ふぅ。

2001年5月30日
明日はお客の所へ怒られに行く、小学生が職員室に呼び出される心境の鴉です。こんばんわ。

そう言う状況なので今日は短くしときます。

今日買った漫画・・・。

・つだみきよ 『続革命の日』 ウィングスコミックス

ツッコミ禁止。本屋で表紙に撃たれました。だからツッコミ禁止だってば。

それと表のリンクにリンクを追加。めちゃ好きなサイトなんですけど。
これもツッコミ禁止。

誰もつっこまねーよ、とゆーツッコミも勿論禁止ですから。
夕方雨に降られ一人〜♪
歌って見る鴉です。こんばんわ。

とりあえずこれからプロジェクトXを見なくてはなりません。どうでも良いですね。

最近つまらないトラブルの電話が多くてちょっと疲れます。ネットワークが繋がらないだの、プリンタから紙が出ないだの、ディスプレイがブラックアウトしただの…そういう時の魔法の一言はこれ。
『ケーブル抜けてませんか?』
そんくらい最初に確かめてよ…お願いだから。
大抵8割はこれで直ります。合掌。

ええ、本日読了は昨日買った『日本のイメージ』。
どうやらこの前に『韓国のイメージ』と言う本を出していてその姉妹編らしいのですがまあ良いや。

内容は大部分が韓国の出版物や世論調査の引用が占めているので、本当に韓国の今の若い世代の人の考えなどが反映されているのかイマイチわかりませんが、主張しているのは韓国の人は日本に愛憎込みの二律背反的感情を擁いていると言う事らしいです。

私は韓国の人と交流を持った事はないですから滅多な事は言えません。ですが、教科書問題での韓国の一方的な非難は感情的にイマイチ納得出来ないモノがあります。何も全ての教科書が非難されているような表現を使っているわけではないし、それを使う事を強要しているワケでもありません。歴史に対する認識は国や人それぞれですし、何の根拠もないままにあの教科書を書いているようにも見えません。
教育が独立国家の権利の一つである以上やはり内政干渉にしか思えません。
これはあくまで私個人の考えですが、何時までも敵視の目を向けられ、こちらを嫌っている人と仲良くしようと思う程、私は人間が出来てません。
勿論個人レベルではとても良い方々も一杯いるんでしょう。でもそれは何処の国だって同じです。そんなワケでやはり私的にはどうも韓国に良い印象は持てないのです。

この本を読んでも私のちょっとした韓国不信は拭えませんでした。今の私と同世代の人やもっと若い人はどう思っているのか気になってきたので少し文献を探してみようかな、などと思っています。

さて、次は『キノの旅』の続刊に手をつける事にしましょう。
『なら聞くがな!ぬしのロケットは夢やロマンを噴射して飛ぶのか!?』
『夢はかくも手前勝手なものだ』
−それは「いい」でも「悪い」でもない、「悲しいこと」なのだと思う。−

〜『猫の地球儀その2』幽の章〜

この日記の下にカウンターがあった!
と今更気付いた鴉です。こんばんわ。

一昨日引っ張った『猫の地球儀』読了しました。
まず内容のご紹介。
地球の衛星軌道上に浮かぶコロニーに残され孤立してしまった猫達はロボットをパートナーにしてその厳しい環境の中で生きてきました。
その中で今や魂の帰る場所として神聖視される地球に生きながら帰還する事を夢見て研究を重ねる猫がいました。彼等はスカイウォーカーと呼ばれましたがその夢は異端として体制から弾圧され、彼等は次々と追われては処刑されていきました。
しかし、その研究は猫から猫へと密かに受け継がれて行きます。
そして37番目のスカイウォーカーとして夢を引継いだ黒猫「幽」。
そして常に自分よりも強い者を探しそれに挑む事に命をかけて来たスパイラルダイバー「焔」。
二匹の猫の運命の邂逅はスパイラルダイバーの頂点を極めた「焔」に「幽」が挑戦する所から始まります。その決闘で十ニ秒にして破れた「焔」。「焔」は再戦を求めて「幽」を追い、そして「焔」を慕う「楽」と言う仔猫の存在を媒介として二匹の関係はもつれあっていきます。
果たして、「幽」の夢は。そして「焔」の矜持は…。

