ようやく読了しました。
短編七編なのですがいずれも非常に地味な作品のような。主題や語り口は確かに宮部みゆきなのですがなんとなく新鮮な感じがするのはそれぞれ初出が古いからでしょうか。(初出93-95年)
個人的には「人質カノン」「8月の雪」「生者の特権」が良い。

ところで人質カノンの七編のうち3篇はイジメの絡んだ話です。初出当時はいじめの問題が大きな社会問題として報じられたものでした。で、最近の教育現場と言えば、学級崩壊がキーワード。先日読んだ『バベル崩壊』では中学校の生徒とどうしてもコミュニケーションがとれない教師が出てきました。でも最近マスコミでこの学級崩壊と言う言葉も聞かなくなって来ました。

えー、何が言いたいのかと言うと例の中学生手錠遺棄事件。さかんに犯人が中学校教師だった事が強調されますが。はっきり言って中学校教師と言うのは教職の中でも一番大変なポジションだと思います。なにせ今日の中学生はやる事なす事めちゃくちゃです。そして教師の方は昔の聖職者と言うイメージがマスコミの度重なる不祥事報道、体罰報道によって地に落ち、なんの権威もなくなって来ている始末。
いや、別に犯人を弁護しようってんじゃありませんよ?
でも12歳の自分の娘がテレクラの常連だったと言う事実を無視して口汚く学校関係者を罵るお父さんと、それをさも当然とばかりに報道するマスコミはどうなんでしょう?
そんな社会が教師を聖職者から背徳者へと貶めているんじゃないんですか?
そーゆー切り口の報道がこれっぽっちも無いと言うのは本当に不思議な事ですね。

台風15号通過中。明日も蒸し暑くなりそう。
とほほ。
らしいです。
リンクしてる阿弓一音さんが書いていらっしゃったんですけど。
ネタにしてすいませーん、阿弓さん。

ちなみに知らない方に。
FrontpageExpressってゆーのはWin95、98にタダで添付されてたHP作成ソフトです。なにせタダでそこそこ使えて余計な機能が無いだけに操作が簡単、となかなかオイシイソフトなのです。
それにしてもうちのPCは二年落ちのPII400機@DELL。当然OSは98止まりなのでMeに添付されて無かったとは知らなかったですなぁ。
つわけでぐーぐるで探したらこんなサイトが。
リンク
ご参考になりますか?ってかもうそんなコト知ってるよって感じでしたらもーしわけない。

ちょっと古い情報ですがツタヤオンラインで1週間無料でフルサイズダウンロード出来るサービスが開始されてるとか。どれどれ?
リンク
うーん、とりあえずはCORNELIUSがウリですか。ま、順次楽曲も増えるとの事なのでADSLで快適ネットライフを送っていらっしゃる羨ましい方は試してみても良いのでわ。
ちなみにうちはフレッツISDNです。ってかいい加減に連絡よこせ、Yahoo!BB…。(とほほ)

おまけ。J-フォン頑張れー。(一ユーザーより)
リンク

苦しい時のネットウォッチ日記でした。(をい)
とゆー事で。

また漫画の話で恐縮ですが。

幸村誠『プラネテス?』が10月23日発売らしいです。待ち遠しい…。

ちなみにあずまきよひこ『あずまんが大王?』は10日発売なのですが明日からの販売の所もあるらしいです。?巻は23刷、?巻は14刷との事。すごっ。

と、今日はとりあえずやっつけ仕事。

漫画界の裏?

2001年9月6日
幾つかのニュース系サイトでも取り上げられていてさすがに情報が早いとゆーか、ですが中々興味深い話だったので転載。リンク
漫画界の一面を垣間見せてくれる名文(笑)
ここでこんな事を書いても書き下ろしの6巻はきちんと出して貰えるのでしょうか。他人事ながら心配です。

先日からの余波でこいずみまりマイブーム継続中。

・こいずみまり 『健全恋愛ライフ??』 ぶんか社

買っちまいました。いやぁ、良いですにゃあ♪(バカ)
と、言うかジンクホワイト→健全恋愛ライフ(あるいは逆)と言う読み方はこいずみまり入門としては正解らしい。どっちも青春恋愛ストーリー物だから。取りあえず他の単行本はまたーりと手を伸ばして行く予定。

それから語らざるを得ないのはブギーポップシリーズ久々の新刊発売!

