囲に留めてのアニメ化、あるいは完結した作品を上手く料理してのアニメ化と言うのなら歓迎しないでもないのですが、明らかにストーリー含めて別立てアニメ先行と言う扱いになるとどうにも萎えると言うか・・・。

まあこの件には賛否両論ありますんであくまで個人的な感想ですけどね。エマとか果たしてどうなっちゃうのやら、かなり心配しています。見なけりゃ良い話なんですけどね。
ISBN:4840111960 文庫 ヤマグチ ノボル メディアファクトリー 2004/12 ¥609
「使い魔」才人と「ご主人様」ルイズの新しい冒険開始!
異世界・ハルケギニアに使い魔として「召喚」されてしまった才人。可愛いけれど魔法の才能はゼロのご主人様・ルイズとともに、アンリエッタ王女から頼まれた任務を無事果たした。ルイズは自分を守るために戦ってくれた才人を意識しはじめ、着替えや洗濯を自分でやったりして、ちょっぴり優しく接するようになる。だが、才人は急に変わったルイズの態度に「嫌われて警戒されてる……」と勘違いして卑屈になってしまい、全然かみ合わない毎日が続いていた。そんな折、ルイズはアンリエッタの結婚式の巫女役を仰せつかる。巫女は『始祖の祈祷書』を持って詔をとなえるのが役目で、ルイズは学院長から『始祖の祈祷書』を預かるが……。
http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/bunkoj_detail.cgi?id=1927
あっと言う間に第三巻のこのシリーズ。主人公がやたらモテまくってきたり、最後は一気に敵が壊滅しちゃったりしてどうもご都合主義が気になっていたり。またヒロインのルイズがどうしても趣味でなかったり、史実の名前をそのまま使ってたり、共和国なのに皇帝ってなんなのよ!とか突っ込んだり、なんか不満だらけなんですが・・・それを差っ引いても王党派VS共和派の対決とか魔法に関する謎とかいきなり出てくる零戦とかかなり趣味をくすぐりまくられているので佳作認定ってな感じです。
このシリーズはイラストも含めて多分評価はかなり極端に分かれるんじゃないかなぁと思うのですがどうなんでしょうか。
でも続きが気になる事は気になるんですよね。この作品。
MF文庫Jでは結構売れてるシリーズだと思います。

花と動物シリーズ

2004年12月27日 趣味
週末早い時間に独りで石川町の某Barへ。
こちらもご無沙汰である。6年勤められた女性が今月一杯との事。
別れを惜しむ常連さんが一杯でこの店の人気を思わせる。

アイリッシュコーヒー→ローズバンク12y→インチガワー14y→ラガヴーリン ダブルマチュアード(ハーフ)

珈琲の苦味とクリームが溶け合うアイリッシュコーヒーで一息つくとバックバーに並ぶボトルを目で楽しみながらこのチョイス。
UDのオフィシャルであるこの花と動物シリーズを、実はおいているBarは神奈川だとあまり無い。特にインチガワーなんて。
ローズバンク、インチガワともローランド・スペイサイドの特徴がしっかり出ていながらそれぞれに面白みもあるCP高いボトルなのだが・・・。ラガヴリンのダブルマチュアードはペドロヒメネスの樽のフィニッシュで評価が高いのは聞いていたが実は飲むのは初めて。実に堂々としたラガヴリンなのだがペドロヒメネスの影響かさらに濃くなった感じ。コテコテであった。ラガヴリンも家の16年が切れてしまい暫く飲めなくなるなぁ・・・。
実はオーバンのダブルマチュアードもあってとても気になったのだが許容限界に近く今回は見送り。
どうもごちそうさまでした。

年末の獲得品

2004年12月27日 読書
多分今年、本を買うのはこれが最後かもしれない。

漫画
少年画報社
・六道神士
 『エクセル・サーガ13』
・平野耕太
 『HELLSING7』
スクウェア・エニックス
・小島あきら
 『まほらば8』

小説
・今野緒雪
『マリア様がみてる イン ライブラリー』
・西澤保彦
『生贄を抱く夜』

エクセルサーガ。相変わらず良い抜けっぷりだ。六本松がワックスで滑っていく様は前回にも同じようなシーンがあったが真面目に笑える。それにしても相変わらずエロいな。
ヘルシング。だれだれ。もうあかんかな、この人も。旬は過ぎたか。少なくとももう少しストーリー展開が速くならない限りそろそろ見限る。
まほらば。これもアニメ化かよ。いい加減にしなさい。正式カップル化で何か変わるか?でもそろそろ終わりにしても良いような予感。
小説未読。久しぶりの西澤氏のチョーモンインシリーズ新刊にわくわく。