こんな感じでしょうか。始め、この小説を紹介して貰った時に「泣ける」本と言う事を聞きました。
確かに一番最後でほろり、とさせるのですが、それよりも私が強く印象を受けたのが上に引用した台詞です。
私としてはこの台詞に辿りつく為に是非この本を読んでみて欲しいと思います。
あまり感想を書くのはネタバレになる恐れ(今のままでもかなりネタバレですが)があるのでホンのちょっとにしました。

ちなみに泣きの本で思い出しましたが、今まで一番泣けた「小説」は皆さん何でしょう?。私は記憶にある中では浅田次郎氏の「日輪の遺産(講談社文庫)」が1番泣けました。浅田次郎氏は「蒼穹の昴」も結構泣きでしたが、とにかくこの一冊には参りました。電車の中で読んでしまって涙が止まらずに良い恥を書いたのが多分かなり印象的なんでしょうね(笑)

閑話休題。

本日お仕事の合間に立ち寄った古本屋と本屋で購入したのは、

・青田竜幸 「<天空>に散れ慟哭の星々」 富士見ファンタジア文庫
・秋田禎信 「閉鎖のシステム」 富士見ミステリー文庫
・青木基行 「クルスク大戦車戦」 学研M文庫
・浅田次郎 「地下鉄に乗って」 講談社文庫
・鄭大均  「日本(イルボン)のイメージ−韓国人の日本観−」 中公新書

最後の「日本のイメージ」から読み始めています。最近、教科書問題等で自分の中でまた印象が悪くなりつつある韓国。近くて遠い国についてまた少し読みたくなって購入しました。さて、どんな感じなのでしょうかね。

それでは今日はここまでに。

追記:昨日結構カウンタが回ったみたいです…あの文章ホントに皆さん読んだんでしょうか(^^;。
なんか歴史の知識の深い方からお叱りをいただかないか心配なのですが(笑
読書日記のタイトルはネタにする本の名前にした方が解り易い。
と、今更気付いた鴉です。こんにちわ。
今日は更新早いです。ヒマだから。わはは(笑)。

つわけで表題の本です。
途中まで読んでたのを忘れていて今日ざっと本の整理をしたら発掘したので読み出してしまいました。
17世紀。三十年戦争を軸にしたスペイン帝国とフランス王国の興亡を、両国の巨人とも言える宰相、オリバーレス伯爵とリシュリューに焦点を置いて語った本です。
ちなみにリシュリューは知ってる人多いでしょうけどオリバーレスはまず知りませんよね…。私も知りませんでしたし(笑)。「歴史は勝利者が創る」とは良く言ったもので、歴史の授業でも興亡の興の部分は詳しく紹介しても亡の部分を詳しく紹介する事はありません。しかし、考えて見れば歴史に学ぶ、と言う観点からすれば亡の部分をこそ、良く学ぶべきだとは思いませんか?

卒論が大英帝国衰亡の考察だったりする私としてはそのあたりを深く思ったりするワケです。

んで、16世紀、神聖ローマ皇帝カール5世が築いたハプスブルグ世界帝国の継承者でありポルトガル併合により新世界の領土の殆どを手中に収めた初代「太陽の沈まぬ帝国」がどのように没落して言ったのか。がおおよその内容になります。

良く言われる原因はフェリペ2世の新教弾圧によって起こったスペイン領ネーデルラントの内乱やイギリスとの抗争による国費の乱用、そして国内の産業育成を怠った為の国力低下と言う見方です。
まあ確かにこれはあってるんですがその前に世界帝国と呼ばれたスペイン帝国が実際には非常に複雑なモザイク国家であった事を忘れてはいけません。
イザベラ女王とフェルナンド王の結婚によって統合されたスペインはもとはカスティリャとアラゴンと言う二つの王国でした。しかもアラゴン王国は実質的にはアラゴン、バレンシア、カタルーニャの三国の連合王国でした。(バルセロナオリンピックの時カタルーニャ解放を図る独立派のテロの心配が報じられたのを覚えてる方もいるかもしれません。)。
その他にカール5世から託されたナポリ王国、シチリア王国、そして火種となるスペイン領ネーデルラント。スペインに併合されたポルトガル王国。この全てを含めてのスペイン帝国であったのです。