・上遠野浩平 『ブギーポップアンバランス ホーリィ&ゴースト』 電撃文庫

約半年ぶりです。まだぱらっとしか見てませんが楽しみですにゃあ。

後、田中芳樹のハードカバーも購入。

・田中芳樹 『バルト海の復讐』 東京書籍

この年になると今更田中芳樹かよ…と言う意識が強くて回避傾向なのですが舞台が15世紀のハンザ同盟の中心リューベックですよ!?
こんな歴史マニアの興味をそそる舞台がありますものか。(いやない)
とゆー事で即購入。即読了。
んー…まあ話はどう考えても中学生向きと言うか…なんか歴史背景と時代考証を除いたらソードワールド小説並みのような…。
皆さんはもし読むなら図書館で借りた方が良いと思いますよ?少なくとも1300円は出すべきではない、と(苦笑)。いや、面白くない、とゆーワケではないんですが…(はっきりしないね(笑))

後ですね。告白なんですが私、ミステリを読んでいる癖に今まで山田風太郎さんの作品読んだ事ないんです!!!!
とゆーワケで反省して買いました。

・山田風太郎ミステリー傑作選5 『戦艦陸奥 戦争編』 光文社文庫

ま、これならミリタリも入ってますし入門し易い…カナ?と。人質カノンもまだ読んでないし、楽しみが多いです。

で、今日はここまで。

愚弟にできちゃった婚します、と報告された時。

(・Д・)ハァ?

お…落ちない…落ちないよ、ママン…。
と、言うワケでオチはありません。
取りあえずお幸せに…ってかその前に定職見付けようね…愚弟君。

漫画の話。

2001年9月3日
さて、書くと言っていた先週のモーニングから。
と、言っても書きたいのは幸村誠の『プラネテス』が久しぶりの掲載の事。今回はハチマキの帰郷のお話。以前の前振りがあったとは言えキュータローの背がいきなり伸びてるのには驚きました。月2センチ伸びるとゆーのはさすがと言おうか羨ましいと言おうか。結局今回の話はまとめみたいなモノで、さて、次回は木星編なのか、それともサブストーリーに入るのか。どちらにしても分岐点となる回でした。
それにしても父親がゴローで、子供がハチ、キューとなるとロクとナナは何処へ言ったんでしょう?

漫画と言えば月末にヤングキングアワーズも定期購買してるわけですが、新連載の『ピルグリム・イェーガー』はちょっと期待。少し絵が粗いですが書いていくうちに上手くなって行くんじゃないかな。
後は定番のジオブリーダーズ、エクセルサーガ、ヘルシングと流して行くワケですが、隠れお勧めなのが小泉真理の『ジンク・ホワイト』とこれまた新連載化の山東リカの『ヒミツの保健室』の両4コマ漫画。特に『ジンク・ホワイト』の三白眼ヒロイン?が萌えでして(笑)。単行本探してるんですけど何処にもないんですよね…ネット販売に走るしかないか?

と、雑誌を読んでない人には全く解らない話を書きつつ、本日購入の漫画を。

・しかくの 『爺さんと僕の事件帖 参』 角川アスカコミックスDX
・小島あきら 『まほらば』 エニックスガンガンWINGコミックス

前者はちょっと絵が好きな小学校ミステリ(?)もの。後者は最近ネットのオタクさん達の間で「ポストらぶひな」の名で話題になりつつある作品。まんまシチュエーションがらぶひななんですよね…これが。

と、とりあえずこんなトコロで。
こんばんわ。タイタニック見ましたか?(笑)
鴉です。

昨日書いた通りサボって書ききれなくなったのでさっと一通り読了したものを書こうかと。

・西澤保彦 『黄金色の祈り』 文藝春秋
図書館で借りてきました。99年3月。ハードカバー。文庫は未だですね。
ある中学校でアルト・サキソフォンと共に白骨化した死体が発見された。ストーリーは密かに死んで行った彼とそのサックスに関係する一人の男性の生涯を追います。この主人公が結構イタいです。自尊心と自分の能力とのギャップが正視出来ずに逃げ続ける主人公。…ああ、自分にも似たようなコトが数一杯ありました…。自己嫌悪に囚われつつも何故か感情移入しつつ読んでしまった自分に鬱。でもしっかり読める本だと思います。