本日の購入品

2004年12月25日 読書
漫画
・芳崎せいむ
 『金魚屋古書店1』
小説
集英社SD文庫
・佐々原史緒
 『かくて流転の定めはつづく トワイライト・トパァズ2』
MF文庫J
・高殿円
 『銃姫3〜Two and is one〜』
・ヤマグチノボル
 『ゼロの使い魔3 始祖の祈祷書』

※ホーンテッドは1〜2とも様子見。
昨今お湯割りにちょいと砂糖入れ、いわゆるホットウィスキートディ風で寝酒に飲んでおりますが美味い。
今年の冬の家飲みはこれで決まりかなぁ。お湯で割る前にちとストレートで楽しむ。これ重要。
ブレンデッドですがニッカのパワフルな酒質やウッディさも感じとれ、非常にニッカらしい製品になっています。

○ 星界の戦旗 4

2004年12月24日 読書
ISBN:4150307741 文庫 森岡 浩之 早川書房 2004/12 ¥546
〈アーヴによる人類帝国〉と〈三ヵ国連合〉との戦争は七年目に突入した。
戦況は帝国に有利に展開していたが、さらなる攻撃のために、新たな作戦『双棘』が発起され、ラフィールとジントは、襲撃艦〈フリーコヴ〉で、ラフィールの弟ドゥヒールは、戦列艦〈カイソーフ〉に乗り組み、出撃する。
そのころ、皇帝ラマージュと〈ハニア連邦〉とのあいだで、とある密約がなされようとしていた。
大詰めを迎える戦争、その行方は?
http://www.hayakawa-online.co.jp/newsbody.asp?newsid=000738
と、言うわけで随分と待たせたあげくに漸く復活した星界シリーズ最新刊です。
とりあえず読者としては復活しただけで一安心と言う所なのですが、今回に関しては戦争の戦略面作戦面戦術面と兎に角戦争がどう展開していくかがメインになっており、残念ながらラフィールやジント、エクリュア等キャラ同士の絡みの部分はかなり薄いと言う結果になっています。また一部で根強い御人気のスポール閣下と不幸な参謀殿のコンビも今回は出番無しとキャラクターメインの読み手には少々残念な一冊となったようです。まあ個人的には十分楽しめましたが。
但しハニア連邦接収の決断の部分は自分的にも少し?な部分がありました。それとやはり戦略状況の図解は欲しい所ですよね。アニメのムックを買った方などは解るのでしょうが・・・。
とにかく原寮もこれからコンスタントに作品を出していくとの事、森岡氏も負けずに次回は早めにお願いしたい所です。
これで後の問題児は佐藤大輔だけですな!
と言うか被トラックバックは出ないんですかね。
まあコメント欄も無い事ですし、無理してBlogにしなくても良いかなぁとも思うのですが・・・。

2chに見る2004年

2004年12月23日 日常
さて、そろそろ出てくる2004年総括系の様々な催しだが、ネット上を語るのであればやはりここの総括を見なければなるまいと言う事で頑張ってらっしゃるサイトさんをご案内。

23夜連続企画!『いいかみんな、2004年まとめて、ドーン!〜それが2ch総決算〜』
http://s03.2log.net/home/limit/archives/blog200.html

最近は酒板とライトノベル板と各ニュース+板位しか常駐しておらず、全体の動きには疎いのですがそれでも時間を忘れて読みふけってしまいましたが何か。

そして、毎年恒例になりつつある紅白FLASH合戦は今年はなんと20日から始まっている。早すぎじゃ・・・。つーか見きれませんよ、この量・・・。
http://flash.chbox.com/rw04/page.php/index
ISBN:4488451012 文庫 米澤 穂信 東京創元社 2004/12/18 ¥609
小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか? 新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。解説=極楽トンボ
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3319
私のお気に入り作家の一人、米澤穂信さんはライトノベルレーベルから一転、日常の謎派ミステリの発祥の地たる創元推理文庫から新刊。
その作風は若竹七海に似、さらりとしたストーリーながら随所に見せる人の負の部分の描き方が上手く作品全体がぴりっと引き締まる。話の転がし方もなかなかで、最初は物足りなく感じていても最後にはぽんと手を叩いて面白かったと独白出来る。
一貫して高校生の周りの出来事と言う青春ミステリを書きながら様々なバリエーションを見せてくれる著者。次は是非角川スニーカーの古典部シリーズの続刊を期待したい。
地味すぎる程地味だがきっちりと仕事をしてくれる人が大好きです。
ISBN:4086302195 文庫 桜坂 洋 集英社 2004/12 ¥600
ぼくらはループする。このクソったれな恋と戦場を――
敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。出撃。戦死。出撃。戦死。ループが百五十八回を数えたとき、煙たなびく戦場でひとりの女性と再会する……。ケイジは絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することができるのか!?
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4086302195
好みのタイムループ物。近年のライトノベルだと新井輝のDEARシリーズがこれにあたる。しかし、こちらはなんと言ってもループする状況が状況。
敵は人類を圧倒する異生物。世界がひとつまたひとつと不毛の砂漠に姿を変える中、ついに日本首都圏を視野に入れる島で決戦が行われようとしていた。ってなんか最近こう言うシチュエーションの小説が多いです。まあそれはともかくその決戦の一日を限りなくループする事になったケイジがそこから抜け出すべく一度死ぬ事に経験を重ねていく様や、リタとの邂逅、そしてラストと緊張感を持続させながら一冊をしっかりと読まさせてくれます。
ハードな戦場ものでSFでしかもループ物。しっかりツボを抑えた自分好みの良作と言えるでしょう。しかもヒロインもツンツン系ですしね。好みが合わなくても読ませるだけの力はあると思われ、◎はけして贔屓目だけではないと言う事で年末に良い収穫でした。
寒くなり、次の日が休みとなるとやはりウィスキーが飲みたくなる。で、ちと間があいた地元のBar。