しかし、この版図に比べて国家税収はお寒いものでした。何故なら前述したように様々な地方国家の集合体であるスペインでは地方国家の力が強すぎて中央宮廷が直接税金を取ったり増やそうとしたりしようものならすぐに大反乱が起こるのです(笑)。
実質、当時のスペインはこの広大な帝国を維持する宮廷費や軍事費をカスティリャ王国だけの税収と新大陸から来る大量の銀で補うしかなかったのです。
そして帝国はその威信にかけて、ネーデルラントで、イタリアで、ドイツで、そして大西洋でイギリスと、地中海ではキリスト教国の威信を背負ってトルコと戦わねばなりませんでした。どの戦争も、そんなに大変なら休戦すれば良いじゃん、で済む程簡単に足を抜く事が出来るモノではありません。
そして国内産業の育成もカスティリャ王国内でさえ中世的な職工制度の壁の前に効率化出来ず、外国市場との競争に立ち遅れて行きます。まさに泥沼だったわけです。
そして新大陸から大量に流入した銀が供給過剰によって大幅なインフレに陥るともう帝国を支える金はどこにもありません。行きつく先は国家による借金借金借金と踏み倒しの嵐です(笑)。

そうこうしているうちにリシュリューの策略で三十年戦争の泥沼から抜け出れなくなったスペインはカタルーニャとポルトガルの内乱も手伝ってこてんぱんにのされた上にウェストファリア条約で多くの領土を失い、完全に帝国としての威信を失いました。

逆に百年戦争の荒廃の中から立ちあがり中央集権国家として生まれ変わったフランスやイギリスがヨーロッパの大国として主導権を握って行きます。

って…ここまで書いて思ったんですが「世界史の講義」になってますね!(爆)
フフフ…隠していましたが(そして誰も聞いてはいないが)実は私は世界史フェチだったのです。世界史地図帳を枕にして寝ているのです。嘘ですけろ。

あー、書いた書いた。気持ちいー。さて、この文章誰が最後まで読むのか非常に楽しみです!

(誰も読まないに一票。)

追記:昼書いたのを微修正して再アップ。何処がかわったのでしょう(笑)

新しくて古い寓話。

2001年5月26日
お休みです。ひゃっほぅ!
とはしゃいでいたのでついついHPをちょこちょことリニューアル。とっぷだけですけどネ。
あまり変わってない?ああそうでしょうヨ(笑)。
コンテンツはいつになったらつくるのやら。

ええと、それで今日は『キノの旅』の事を。

新感覚ノベルと銘打っているこの小説なのですが、初読の感想は「青年向けの童話」
パースエイダー(銃器)の使い手である少女キノと意志を持つモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)のエルメスが西へと旅をしながら様々な国に三日だけ滞在する。その国々での出来事を一本の読み切り短編としてまとめたものがこの本。通り過ぎるだけの旅人たるキノは淡々と出会う人々を見つめます。
それぞれの話にあるテーマを束ねるメインテーマは人間の愚かさ、あるいは人の業、と言えるでしょうか。とりあえず1話ずつテーマ分析などを。とりあえず各話はタイトルからある程度は想像がつくようになっています。

第1話「人の痛みが分かる国」
本音と建前。わかりえると言う幻想。わかる事とわかりあえる事との違い。

第2話「多数決の国」
専制と衆愚。一度手を汚せば二度も三度も同じ。落ちる玉は砕けるまで止まらない。

第3話「レールの上の三人の男」
従順=疑問を持たない事。

第4話「コロシアム」
無責任な観客達の末路。笑顔の底の無差別の悪意。

第5話「大人の国」
大人の定義に関する若干の食違いについて。

第6話「平和な国」
平和の為の犠牲について。弱肉強食…虐げられた弱者はさらに弱者を探すと言う定理。

こんなトコロでしょうか。
とにかく読み出すとさっと最後まで読んでしまうような本。オススメです。
2巻、3巻も読了したらこんな感じでやってみましょうか(笑)。
猫の地球儀は全2巻で幽の章の途中ですのでこれは全て読了後に。



