薔薇のマリア (1)
2004年12月8日 読書
ISBN:4044710015 文庫 十文字 青 角川書店 2004/11/29 ¥580
読み進めるうちにいつの間にか主人公マリアローズの視点になって仲間達を見ている。薄幸の魔術師に同情し、『半漁人』相手に剣突を食らわせてストレス発散。茫洋としたクランリーダーの垣間見せる頼もしさに安堵する。ああ、こう言う体験を是非してみたいものと思いながらTRPGに興じていた昔への追憶もあり、一気に読み終えた。
新人とは思えない読みやすくテンポの良い筆致と言い大変気に入りました。続編、楽しみにしております!
サンランド無統治王国の首都エルデン。伝説の王により異界生物が封印された「蓋」の上に築かれた街で繰り広げられる、美しい主人公マリアと、愛すべき仲間たちの物語。全く新しいネオファンタジー、衝撃のスタート!こいつは面白い。久しぶりに読んだ本格的なダンジョン探索ファンタジー。昔はパーティーと呼んでいた冒険者仲間は、某ネットゲームの影響かクランと名前を変えた。読んでいて雰囲気もやはりTRPGと言うよりはネットゲームだ。しかし、6人のクランの仲間がそれぞれの個性を発揮しつつ秘宝を求めてダンジョンに潜る。まさに王道がゆえに見なくなった王道を、素晴らしい臨場感と感情移入を持って楽しませてくれる。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_search.php?pcd=200404000309
読み進めるうちにいつの間にか主人公マリアローズの視点になって仲間達を見ている。薄幸の魔術師に同情し、『半漁人』相手に剣突を食らわせてストレス発散。茫洋としたクランリーダーの垣間見せる頼もしさに安堵する。ああ、こう言う体験を是非してみたいものと思いながらTRPGに興じていた昔への追憶もあり、一気に読み終えた。
新人とは思えない読みやすくテンポの良い筆致と言い大変気に入りました。続編、楽しみにしております!