ホットバタードラム→ク・デュー→サゼラック18y→余市12年 70周年記念ボトル

この冬初めてのホットカクテルはシナモンの香りののった優しい甘さがGOOD。ロッホ・デューの後継なのだろうか、真っ黒なウィスキー、ク・デューはこれまたウィスキーとしては随分と甘い。キャラメル(カラメルにあらず)のような甘さは何処から来るのだろうか。ライウィスキーでは抜群の美味さを誇るサゼラックで落ち着いた後、ラストはニッカの70周年記念ボトル四本セットのうちの一本、余市12年。58度のカスクのヴァッテッドで、いつも通りシェリーが強いのかなと思って飲むとさにあらず、これはオークのウッディさが強いバージョン。このウッディさに負けない酒質の強さが余市の売りなわけで普段とは一味違う余市を十分堪能。これをさらに熟成させたらと思うと凄いですよね、とはマスターの言だが確かに飲んでみたいものだ!
・竹内桜
 『ちょこッとSister3』
・羅川真理茂
 『いつでもお天気気分3』
 『しゃにむにGO19』
・犬上すくね
 『ういういdays2』
・小林尽
 『スクールランブル7』

相変わらず最強の萌え作画を誇る竹内桜のちょこシス。お姉さんロリ満載でどうですかとばかりなのに露骨過ぎるのかあまり話題に出ない。面白いのに。と思ったら原作雑破業なのか。でもこんな話に原作も何も必要あるのかと言う気がしないでも。
羅川真理茂は、てっきり続き出ないのかと思っていたいつでもお天気気分の続刊が出て結構嬉しかったり。2巻出たの1997年なんですが・・・。でもこのシリーズはキャラクターが好きだ。背の高い彼女って良いよな。
スクランはなんだかループしてきてますか。八雲スキーなので出番が多いのは嬉しいだが、ストーリー展開としてはもう進みようが無い?サザエさん化は避けて戴きたいのだが。
ういういdaysだけ未読。
ISBN:4840228876 文庫 吉田 親司 メディアワークス 2004/12 ¥704
記憶の匣を開けるのは、一本の糸
 国際都市横須賀には奇妙な仕事を生業とする者がいる。有限会社〈記憶屋〉。若く美しい女性・摩周美冴とその息子・誠人、社員はこの二名のみ。その仕事は特殊な技能を駆使し、人の記憶を改ざんすること。裏稼業に勤しむ彼らは今日も──。
 美冴の命を受け、標的の許に乗り込む誠人。着実に仕事をこなすかに見えたその時、さらに第二の襲撃者が現れ……!? これが摩周母子を巻き込む、凄絶な死闘の始まりだった!!
http://shop.mediaworks.co.jp/ds_item.php?isbn=4-8402-2887-6
万能美女とマザコンクール少年とはちゃめちゃパワフル美少女?が大暴れするSFアクション。
記憶を改竄出来る能力と言うのはこれまでも類型的なキャラクターは多く、その多くがその業故の暗さを持っていたりする訳ですが、この作品はそのあたりあっけらかんとしたもので、ひたすら怒涛の勢いでストーリーを進めていきます。
敵がなんか情けなさすぎだったり、もうちょっと記憶を弄ると言う行為に関して重いものがあっても良いんじゃない?と個人的には思いますが、第一巻はまさに序章と言う感じでシリーズ化を狙った構成になっていますので、そのあたりは今後の展開次第と言う所でしょう。少なくとも止まらずには読み進められるので△の上と言うことで。
久々の土曜出勤日だ。
いろいろあったもののありがたい支援を戴いて先に見きりをつけると後はもう酒しかない。
ずっとご無沙汰していた中華街に近い某Barを訪ない、ジンバックで喉を潤した後にお奨めでモルト三種をお願いする。
グレンファークラスへリテージ→ボウモア8y→コールバーン1980TIRNANOG
最初は水かと思ったくらい飲みやすく癖の無いファークラスの後に、これまた最近の復調具合を思わせるイタリアからの輸入のボウモアも優しげでくいくい飲めるアイラである。イケると思いながらも物足りなさも感じさせておいてラストがこのコールバーンであった。スコッチモルト販売が企画するレアモルトのボトリングTirnanogシリーズの第三弾らしいこの瓶はシェリー樽熟成でありながら香りはこてこてのシェリーではなくナッティな風もある複雑さを感じさせて香りだけでも飽きさせない。そしてその味はシェリーのウッディさを十分に味あわせながらあのゴムのようなありがちな嫌味が全く無い。まさにラストでガツンとくるこの構成に脱帽であった。
さて、飲むときには事前に食べない事にしている自分は飲んだ後はやはり何か腹に入れたくなる。
そこはやはり中華街側である。
ちょいと足を伸ばすと中華粥で有名な『謝甜記』http://www7.plala.or.jp/Wistaria/shatenki/があるわけで、雪崩込んですじ粥を頼んで( ゜Д゜)ウマー。帰り途中に中華街定番の豚まんを買い食いして ( ゜Д゜)グラッチェ。
まさに飲んで食ってストレスを吹き飛ばす夜となったのでした。
横浜・・・いい街だ。