プラネテスみっけ。

2001年5月25日
いや、一転して暑くなりましたネ。
くそ暑い中仕事で東京へ出ました。
ネットワークの回線系の見なおしの話です。
最近通信回線も安くなると共に様々なサービスが出ており、話題についていくのも大変なくらいですがなにせこちらはコストダウンとレスポンス改善の提案をする身。
専門的な事は回線系ベンダーの営業に譲りますがそれでもある程度は知らないといけません。
今日も宿題を出されて調べモノでつぶれたようなモノでした。

とは言えちゃっかり帰り際に本屋とCD屋をチェックします。

最近ネットにアルバムが落ちてる事が少なくなったので諦めて購入したのは
・mylittlelover 『Topics』
・ウルフルズ 『ベストだぜ!』
の二枚。
マイラバはデビュー当時から周囲に「これ、良いヨ」と振れて回ってたので復活に感慨もひとしお。
『日傘』もマイラバらしい透明感のある爽やかな曲で良い曲でした。
でもこんなに売れてると少し不思議な気がします。意外とファン多かったのね・・・。
ウルフルズはとにかくもうこれを聞けば元気になりますよ!って感じで落ち込んだ時の定番です。『明日がある』を聞くと泣けます(笑)。

漫画は以下
・高梨みどり 『オーダーメイド』 モーニングコミックス
・幸村誠 『プラネテス』 モーニングコミックス
・『電撃ガンパレードマーチTHE COMIC』 電撃コミックス

特にプラネテスは欲しくていろいろ書店を探していたのですが無くて、ようやく見つけた一冊。
月を拠点に衛星軌道上にあるゴミ「スペースデブリ」を回収する三人組を巡るドラマを書いたお話です。クドメのキャラの絵が好きです。特にこの人の書く女性が好きなんですよね(笑)。主人公が段々怖くなって行くのが不思議ですって行っても解らないだろうけど…(笑)。

小説は
・時雨沢恵一 『キノの旅?、?』 電撃文庫
・秋山端人 『猫の地球儀 幽の章』 電撃文庫

先日買ったキノの旅の1巻と猫の地球儀焔の章は読了しています。感想については明日のネタにしましょう。
買い物帳になってきましたか?(笑)

雨音は静かな調べ。

2001年5月24日
雨はうっとうしいが何となく嬉しくもある。
蒸し暑いのは勘弁だが気温が低いので許すとしよう。って別に相手は許しをこうてなどおりませんけどネ。

とゆーわけで雨の日は読書なのであります。
(仕事は?)

・秋山完 『ファイアストーム』 朝日ソノラマ文庫
・秋山完 『天象儀の星』 朝日ソノラマ文庫

を再読。完全に秋山完再ブーム週間です。
「なつきしき未来」がキャッチフレーズの秋山完の小説は確かに古き良きSFのノスタルジーを感じさせつつも、今風のヤングアダルトの要素をバランス良く加味させてあります。

そして某チャットで同好の士に紹介されて読む気になって買ったのが以下。

・時雨沢恵一 『キノの旅』 電撃文庫
・秋山端人 『猫の地球儀 焔の章』 電撃文庫

いずれも新刊ではありません。
とりあえず『キノの旅』から読み始めていますが評判に偽りはないよう。
感想は読了後。


眠い。

2001年5月22日
平日だとゆーのにチャットセッションに参加してしまい二時間しか寝てません。久しぶりにタフな事をしてしまいました。

客先からフロッピーのデータが社長の端末でだけ読めないのでなんとかして欲しいとの話。
見積の件もあったので顔を出しました。
見てみるとWinMEのノートパソコンです。
どれ、と思ってディスクを挿してAドライブをクリックすると…フォーマットされてません?
…ああ、と思って他の端末で容量を見てみると案の定1.2MB。
お客さん、FDのフォーマットには何種類かあってですねー。と言う所から始めて1時間。
フォーマットの手順から教えてしまいました。
疲れた。
未だに1.2MBフォーマットのFD使っている会社があるんですねぇ…。