・真保祐一 『ストロボ』 新潮エンターテイメント倶楽部SS
2000年4月、ハードカバー、文庫化は未だ。真保祐一ですがミステリではありません。ある商業写真家が生活と共に失っていた写真への情熱を50歳にして、ある一人の女性の遺影を撮影する仕事を受けた事で取り戻して行きます。
そして彼の想いはフィルムを巻き戻すように過去へ、過去へと…。
同じ主人公の短編が五作。50歳の彼から22歳の彼へと、時が戻っていく構成が面白いです。
真保さんらしく緻密な取材で商業カメラマンの様々な側面を切り取っています。

・上遠野浩平 『わたしは虚無を月に聴く』 徳間デュアル文庫
前作である『ぼくらは虚空に夜を視る』の続編。世界観は同じですが、今回は月に取り残された人々が延命の為、冷凍睡眠の中で見つづける夢と、現実の月世界との行き来が主題。SFです。本の後ろの説明書きに「無慈悲ですこし悲しい虚ろな夢の物語」とあります。上手く表すものだと。素人のこんな文章よりもよっぽど的確ですね、ってあたりまえか(笑)。

・飛鳥部勝則 『バベル消滅』 角川文庫
先日『殉教カテリナ車輪』を読んだと思ったら文庫で新刊が出てたので購入。
バベルの塔をキーにした連続殺人事件発生?日常との乖離に悩む中学生の少年、少女。荒れる学校に絶望する教師、そして小さな町の版画館の警備員。キーワードはコミュニケーションの乖離。
実は一転叙述トリックの要素を持っています。中盤までがまだるっこしいですが終盤にどーんと話が進みます。ミステリ好きならまあ読める程度でしょうか。万人向けではありませんね。

と、そろそろ疲れたので続きは明日。
モーニング掲載のプラネテスの話も書きたいし。

教訓。

2001年8月31日
何事も溜めてしまうと処理出来なくなる。

読了の本が6冊、漫画が5冊。
さてどーしたものか。

明日少しずつ感想を書こうっと。

で、結局今日もおやすみなさいなのだ。

H2Aが飛んだ日。

2001年8月29日
…クローズアップ現代を見逃したよ…。
(切腹)


いや、何はともあれ、H2Aロケット打ち上げ成功おめでとうございました。
H2の打ち上げ連続失敗を乗り越えての今回の成功は宇宙開発関係者の胸を撫で下ろさせるものだったようです。
まあ、2回目、3回目と積み重ねて行って信頼を回復する事こそが最大目標なのですが、まずはほんとにおめでとうと。
宇宙開発事業団と傘下の宇宙科学研究所、航空宇宙技術研究所の宇宙3機関も統合される方向にあるようで、これが単なる予算減らしではなくて効率的なプロジェクト運営のきっかけとなる事を祈らずにはおれません。

10時からのニュースで打ち上げシーンやらないかなーっと。
関東は蒸し暑い日が続いています。
昨日は銀座で雨に振られ、ドトールで雨宿りなんかしたりして。
同じ境遇の人が一杯いて、席が埋まってたので立っていたら、人の良さそうなご老人が対面の席を譲ってくれました。
勢い良く振る雨を眺めるのは好きです。妙にウキウキします。雨の音を聞きながら本を読むのが好きです。なんとなく落ちつきます。
仕事中でなければな。

