ISBN:4840228876 文庫 吉田 親司 メディアワークス 2004/12 ¥704
記憶の匣を開けるのは、一本の糸
 国際都市横須賀には奇妙な仕事を生業とする者がいる。有限会社〈記憶屋〉。若く美しい女性・摩周美冴とその息子・誠人、社員はこの二名のみ。その仕事は特殊な技能を駆使し、人の記憶を改ざんすること。裏稼業に勤しむ彼らは今日も──。
 美冴の命を受け、標的の許に乗り込む誠人。着実に仕事をこなすかに見えたその時、さらに第二の襲撃者が現れ……!? これが摩周母子を巻き込む、凄絶な死闘の始まりだった!!
http://shop.mediaworks.co.jp/ds_item.php?isbn=4-8402-2887-6
万能美女とマザコンクール少年とはちゃめちゃパワフル美少女?が大暴れするSFアクション。
記憶を改竄出来る能力と言うのはこれまでも類型的なキャラクターは多く、その多くがその業故の暗さを持っていたりする訳ですが、この作品はそのあたりあっけらかんとしたもので、ひたすら怒涛の勢いでストーリーを進めていきます。
敵がなんか情けなさすぎだったり、もうちょっと記憶を弄ると言う行為に関して重いものがあっても良いんじゃない?と個人的には思いますが、第一巻はまさに序章と言う感じでシリーズ化を狙った構成になっていますので、そのあたりは今後の展開次第と言う所でしょう。少なくとも止まらずには読み進められるので△の上と言うことで。
鴉

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