見積の方はきちんと注文貰ったのでまあ良いですけどネ。
今日も暑いです。
んで親に拉致られて温泉に連れて行くハメに。
ま、暑いから丁度良いってのもあるんですが。
道が空いていたので30分程で箱根湯本に。
風呂にゆっくり使って出てからマッサージ機で…。ああ、おやぢを実感。でも気色良いですぅ(笑)。

ところで何の脈絡もありませんがネットで見つけたHPのご紹介。
リンク
良く作るなぁと感心しますよね・・・。おかげで本棚をひっくり返して今傍らにはマスターキートン全巻が山積みに。
ここのHPを肴にゆっくり読み返していたりします。やっぱり名作ですよね、これ。

秋山完と言う作家。

2001年5月19日
朝までソードワールドのチャットセッションをやってまして昼まで寝てました。

起きてネットに接続するとどうやらイチローが今日も打って23試合連続安打の自己記録タイだそうです。イチローの連続安打を確かめるのも日課になって来ています。それ程長く打ち続けているとゆーコトでまあ、七年連続パリーグ首位打者はホント伊達じゃありません。凄いモノですよね。

ところで漸く昨日再読が終わった事もあって今日はいよいよ何度か名前を出した秋山完さんの小説のご紹介を。

日本の国産SF市場は森岡浩之さんの星界シリーズの登場を持ってようやく息を吹き返した、らしいです。しかし、ハヤカワSF文庫の裏でひたすらマイナーな存在の朝日ソノラマで寡作が響いて脚光を浴びないもののしっかりとした作品を書いている方が居ます。それが秋山完さんです。
『ペリペティアの福音』は秋山さんのデビューから三作目にして上中下三冊にわたる大作です。前作『ラストリーフの伝説』『リバティランドの鐘』と同世界異時代を扱っています。
出きれば『ラストリーフの伝説』から読み進めるのが一番なのですが作品の派手さではやはり『ペリペティア』が1番です。

銀河最大の葬祭社団(葬式屋)ヨミ・クーリエ社の新米祭司補ティックは銀河のゴミ捨て場と言われるペリペティアに散灰に向かう途中で千年の昔、銀河を100年間に渡って統一したと言うフォークト大帝の墳墓を巡る争いの渦中に巻き込まれます。

ティックは何故か枢機卿からテロに妨害された大司教の代理としてフォークト大帝の葬儀の祭司を任される事に。
しかし、葬儀は銀河最大の勢力を持つ<連邦>と、暗に連邦と手を結び遺伝子とクローンを駆使する医療バイオ複合企業体ゲルプクロイツ社、そして大帝を報ずる辺境49王国の様々な思惑の中、やがて大戦へのきっかけとなりつつあったのです。

見所はやはり世界設定でしょう。なにせメインとなるのがティックの属するヨミ・クーリエ社。葬儀屋ですよ?宇宙の巨大葬祭社団(笑)。ここからして笑えます。そして黒水仙と言う特殊部隊が操るのは棺桶!と霊柩車ならぬ霊柩機で宇宙船の主兵装は電磁火葬炉とまあ徹底してます(笑)。
対する悪役のゲルプクロイツ社は銀河の高貴な遺伝子を収集しクローンを作り臓器を培養し人体移植から食用にまで使ってしまう。そしてご多分もれず不老不死を目指し救世主の遺伝子を再現すべく暗躍したりしています。
これに銀河最大勢力<連邦>からは大統領の6歳のご息女が登場。フォークト大帝と言う伝説の存在を利用して銀河を混乱に落とし入れようと画策するワケです。(あ、ネタばれ)