さて、日曜日に図書館に行ってまた本を借りてきました。本日読了の『MAZE』もその一冊。

恩田陸さんと言うのも有名なのは無名なのかイマイチ良く解らない人です。作品がドラマ化されたりもしてますし、メジャーなんじゃないかと思うんですが。不思議と言うか妙に現実的で妙に幻想的な、微妙なバランスが面白い作品が多いのですが、このMAZEもご多分漏れず。
場所は明記されていませんが多分トルコ西部なのでしょう。『存在しない場所』『有り得ざる場所』と呼ばれる謎の遺跡が舞台です。その遺跡に入り込んだ人達がふっと消えてしまう。そう言う話から始まります。その謎を解いていくのが大筋のストーリーなのですが、やはり恩田節と言いましょうか。全編に渡り、夢か現か、と言う奇妙な浮遊感を感じます。ふわふわと、落ちつかないまま読み解いていくうちに、ふ、と終ってしまった。と言う感じ。

この、ふ、と言う感じが結構快感なんですよね(笑)。まだ恩田陸の小説を読んだ事が無いと言う方、この作品もそれ程長くないので手に取って見てはいかがでしょうか。まだ文庫版は出ていないですけれど。

ようやく人並み。

2001年8月25日
本日は休日出勤なのです。
とは言っても地方のお客さんの導入の指揮だけで、しかも事前にしっかり打合せはしてあるので殆ど待機してるだけ。しかも今日は会社の社内回線の切替でネットに繋げません。ヒマ過ぎ。

で、ようやく15時頃回線復旧。んで繋げてみると…「は…速い!」
いえ、これまでが遅かったんですけどね。50人近くが居る事業所に128Kの専用線で何が出来るわけもなく今までは酷いネット環境だったのです。
ダウンロードで1Kも出ない(笑)。
それで良く客先のネットワーク提案やってるなってな感じなのですが。
しかし、ようやく今日からK→M環境に。
でも月曜日、全員一斉にネットに接続したら、この速さは保てるんでしょうか。
とっても心配です。
ま、今までが今までだから良いか。
さ、帰ろ帰ろ。

【追記】下の月一覧って言うメニュー、過去ログを見るのにとても便利になりましたね。

で、今週読んだ本。

2001年8月24日
・天藤真 『大誘拐(天藤真推理小説全集?)』 創元推理文庫

大阪刑務所の雑居房で知合った三人が出所後に営利誘拐を計画する。狙うは紀州随一、全国にも聞こえる大富豪、四万ヘクタールの山林を所有する柳川家。当主は82歳にして小柄ながら矍鑠たるお婆さん。菩薩の慈愛を以って地元の人には神と崇められている。綿密な下調べの末、ついに誘拐は成功。しかし、話次第に妙な具合に。身代金は百億円!
この誘拐劇の結末やいかに。

ミステリで誘拐と言えば人攫いの岡島、と呼ばれた岡島二人が有名で私も文庫版はほとんど持っているほどなのですが、この天藤真と言う作家はちらりと目にした事がある程度でした。
しかし、日経エンタテイメントの紹介記事にのせられて買ってみるとこれが面白い。テンポの良い構成、メインキャラである柳川とし子刀自の人間的魅力、そして全編を貫く爽やかさ。少々前の作品(初出1978年)なので古さを感じさせる部分もありますが読んで損はないと思います。
ちなみに第十二回日本推理作家協会賞受賞作です。

・宮部みゆき 『R・P・G』 集英社文庫

宮部みゆき初の書き下ろし文庫作品。ネット上で擬似家族を演じていた「お父さん」が殺された。虚構と現実の中で錯綜する人間関係。デスク配置の警察官が編み出した犯人逮捕の秘策とは…。

えー、帯では同じ作者の作品の『模倣犯』と『クロスファイア』に登場した刑事が本作で再登場と言うのが売りの一つになって居ます。が、今回は二人はストーリーの引き回し役に徹しています。
私もネットで遊んでいる人間として色々考えさせられる事も多い作品ではあります。が、一番の本筋は親と子の確執と言う所です。
昨今ますます浮薄になって行く親子の絆。今まで語り尽くされてきたテーマをネットと言う小道具を絡める事によって時代性を持たせて再構築したと言った感じ。中編より少し長いくらいのボリュームですがしっかりどんでんがえしもあり、これで500円ならまあ満足でしょう。
さすが宮部みゆき。外れはありません。