忘年会。

2004年12月17日 趣味
忘年会で不味いビールをしこたま上司に飲まされる。
イヤ別に上司に飲まされるのがイヤなわけではないし、社会人たるもの酒も甲斐性のうちである。
問題は不味いビールをと言う所であってここを強調したい。
まあ会社の金だから文句も言い難いが。
そんなわけでジョッキでの一気飲みも10回を超えるとさすがにイヤになりそそくさと座を移動して後は薄いサワーをちびちびと飲んで時間をこなす。うちの人間はゴルフとスロット人口がイヤに多いのだがどこもこんなものだろうか。
その後、静かにウィスキーが飲みたくなって横浜のBarへ。
スプリングバンク10y100plf→アードベッグ・ウーゲデール
とカスクを二杯がっつり戴いて満足して帰る。
先日も飲んだバンクの100plfはやはりバンクらしく際立つ香りで癒してくれるし味もパワフルで甘さの中にブリニー(塩辛さ)と言うかぴりっと来るものをしっかり感じる。少々酔って味覚も怪しくなっている中では良い選択かと。
そして締めでもう一杯とくればアイラのカスク。ベリーヤングが切れていたのでウーゲデールにしたが久々のこちらも熟成感とパワフルさがバランス良く表現され、しかもコストパフォーンスに優れるなかなかの人気ボトルだ。半年くらい品切れが続いていたが最近また流通し始めた。ありがたいことだ。
まあそんなわけで大して強くも無いので帰宅と共にぱたんきゅー。
ごちそうさまでした。
ようこそ辺境の地へ。
と自らを卑下するような書き方も逆に失礼ではあるのだが、解る人にしか解らないような適当な個人評価を書き連ねたページにわざわざリンクを戴くのも非常に恐縮なことであります。
基本的に秘密日記は書かないのでその点でも面白くもなんともない所なわけですが、出来ましたら今後ともご贔屓に。
ISBN:4829162821 文庫 新井 輝 富士見書房 2004/12/09 ¥588
喪失した愛を探し求める――青春恋愛物語
恋心。それは人には永遠にわからないもの。なぜならば他者と同質になることは不可能だから。「相手とわかりあえたよ」なんて絶対ない! って、深遠なる愛のテーマに挑み続けての4作目です!! 健一と実姉・ホタルとの関係が、ついに両親の知るところとなってしまった。激怒した両親は、健一とホタルを引き離してしまう。自宅を離れ、ついに13階の住人となった健一の前に、シーナと名乗る少女が現れる。事態はさらに混迷していくが……。
http://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/search.php?pcd=200410000046
え、喪失した愛?青春恋愛物語?
と言う突っ込みはともかくとして一部のマニアで好評なオリジナルエロゲノベライズ(自称)ROOM NO.1301ももう四巻。
イラストでいきなり低年齢化して誰だこれだったり、いきなり冒頭で関係がバレテ遠くへ言っちゃったりでマニア中三割を占める(はずの)ツンツンキャラ及びお姉さま愛好主義同盟蛍派につうこんのいちげきを与えた本書。
今回の主人公の餌食になる痛い女性は性同一性障害のシーナさんなのですが、『そんなの激しくどうでもいいわけです』
冴子エンドも見えない今、放置寸前のヒロイン?千夜子にかなりの同情を感じさせる所、すでに作者の術中です。
取りあえず後書きで作者が撲殺されたのは蛍への手向けと思って次巻を待ちたい所存であります。まる。

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鴉

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