ストーリーも陰謀劇、スペオペ、ラブコメ、艦隊戦、そして泣きとSFのあらゆる醍醐味をおりまぜたが故に少々散漫になりつつもしかし、三冊を一気に読ませます。

私としては森岡さんとこの秋山さん。それに富士見ファンタジアで書かれている野尻抱介さんを持って国産SFのこれからを担う三人とさせて戴きます。

公認ファンサイトはここ。リンク
とにかく一度読んでみて戴きたい作家さんの一人であります。

次は私の中では最高のファンタジー小説である、『ベルガリアード・マロリオン物語』を何処かでご紹介したいですね。

んでは今日はこれにて。

夏日突入。

2001年5月17日
忙しさにかまけて日記が飛び飛びになってます。
うーん。いかんいかん。
ネタにと思って先日日記でも書いた秋山完の本も再読してるんですが読みきれません(笑)。

今日は客先のプレゼンで3時間喋りっぱなし。しかも相手は茶も出さん。つらいのぅ。
とか言いながら久しぶりに帰りに本屋に寄りました。購入したのは

・真保祐一 『トライアル』 文春文庫
・青木佑夜/綾峰欄人 『GetBackers?』
 講談社マガジンコミックス
・みずしな孝之 『幕張サボテンキャンパス?』 竹書房バンブーコミックス

サボキャンももう8巻ですか。そろそろサザエさんワールドに突入してますな。
真保さんは言うまでも無くデフォルトで買う作家さんの一人。今度は短編集です。

ああ、早く休日にならないかしらね。

今週は忙しい。

2001年5月15日
とゆー事で仕事がお忙しいのですよ。
内勤が殆どで資料つくりにぼっとうしてます。
時間がないからネタもない。
つまらん日常ですにゃー。

まあ今日はプロジェクトXも見たしこれから陰陽師もやるし(結局見ている)つかのまのヒーリングな時間を過ごします。

先日購入した『恋恋蓮歩の演習』は読了しました。
トリックは言うにおよばずなのですが叙述の仕掛けも今回は最初からバレバレでして。
しかもどうもVシリーズと言うのはキャラの焦点が定まらず読んでいて落ちつかない事この上ない。
ま、ありていに言って惰性で読んでいる感ありですね。まいったなぁ。
朝がたまで某所でソードワールドのチャットセッションと、キャラチャットの平行本番(?)。
寝たのは6時。そのまま昼まで就寝。

午後二時頃に起きてからはごそごそとゲームを漁ってAge of Empires?と言うゲームをプレイしてました。フン族キャンペーンでアッティラになって東ローマ帝国に略奪蹂躙を繰り返しているうちにいつしか夜に。まったりした日曜ですねぃ。
ってか今日は母の日じゃないですか。忘れてました(苦笑)。
妹が珍しく早く帰ってきて料理を作っています。結局なかなかの出来のハンバーグが出てきたのは9時過ぎ。味は悪くないんだけど中まで火を通そうよ…。
プレゼント遅まきながら考えねばなりませんな。うむぅ。

息抜き週末。

2001年5月12日
会社の研修兼部会議兼懇親会で伊豆高原へ行ってきました。
車で海沿いを片道2時間弱の行程です。
空いているので気持ちの良いドライブと言った心持。
13時〜17時半まで会議発表を行った後は温泉に入って酒を飲んでカラオケして、で大いに楽しみましたが(笑)。

毎年やるんですが宿が綺麗だし飯も美味いし、で良い所なんでなにげにいつも楽しみなのです。
課長の記憶を飛ばした、とか風呂で迫られた、とか
ネタもある事はありますが却下(謎)

そして朝風呂に入って朝飯でゴハンを3回お代わりして(だからここは飯が美味いんですって。)腹一杯になってから帰って来ました。
とゆーわけで今日の日記は二日分。夜は更新しません。だからどーした。

ちょい鬱。

2001年5月10日
今日は仕事で客先とやりあったのでちょいへこみ。

『理由』は読了しました。上質のノンフィクションを読んだ気分です。すとん、と自分の中に納まってしまって妙に感慨が無いのは実はつまらなかったんでしょうか?(笑)。でも時を忘れて読めた事は確か。

本日購入は
・蘇部健一 『動かぬ証拠』 講談社ノベルス
・森博嗣 『恋恋蓮歩の演習』 講談社ノベルス

蘇部健一は帯につられちゃいましたね(笑)。まあ一応デビュー作のバカミスで有名な『六枚のとんかつ』も持ってますし。そう言う事ではないような気もしますが。
森博嗣君は短編でどうにも幻滅させられているので長編でなんとか買う気力を奮い立たせて欲しいです。著者には無理に買うな、と言われるんでしょうがね(笑)。

梅雨?