・篠田真由美 『月蝕の窓−建築探偵桜井京介の事件簿−』 講談社ノベルス

建築探偵シリーズも10冊目。外伝的な『センティメンタル・ブルー』が出てから日も立たずの刊行は嬉しい所。今回は那須高原に立つ明治時代の別荘。その別荘にまつわる一族の呪いとやらの話。完全に桜井京介メインで話が進みます。しかし、著者があとがきでも言ってますが京介が最初からうじうじと悩みまくり。シリーズ読者でなければかなり鬱陶しい所です(笑)
メインテーマは「多重人格」
その信憑性が今回のキーになってきます。が、今回は私がかなり早くから展開の見当がついてしまって、ちと残念。
ですが、シリーズ物らしくしっかり読ませてくれる所はまあさすがと言おうか。シリーズのファンなら文句無しな所でしょうか。

とりあえずはこの三冊。
明日は休日出勤。やれやれ。

台風一過。

2001年8月22日
日本太平洋岸ラインを撫でるように(ええ、もう撫でるように。)過ぎ去って行った台風11号でしたが、地元では数時間強い雨が降っただけ。
期待外れ?
とか書くと被害者の方に悪いのかな?
いや、別に悪くないのか。
このあたり深く考察しようとして面倒くさいので断念。
と言うか読了した本も結構あるのだが感想書くのが面倒くさいので延期。
明日は熱いですよぅ。

なんなんだよ、この文章。
本日はココリンクのオフ会に行ってまいりました。ほろ酔いなのでちょっとしたレポは明日にでも書こうか書くまいか。

上記、上下巻読了。ただ涙するのみ。
内容については先日書き記したし、まともに感想を書くには酔っているのでただ引用のみにて。

−(文中略)これほどおのれの宿命に屈せず、苦悩に抗い続ける侍が他にあろうか。神に挑み続ける人間が、他にあろうものか。
妻子を養うために主家を捨てる。しかし、恩と矜りとは決して忘れぬ。
守銭奴と罵られ嘲られても、飢えた者に一握りの飯を施す。
一見して矛盾だらけのようでありながら、奴はどう考えても、能うかぎりの完全な侍じゃった。−
−それはわしが後にも先にもこの世で初めて見た、まことの侍の姿じゃった。たったひとりの、いや、ひとりぼっちの義士の姿じゃった。
矢も盾もたまらずに、わしは土手を駆け登った。おのれも義士になりたかったからではない。ただ、あの男を殺してはならぬと思った。
誰が死んでもよい。侍など死に絶えてもかまわぬ。だが、この日本一国と引き替えてでも、この男だけは殺してはならぬと思うた。−
(文中 斎藤一の言葉)

混沌の幕末を生き、そして死んで行った、生き残った者達の見た最後の侍の物語です。

ヒマな時には。

2001年8月17日
また日にちが空いてしまいました。
何時の間にかカウンタも4000回ってました。
いつも読んで戴いてる方はどうもありがとうございます。拙い日記ですが。

なんて謙遜して良い人を装いつつ。

水曜は母親につかまり箱根の温泉まで運転手をやって来ました。まあ、自分も入ったのですが。箱根湯元の日帰り温泉なんですが露天風呂に東屋があって、周りは木々に囲まれてて、ゆっくり風呂につかった後にでれっと寝っ転がってると最高だったり。
帰りに小田原の『田毎』と言う店で蕎麦を食べてきました。ここ独特なのが大根おろしとすり胡麻のたっぷり入った器につゆを入れて、蕎麦をつけて食べるのです。これがつゆと絡まって大根おろしのさっぱりとすり胡麻のまったりした味が合わさって中々美味しいのです。良いつゆさえあれば家でも出来そう。今度試してみようと言う事で帰って来ました。

ついでにビデオ屋で『アヴァロン』と『グリーンディスティニー』を借りて来ます。
『グリーンディスティニー』はアジア映画の大作として結構騒がれたので説明は不要でしょうが、ストーリーがあるような無いような映画でした。話があちこち飛びすぎて焦点が何処にあるのか良く解りません。私は見終わって一言。「我侭娘のお騒がせ話?」
でもこの映画、アクションは笑わせてくれます。とにかく人が飛びます(笑)。ワイヤーアクションと言うのでしょうか。登場人物がアクションシーンで重力を無視して飛び回ってます。ラスト近くの竹林での戦いのシーンは笑いを通り越して感心しました。
竹林を縦横無尽に飛び回るシーンはその動きの不自然さを通り越して鮮やかでした。純粋にアクションを楽しむ映画かと。

『アヴァロン』はかの押井守監督がポーランド軍、政府の全面協力を得て撮影した実写映画。仮想現実ゲームの中で戦う腕利きの女性がゲームに潜む謎を明かして行く、と言う説明で良いのか悪いのか。
ストーリーはとにかく押井さんらしく難解です。
見所はポーランド軍の全面協力の元で撮られた戦車やハインドなどの戦闘シーンですが免疫の無い人は最初から引きそう。ま、免疫の無い人がわざわざこの映画は見ないでしょうから良いか。
映画内のゲームの内容は現代風にアレンジしたウィザードリィ。用語とかもウィザードリィを知っていればにやっと出来ますが、いかにもマニア向け。
そこここに出てくるシーンもいかにも押井映画。これ、実写でやる必要があったのかな、とも思います。ま、私的にはふんふん、と言いながら見てましたが、いかにも客を選ぶ映画ですね。

読書の方は浅田次郎の壬生義士伝の上巻を読了。さすが浅田次郎、読ませてくれます。新撰組諸士取扱役兼監察吉村貫一郎を様々な角度から見ながら新撰組とは、武士道とは、人の生き方とは、を探って行きます。
吉村の生き方を様々な隊士から語らせる事によって、人の見方、捉え方と言うのがここまでに一様でないのか、人の評価と言うものの多様さ、難しさを考えさせられる一冊。下巻でどう話を納めるのか、楽しみです。

最後に本日購入の本
・上遠野浩平 『わたしは虚無の月に聴く』 徳間デュアル文庫

上遠野浩平のデュアル文庫2冊目です。内容等は読了後に出きれば。

それでは。

なにかと大騒ぎ。

2001年8月14日
世の中靖国参拝問題で騒がしいですが。
まあ宗教上の問題はともかくとしてもA級戦犯が合祀されてる以上、ある程度の反発はまあ解りますけどね。しかし、中国が経済問題も視野に入れて戦略的な外交手段としてこの問題を捉えているように見えるのに対して韓国のあの騒ぎようは…。やっぱり不景気だから不満を外に向けさせたいんでしょうね、韓国政府もヽ(´ー`)ノ。
でも直接関係ないけど、こう言う事リンクをやってる国に教科書問題を云々されるのは甚だ心外なのは確かですね。

暑さが戻ってきましたね。
先日借りて来た本の一冊、後藤田正晴の伝記なんかをぱらぱら読んだり、『内閣総理大臣織田信長』なんてマイナーな漫画を掘り起こして読んでたりしてます。ほどよくたれてますって感じで。

しかし、えなりかずきもそろそろ終りだな。
リンク
えー、まずmizkaさん、お気に入り登録ありがとうございました。異ジャンルの、しかもこんな日記をどうやって見に来て戴いたのか謎ですが(笑)。
よろしくお願い致します。

さて、挨拶を書いてるうちに何を書こうとしてたのか忘れました。

ああ、今日は涼しかったので地獄の三日目に行った勇者さん達も少しは楽だったのかなぁとか。
(絶対そんなコトはなさげですが)

私は家でまったりしてました。んで午後にヒマだったトコロを母親に捕まり図書館まで車を出す事に。それでついでに図書館を見てきました。
私も数年前までは良く図書館を利用してましたが、期限通りに返却がなかなか出来なくて何時の間にか通わなくなってしまいました。
で、久しぶりに図書館を訪れると…そこは宝の山…。
さすがに新刊は借りられてる場合が多いんですが、普段は高くて買えないハードカバーの名作がぞろりと並んでいます。むむむ。
思わず6冊も借りてしまいましたよ。しかもかなり厳選めにゅーで。
借りた本については読了後にご紹介しますが、やはり図書館、素敵なトコロです。
これを機会にまた通おうと心に決めたのでしたが、また返却期間に間に合わなくて気まずくなって行けなくなる事は目に見えているのでした。
おしまい。
先月の初めくらいから見続けてるサイト。
リンク
先ほどから過去ログを読み倒す。
ワラタ、ワラタヨー。
それだけ。