2001年5月9日
と見紛うばかりの蒸し暑さ。
雨がふるのやらふらないのやら。

と、ネタがないと天候の話しばっかりですね(笑)。

今日、宮部みゆきさんの『理由』を読み始めました。もうすぐ読了なんですが。
前にも書きましたが宮部みゆきさんの小説で好きなのは、すっとストーリーに呑み込まれていくようなストーリーテーリングの上手さです。
またこの『理由』はドキュメンタリーのような第三者俯瞰で話が進んで行きます。この淡々とした語り口も宮部さんの特徴ではないでしょうか。
読了してから感想をと思いますが、やはり宮部みゆきにハズレ無しと言うのはホントで、新刊の『模倣犯』が読みたくてたまりません。…3800円。給料が出たら買うかな…(笑)。
本格的な雨は久しぶりです。
おかげで仕事も大変。
なので車で外回り。

雨の日の運転はやはり緊張しますがなんとなくその緊張感が好きです。

昼休みに車の中で仮眠をとったりするのですが、エンジンを切った車の中は落ちてくる雨の音しかしません。その中でうとうとするのもまたオツです。

雨の癒し効果でしょうか。久しぶりに気分良く仕事が出来た気がします。

仕事再開。

2001年5月7日
眠い朝です。GWポケ全開ですねー。
まあしっかり会社には行きましたが。
なにせGW明けの朝からしっかり会議が入ってます。専務のお説教を2時間聞くとさすがに欠伸もしてられず。しかもGW明けで電話はがんがん鳴りますしね…。
午後からは外回りに出ましたが暑かったですね、今日は。汗をかきつつお仕事お仕事。

ついでに(笑)本屋によって新刊をちぇっくします。

ジャンプと日経エンタテイメントと歴史群像と言うアンバランスな雑誌三誌をチェック。
文庫では
・冴木忍 『新・風の歌星の道5 両手をひろげて!』 角川スニーカー文庫

を購入。シリーズ最終刊との事。弘司氏のイラストが好きで買ってるシリーズなんですが(笑)

そう言えば先日テキスト系HPのランキングサイトReadMeリンクで面白いサイトを見つけました。その名も『まいじゃー推進委員会!』リンク
知ってます?(誰に聞いてるねん。)
ちょっと内容偏っているよーな気もしないでもないですが嬉しかったのがですね、秋山完さんが紹介されている所です。そうか…秋山完はマイナーじゃなかったのか…(笑)。
秋山完が誰なのかを知りたい方は↑の小説部門を探してみてください。いずれこの日記でも再読して感想などをほりおこしてみたいと思います。

まったり。

2001年5月6日
疲れたのか(何に?)一日中うつらうつら。
なんともまったりとした日でした。

うむ。ほんとに書く事がない(笑)。

骨休め。

2001年5月5日
実家の家族を引き連れて午後から箱根湯元の日帰り温泉へ行ってきました。
2時頃出かけたんですがさすがに行きは混んでいてついたのは3時半過ぎ。
温泉も人で一杯でしたね(笑)。
露店風呂が5つほどあるんですがそのうち一つに菖蒲が浮かんでいました。菖蒲湯ですね。
見知らぬおっさん。ネギじゃありません。ネギじゃ。
あと、ああ言う日帰り温泉で文庫本を片手に入っているおっさんも初めて見ました(笑)。
それと、何故か風呂に入りながら無心に歯磨きをするおっさんにも驚きましたな。
どこに吐き出すのかと思ったら、十分程見ていたのに一度も吐き出しません。飲んでるんでしょうか?(一部不穏当な表現かもしれないのをお詫び致します(笑))
人が一杯いると変わった人も居るものです。

風呂から出て1時間くらい休憩所でぽーっと休んでから帰って来ました。帰りはどれだけ混んでいるかと思ったらノンストップで40分くらいで帰ってくれました。あら?

ま、帰りに疲れずに済んで願ったり適ったりですね。

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鴉

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