結局。

2001年8月10日
有明国際展示場は暑かったですよ。
鴉です。

いや、行くつもりはなかったんですがね。
でも昨晩になって某サイトの参加メンバーが続々参加を表明し、好奇心につられて、つい。
そーゆーワケで早めに会社を出た後、スーツ姿でコミケに顔を出す私。さすがにスタッフ以外スーツ姿のヤツは見かけず(笑)。
考え方によっては新手のコスプレになるかもしれない。(ならんならん)
そして某サイトの管理者さん、その他の顔を堪能してから、その後にきっちり客先に行くあたり自分も不真面目なんだか真面目なんだか。

三年前だか四年前だかは朝早く行ったものだが今回は昼に顔見せただけの気楽な訪問だったのでゆりかもめも空いてて楽でしたね。展示場の中はやっぱりぎっちぎちでしたけど。まあ、それにしてもやはり夏は暑い。勘弁してって感じ。

帰り際にF女史の日記を見て買い忘れていたメフィストを買う。
会社に帰って帰宅途中、横浜の東口地下街で、6月までラーメン博物館で店を出していた博多ラーメン『一風堂』の横浜店に行って見る。8月1日にオープンしたのだが人気は上々らしく先輩後輩誘い合って行ってみたのである。
七時頃で20人くらいの行列が出来ていた。
パンフレットを見ると吉祥寺とか恵比寿とか銀座とかに店舗があるらしい。東京と言えば新宿、渋谷、秋葉原くらいにしか降りない私には縁の無い地名だ(笑)。
味は上々。値段もまあまあ。さすがに人気なだけはあるとゆー感じ。スタンダードな豚骨スープの白丸と辛子味噌?の入ったこってり風スープの赤丸と種類がある。赤丸を食べてみたが確かにスープにコクがあって博多ラーメンの典型であるこしのある細麺と良く絡む。卵は半熟でイマイチだったがチャーシューが柔らかくて美味い。もし行かれるなら肉入りをお薦めする。ランチもあったので今度は昼に行ってやろう。

さあ、明日からは夏休み。
寝て過ごしますよ。
(誤字があまりにも酷かったので修正バージョン)
また二日空いちまいました。
今週は少し涼しくて助かるんですがそろそろその時期も終り。
良いもんね。土曜日から九連休じゃけん。
でも特に予定無し。とゆーか何処も混んでそうなので出歩きたくねーです。
明日からは有明でお祭りですか。
暑いのにご苦労様。

日経エンタテイメントでお勧め本の特集をしてたので思わず買ってしまったのが
・天藤真 『大誘拐』 創元推理文庫
最近ミステリにもコミカルさを求めてしまう自分がちょっとだれてるよーな気がします。

それと講談社ノベルスがまた平積みで並んでました。高里椎奈は今回は見送り。でも多分後で買ってしまうに違いありません。
キャラ萌え小説なのにキャラに萌えられない私が何故高里椎奈の小説を買うのか。すでに習性になっているとしか言い様が…。そう言う事ってありません?つまらねーなーと思ってるのについつい名前で買ってしまう…。私にとっては高里小説がその代表みたいなモノ。
んで今回買ったのは
・篠田真由美 『月蝕の窓-建築探偵桜井京介の事件簿』 講談社ノベルス
・我孫子武丸 『人形はライブハウスで推理する』 講談社ノベルス

とりあえず建築探偵シリーズの続刊、新展開が楽しみかも。

閑話休題

サーカムだのコードレッドだのウィルスが大活躍しております。特にサーカムは、感染した人のマイドキュメントのファイルのタイトルを流用して『見積.doc.exe』などとそれらしいタイトルの添付ファイルでやってきます。添付ファイルには十分気をつけましょう。
ちなみに会社のある客先のサーバはコードレッド?のおかげで現在ばたばたとダウン中。担当じゃなくってほんとに良かった…(泣)←明日はわが身か?

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鴉

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